• ホーム
  • ライフスタイル
  • <家電の美>「見守り」サービスが身近に、簡単接続のパナソニック「スマ@ホーム」

<家電の美>「見守り」サービスが身近に、簡単接続のパナソニック「スマ@ホーム」

特集

2015/10/06 17:45

 高齢社会の進行や女性の社会進出に伴う共働き世帯が増えるなか、家族の様子を見守るニーズが高まっている。10月15日に発売されるパナソニックの「ス マ@ホーム システム」は、これまで敷居が高かったホームセキュリティーや見守りサービスを簡単に設置できる商品として注目されそうだ。


「スマ@ホーム」を担当するパナソニックのアプライアンス社
コンシューマーマーケティングジャパン本部AVCグループ情報通信チームの
助川学チームリーダー

実勢価格で3万円を切った要因とは

 「スマ@ホーム」でおすすめめの基本システムは、ホームユニットと屋内カメラからなる「屋内カメラキット KX-HJC100K-W」と、同じくホームユニットと屋外カメラからなる「屋外カメラキット KX-HJC200K-W」のパッケージ商品だろう。

 なんといっても価格が魅力的だ。価格はオープンで、前者の税別の実勢価格は3万円を切る2万6000円前後、後者は2万7000円前後。セキュリティー会社のサービスと比べると、導入費用は安く、ランニングコストも不要だ。

 価格が抑えられる要因は、手持ちのスマートフォン(スマホ)やタブレットと連携したシステムだからだ。従来のホームセキュリティシステムは、専用のタッ チパネル式モニターが必要になることが多く、その分、導入コストが高かった。「スマ@ホーム」はスマホがモニターの役割を担うので、安価なサービスになっ た。

 なお「スマ@ホーム」は、屋内カメラや屋外カメラ、開閉センサー、人感センサーの単品販売をしてるので、将来的な拡張性も確保されている。
 


手前右側から「スマ@ホーム」のホームユニットと屋内カメラ、屋外カメラ、人感センサー、開閉センサー

子育て中の主婦から好評

 さっそくパナソニックの系列店での先行予約では、子育て中の主婦から好評で予約を取り付けたという。パナソニックのアプライアンス社コンシューマーマー ケティングジャパン本部AVCグループ情報通信チームの助川学チームリーダーは、「学校から家に帰ってきた子どもを確認できるだけでなく、屋内カメラとス マートフォンで交互に話せるのが魅力だったようです」と手ごたえを感じている。

 屋内カメラとスマホで交互に通話ができるので、帰ってきた子どもや遠く離れた家族とも会話できる。
 

電波干渉の少ないDECTに準拠

 「スマ@ホーム」は接続も簡単。ホームユニットを電源に差し、「WPS」のボタンを押して宅内のWi-Fiルータと自動的に認証すればセット完了する。屋内カメラや屋外カメラを電源とつなげば、ホームユニットとは無線(Wi-Fi)でつながる。

 スマホやタブレットは、専用アプリ「ホームネットワーク」をインストール。最大8台のスマホやタブレットを登録できる。
 


ホームユニットとWi-Fiルータは「WPS」のボタンを押して認証


スマホには専用アプリ「ホームネットワーク」をインストール

 屋内や屋外のカメラ、各種センサーとホームユニットの無線通信は、1.9GHz帯のDECTを採用している。Wi-Fiなどの2.4GHz帯ではないの で、電子レンジやほかの機器との干渉を受けにくい。約70mから約100mの範囲で通信が可能なので、一般的な家屋やマンションであればほぼつながる。

 販売する側にとっても、「売れたけど、つながらなかった」ということがなく、安心してすすめられる。ただし、屋外カメラは宅内の電源と接続する必要があ るので、そこだけは気をつけたい。パナソニックでは、屋外の電源と接続できる屋外カメラ(VL-WD712K)も用意している。
 

ペットの見守りも

 屋内カメラは、温度センサーや動作検知、音センサーも内蔵されている。ペットを飼っている人にとって、スマホであらかじめ設定した温度以上になると知ら せてくれるのは気が利くと感心するだろう。設定以上の異常な音がしたときにスマホに通知してくれる機能も、家のなかで何が起きたのか確認できて安心だ。
 


モニター中のスマホの画面。写真、ビデオ、通話、切替のアイコンを押すだけで簡単に操作できる

 屋内カメラの設置では、あえて壁に固定しない使い方も面白い。電源が取れる場所ならどこでもカメラが設置できるので、屋内カメラが1台でも、子ども部屋やリビング、玄関などフレキシブルにカメラを置き換えられる手軽さがいい。

 年末・年始に実家に帰省したときに、両親にプレゼントしてセッティングしてあげるというのも、親孝行として喜ばれるのではないだろうか。
(BCNランキング 細田立圭志)