オーディオテクニカ、ハイレゾで好調の新ヘッドホンを一斉に発表
オーディオテクニカは10月8日、2015年度の新商品発表会を開いた。松下和雄社長は「ハイレゾオーディオだけでなく、アナログレコードも脚光を浴びている。ハイレゾとアナログオーディオのバランスを取りながら商品化した」と、新商品のポイントを語った。
ヘッドホンの「ATH-WS1100」(価格はオープンで、税別の実勢価格は約2万5000円)は超解像53mm径の大口径ドライバー「DEEP MOTION Hi-Res Audio DRIVER」を搭載し、ハイレゾ対応の重低音を再現する。
「ATH-WS770」(約1万5000円)は、53mm径の「DEEP MOTION DRIVER」を搭載し、剛性の高いアルミニウム材による制振構造で重低音を再現する。ATH-WS550(約8000円)は、53mm径の「DEEP MOTION DRIVER」を搭載し、低域再生能力を高めた。
「ATH-CKS990」(約1万3000円)は、13mm径のCKS990専用ドライバ「DUAL MAGNETIC-FIELD DRIVER」を搭載し、重低音を再現する。
「ATH-CKS770」(約7000円)は、13mm径のドライバ「DUAL MAGNETIC-FIELD DRIVER」、「ATH-CKS550」(約4000円)は9.8mm径の「DUAL MAGNETIC-FIELD DRIVER」を搭載している。iPod/iPhone/iPad用の「ATH-CKS550i」(約5000円)、スマホ用の「ATH- CKS550i」(約5000円)もラインアップした。
新商品は4機種。新しく型番にZをあしらったハイレゾ対応で日本製の「MADE IN JAPN」をアピールする「ATH-A2000Z」(約8万円)、「ATH-A1000Z」(約5万円)、「ATH-A900Z」(2万5000円)の3 機種と、「ATH-A500Z」(約1万3000円)となる。
「ATH-A2000Z」と「ATH-A1000Z」は、新3D方式ウイングサポートを採用して頭や耳にフィットする快適な装着感が得られる。
「ATH-ESW950」は、バイオリンの素材に使われているシカモア無垢材の削り出しを採用。端正なたたずまいのデザインと質感の高い優美な響きが特 徴。「ATH-ES750」は、ヘアライン仕上げとハウジングに鏡面加工のステンレスを採用したスタイリッシュな仕上がり。独自規格のA2DCコネクター を採用した着脱式ケーブルにも対応する。
既存の「AT120Eb」と「AT100E」にヘッドシェルを付けた「AT120Eb/HSB」(2万7400円)と「AT100E/HSB」(1万 3800円)を追加。入門層向けの「AT95E」にヘッドシェルが付いた「AT95E/HSB」(1万1800円)もそろえる。
会場ではアナログとハイレゾの音を比較できるコーナーも設置。ハイレゾに負けていないアナログの音の深さと奥行きに唸る人たちの姿も見られた。
「ハイレゾだけでなく、アナログレコードも脚光を浴びている」と語るオーディオテクニカの松下和雄社長
ハイレゾが好調でヘッドホンの国内販売台数が6年連続No.1
1974年にヘッドホン事業に参入してから昨年で50年を迎えたオーディオテクニカ。松下社長は、最近のハイレゾリューションオーディオ(ハイレゾ)や スマートフォン(スマホ)が好調な背景を受け、「ヘッドホンの国内販売台数で6年連続No.1を達成した」と好調ぶりをアピールした。
ヘッドホン・イヤホン部門の国内販売台数で「BCNアワード2015」の最優秀賞を受賞したことをアピール
重低音の「SOLID BASS」シリーズを全面リニューアル
ヘッドホンは「SOLID BASS(ソリッドベース)」シリーズと「ART MONITOR(アートモニター)」シリーズ、「EARSUIT(イヤスーツ)」シリーズの新商品を発表。2009年に市場に投入して圧倒的な低域表現で 人気を得た「SOLID BASS」シリーズが、6年ぶりに全面リニューアルする。
