ソニーが「ハンディカム」新機種、4Kモデル2機種とHDモデル3機種

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2016/01/14 16:40

 ソニーは、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」の新機種として、4Kモデルの「FDR-AX55」「FDR-AX40」の2機種を2月19日に、HD モデルの「HDR-PJ675」「HDR-CX675」「HDR-CX485」の3機種を1月22日に発売する。価格はいずれもオープン。


FDR-AX55

 「FDR-AX55」と「FDR-AX40」は、最大広角26.8mmの「ZEISSバリオ・ゾナーT* レンズ」を搭載し、独自開発のAA(高度非球面)レンズとED(特殊低分散)レンズの採用によって、光学20倍ズームや全画素超解像30倍(4K 時)/40倍(HD時)ズームでの高画質・高精細映像を実現した。

 4K動画撮影に対応するほか、16:9の動画撮影専用に開発した「Exmor R」CMOSイメージセンサが従来機種「FDR-AXP35」「FDR-AX30」と比較して約1.6倍の有効画素面積を実現するとともに、センサ感度を 向上することで暗所でのより高画質な撮影を可能にする。さらに、XAVC S形式での4K 100MbpsやHD 50Mbpsでのハイビットレート撮影にも対応した。

 手ブレ補正には、ワイドからズームまでの手ブレを従来機種と比較して約13倍補正する空間光学手ブレ補正機能を備えており、AFアルゴリズムにはデジタ ル一眼カメラ「α7S II」などでも使われる「ファストインテリジェントAF」や、5方向からの集音に対応し従来機種との比較で約40%のノイズ低減を実現したマイクを採用す る。

 このほか、フルHD 120fpsでのハイフレームレート記録に対応し、PC用の写真・動画管理・編集ソフト「PlayMemories Home」で編集すれば、なめらかで高画質なスローモーション映像が作れる。また、4KコンテンツをフルHDテレビでも高画質で楽しめるようにする「4K サンプリングフルHD再生」や、4K映像をフルHD画質でクローズアップ再生する「トリミング再生」など、多彩な機能を搭載した。

 「FDR-AX55」は税別の実勢価格が14万円前後の見込み。「FDR-AX40」は、カラーがブラック、ブロンズブラウンの2色で、税別の実勢価格は12万円前後の見込み。
 


(左から)HDR-PJ675、HDR-CX675、HDR-CX485

 「HDR-PJ675」「HDR-CX675」「HDR-CX485」は、最大26.8mmの広角レンズを搭載し、室内など狭い場所での撮影や、建築 物・風景などの撮影に対応する。また、AFアルゴリズムには、「FDR-AX55」や「FDR-AX40」と同様に「ファストインテリジェントAF」を採 用した。

 本体には5.1chマイクを備えており、臨場感のある音声記録が可能で、被写体の声や周辺の音はそのままに撮影者の声を抑えて録音する「マイボイスキャンセリング」機能を搭載する。

 手ブレ補正は、「HDR-PJ675」と「HDR-CX675」が空間光学手ブレ補正機能、「HDR-CX485」が光学式手ブレ補正(インテリジェントアクティブモード)機能を採用した。

 「HDR-PJ675」は、最大25ルーメンで外部入力にも対応したプロジェクターを備えており、撮影した映像やHDMIで接続した機器の映像、スマー トフォンやタブレット端末の画面などを大画面で投影できる。カラーは、ボルドーブラウン、ホワイトの2色で、税別の実勢価格は8万円前後の見込み。

 「HDR-CX675」は、カラーがブラック、ボルドーブラウン、ピンク、ホワイトの4色で、税別の実勢価格は7万円前後の見込み。「HDR-CX485」は、カラーがブラック、ホワイトの2色で、税別の実勢価格は6万円前後の見込み。