業界初センサー搭載のエアコン、日立が「Xシリーズ」発売へ
日立アプライアンスは10月31日から、床素材の判別や天井の温度、下がり壁などを検知できる業界初のカメラセンサーを搭載した「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ10機種を発売する。
「画像カメラ」は人の位置や活動量や間取りを。「温度カメラ」は人の周囲温度や天井、床、窓の温度、「ものカメラ」は、ソファやテーブルなどの位置と形 状を検知する。新たに搭載した「お部屋カメラ」は、フローリングや畳、カーペットなど、床の素材やカウンターキッチンのような下がり壁、吊戸棚、窓の位置 や大きさまで判別できる。
夏場の冷房運転では天井面からの輻射熱の影響で設定温度を必要以上に下げたり、暖かい空気の影響で重い冷風が下がり、顔などに直接当たって不快に感じることがある。
Xシリーズでは、「くらしカメラ 4」で天井面の温度を検知し、温度が高いときは「ステンレスフラップ 6」で天井面に向けて冷気を送る。天井面の温度が高くないときは、冷気が人の顔などに直接当たらないように、水平方向よりやや上向きの気流をつくる。
「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ
フローリングや畳、カーペットを判別するカメラ
Xシリーズは、新たに「くらしカメラ 4」と「ステンレスフラップ 6」を搭載した。「くらしカメラ 4」は、従来機種に搭載していた「画像カメラ」「温度カメラ」「ものカメラ」に新しく「お部屋カメラ」を加えた合計4つのカメラで構成される。本体吹き出 し口上のセンター部分に設置している。「画像カメラ」は人の位置や活動量や間取りを。「温度カメラ」は人の周囲温度や天井、床、窓の温度、「ものカメラ」は、ソファやテーブルなどの位置と形 状を検知する。新たに搭載した「お部屋カメラ」は、フローリングや畳、カーペットなど、床の素材やカウンターキッチンのような下がり壁、吊戸棚、窓の位置 や大きさまで判別できる。
Xシリーズに新搭載した「くらしカメラ 4」
「画像カメラ」「温度カメラ」「ものカメラ」「お部屋カメラ」の4つのカメラから構成される「くらしカメラ 4」
日本の住宅環境はフローリングや畳、カーペットが混在している
フローリングとカーペットの表面温度が同じでも、足の裏の温度は異なる
6枚のフラップが別々に動く「ステンレスフラップ 6」
「ステンレスフラップ 6」は、6枚のフラップから構成されている。たとえば、部屋の奥の人と手前の人に暖かい風を届ける際は、4枚のフラップで大きな風量を、2枚のフラップで 少ない風量を送ることができる。従来機種では、手前のフラップが3枚、後ろのフラップが1枚の「3分割フロントフラップ」だった。夏場の冷房運転では天井面からの輻射熱の影響で設定温度を必要以上に下げたり、暖かい空気の影響で重い冷風が下がり、顔などに直接当たって不快に感じることがある。
Xシリーズでは、「くらしカメラ 4」で天井面の温度を検知し、温度が高いときは「ステンレスフラップ 6」で天井面に向けて冷気を送る。天井面の温度が高くないときは、冷気が人の顔などに直接当たらないように、水平方向よりやや上向きの気流をつくる。
冷房運転時は天井面に沿って冷風を送り、天井からの輻射熱を抑えて運転