「SOLID BASS」シリーズのヘッドホン
ヘッドホンの「ATH-WS1100」(価格はオープンで、税別の実勢価格は約2万5000円)は超解像53mm径の大口径ドライバー「DEEP MOTION Hi-Res Audio DRIVER」を搭載し、ハイレゾ対応の重低音を再現する。
「ATH-WS770」(約1万5000円)は、53mm径の「DEEP MOTION DRIVER」を搭載し、剛性の高いアルミニウム材による制振構造で重低音を再現する。ATH-WS550(約8000円)は、53mm径の「DEEP MOTION DRIVER」を搭載し、低域再生能力を高めた。
「SOLID BASS」シリーズのインナーイヤーヘッドホン「ATH-CKS1100」
「ATH-CKS990」(約1万3000円)は、13mm径のCKS990専用ドライバ「DUAL MAGNETIC-FIELD DRIVER」を搭載し、重低音を再現する。
「ATH-CKS770」(約7000円)は、13mm径のドライバ「DUAL MAGNETIC-FIELD DRIVER」、「ATH-CKS550」(約4000円)は9.8mm径の「DUAL MAGNETIC-FIELD DRIVER」を搭載している。iPod/iPhone/iPad用の「ATH-CKS550i」(約5000円)、スマホ用の「ATH- CKS550i」(約5000円)もラインアップした。
「ART MONITOR」シリーズも全面リニューアル
オーディオリスニング用ヘッドホンの「ART MONITOR」シリーズも初となるドライバユニットを全面リニューアル。11月13日に発売する。新商品は4機種。新しく型番にZをあしらったハイレゾ対応で日本製の「MADE IN JAPN」をアピールする「ATH-A2000Z」(約8万円)、「ATH-A1000Z」(約5万円)、「ATH-A900Z」(2万5000円)の3 機種と、「ATH-A500Z」(約1万3000円)となる。
「ATH-A2000Z」と「ATH-A1000Z」は、新3D方式ウイングサポートを採用して頭や耳にフィットする快適な装着感が得られる。
快適な装着感が得られる「ART MONITOR」シリーズ
ウッド調とビジネス用の「EARSUIT」シリーズ
耳に着けるスーツがコンセプトの「EARSUIT」シリーズは、ハイレゾ対応の「ATH-ESW950」(約4万円)と「ATH-ES750」(約2万5000円)の2機種。11月13日に発売する。「ATH-ESW950」は、バイオリンの素材に使われているシカモア無垢材の削り出しを採用。端正なたたずまいのデザインと質感の高い優美な響きが特 徴。「ATH-ES750」は、ヘアライン仕上げとハウジングに鏡面加工のステンレスを採用したスタイリッシュな仕上がり。独自規格のA2DCコネクター を採用した着脱式ケーブルにも対応する。
シカモア無垢材の削り出しを採用した「EARSUIT」シリーズ
アナログのストレオカートリッジも5機種
アナログレコードの人気を背景にステレオカートリッジ5機種も11月13日から発売する。シバタ針を採用したVM型カートリッジ「AT150Sa」(税 抜メーカー希望小売価格9万1000円)を筆頭に、海外の入門層から人気の「AT95E」(7400円)を国内でも発売する。既存の「AT120Eb」と「AT100E」にヘッドシェルを付けた「AT120Eb/HSB」(2万7400円)と「AT100E/HSB」(1万 3800円)を追加。入門層向けの「AT95E」にヘッドシェルが付いた「AT95E/HSB」(1万1800円)もそろえる。
会場ではアナログとハイレゾの音を比較できるコーナーも設置。ハイレゾに負けていないアナログの音の深さと奥行きに唸る人たちの姿も見られた。
シバタ針を採用したVM型カートリッジ「AT150Sa」
会場ではアナログとハイレゾの聴き比べも実施。アナログの音の良さが、再び見直されている