インストールすればPCが軽くなる! 最適化ソフト「Diskeeper 15J」を試した
ここ数年のPC利用環境のなかで、最も顕著な変化の一つが、HDDやSSDなどのストレージの大容量化と取り扱うファイルの大容量化だ。デジタルカメラの画素数は2000万画素以上が標準になり、動画はフルHDが当たり前。音楽もハイレゾ音源が普及しつつある。高品質なコンテンツを気軽に楽しめるようになったのは喜ばしいことだ。しかし、ファイルやストレージが大きくなればPCの動作を遅くする「データの断片化」も起きやすくなる。その対策としてPCにインストールしておきたいのがデフラグソフトだ。今回は相栄電器のデフラグソフト「Diskeeper 15J」を試した。
ディスク上のあちこちにアクセスしながら読み書きするので、当然、速度は遅くなり、パフォーマンスが低下する、というわけだ。特に、扱うファイルのサイズが大きければ大きいほど、断片化は発生しやすい。この断片化を解決するために必要な作業を「最適化」または「デフラグ」という。「Diskeeper 15J」は、この最適化を行うためのソフトなのだ。
実は、Windows PCは標準で「最適化」ツールを搭載している。しかし、このツールは、発生した断片化を修復することしかできず、予防はできない。つまり、断片化によって徐々に遅くなっていくPCを、それとは気付かぬうちに使い続けなければならない。つねに最速の状態でPCを使いたいという人には、デフラグソフトがおすすめだ。
「Instant Defrag2.0」は、ストレージの状況をチェックし、発生してしまった断片化を即座に解消する機能だ。つねに監視のためのプログラムが動作しているわけだが「CPUやメモリを占有されて、動きがかえって遅くなるのでは?」と不安に思う人もいるかもしれない。その心配は不要だ。「InvisiTasking 2.0」が、CPU、メモリ、ネットワークトラフィックの状況を注視し、使用されていない隙間の時間やリソースを使って最適化を実行するので、作業に支障をきたすような負荷は発生しない。「Diskeeper 15J」は手動での最適化にも対応している。PCの動作が遅くなったと感じたら「Diskeeper 15J」で最適化を実行してみるとよいだろう。
「Diskeeper」シリーズは最適化ソフトとして長年の伝統がある。「Diskeeper 15J」は、その最新バージョンだ。前バージョン「Diskeeper 12」からの3年ぶりにアップデートされた本バージョンでは、「IntelliWrite」、「InvisiTasking」の機能を強化。より効率のいい最適化が可能になった。また、従来はサーバー用の「Diskeeper 12 Server」の機能だった「Titan Defrag Engine」を採用し、TBクラスの巨大なストレージを効率よく最適化できるようになった。
今回は、1TBの内蔵HDDのうちパーティションを830GBに分割、635GB分を使用中であったボリュームを「Diskeeper 15J」で最適化してみた。作業中のファイルを保存する、最も使用頻度の高いボリュームだ。その結果、なんと3万2927にもおよぶ断片化が解消された。最適化後、大量の写真を保存するフォルダを開いてみると、以前にはそれまであったアイコン表示までのタイムラグが解消された。
さらに、この原稿を書きながら、メールをチェックする程度の作業を3時間ほど続けた後、最適化レポートを確認してみた。すると、「IntelliWrite2.0」によって断片化が39も修復されていた。たいした作業をしていないわずかな間に発生した約40もの断片化を、「Diskeeper 15J」は自動で最適化してくれたというわけだ。
非常にシンプルな「Diskeeper 15J」のインターフェース
ディスク上のあちこちにアクセスしながら読み書きするので、当然、速度は遅くなり、パフォーマンスが低下する、というわけだ。特に、扱うファイルのサイズが大きければ大きいほど、断片化は発生しやすい。この断片化を解決するために必要な作業を「最適化」または「デフラグ」という。「Diskeeper 15J」は、この最適化を行うためのソフトなのだ。
実は、Windows PCは標準で「最適化」ツールを搭載している。しかし、このツールは、発生した断片化を修復することしかできず、予防はできない。つまり、断片化によって徐々に遅くなっていくPCを、それとは気付かぬうちに使い続けなければならない。つねに最速の状態でPCを使いたいという人には、デフラグソフトがおすすめだ。
断片化の予防と修復を行う「Diskeeper 15J」
「Diskeeper 15J」の最大の特徴は、さまざまな機能を組み合わせることで、最適化の予防および修復を全自動でしてくれること。そのなかの一つ、「IntelliWrite2.0」は、ファイルの書き込み時に、HDD上に連続した領域を確保。データをまとめて書き込むことで、そもそも断片化が発生しないようにする。これにより、HDDがデータを読み書きする際にまとまった箇所にアクセスすればいいのでヘッドの移動距離を抑えられ、読み書き速度が向上する。消費電力の低減効果も期待できるのだ。「Instant Defrag2.0」は、ストレージの状況をチェックし、発生してしまった断片化を即座に解消する機能だ。つねに監視のためのプログラムが動作しているわけだが「CPUやメモリを占有されて、動きがかえって遅くなるのでは?」と不安に思う人もいるかもしれない。その心配は不要だ。「InvisiTasking 2.0」が、CPU、メモリ、ネットワークトラフィックの状況を注視し、使用されていない隙間の時間やリソースを使って最適化を実行するので、作業に支障をきたすような負荷は発生しない。「Diskeeper 15J」は手動での最適化にも対応している。PCの動作が遅くなったと感じたら「Diskeeper 15J」で最適化を実行してみるとよいだろう。
インストールすれば自動で最適化される「Diskeeper 15J」だが、手動で実行も可能
「Diskeeper」シリーズは最適化ソフトとして長年の伝統がある。「Diskeeper 15J」は、その最新バージョンだ。前バージョン「Diskeeper 12」からの3年ぶりにアップデートされた本バージョンでは、「IntelliWrite」、「InvisiTasking」の機能を強化。より効率のいい最適化が可能になった。また、従来はサーバー用の「Diskeeper 12 Server」の機能だった「Titan Defrag Engine」を採用し、TBクラスの巨大なストレージを効率よく最適化できるようになった。
「Diskeeper 15J」を実行 修復された断片化は3万以上!
実際に「Diskeeper 15J」を使用してみた。仕事柄、大容量の画像ファイルを扱うことが多い。1枚4MBを超えるJPEGの画像はもちろん、100MBを超える印刷用のPDF、1枚50MBを超えるような高解像のPSDデータなどもストレージに保存している。断片化が発生しやすい状況だ。今回は、1TBの内蔵HDDのうちパーティションを830GBに分割、635GB分を使用中であったボリュームを「Diskeeper 15J」で最適化してみた。作業中のファイルを保存する、最も使用頻度の高いボリュームだ。その結果、なんと3万2927にもおよぶ断片化が解消された。最適化後、大量の写真を保存するフォルダを開いてみると、以前にはそれまであったアイコン表示までのタイムラグが解消された。
さらに、この原稿を書きながら、メールをチェックする程度の作業を3時間ほど続けた後、最適化レポートを確認してみた。すると、「IntelliWrite2.0」によって断片化が39も修復されていた。たいした作業をしていないわずかな間に発生した約40もの断片化を、「Diskeeper 15J」は自動で最適化してくれたというわけだ。
実際にインストールしてみると驚くほどの断片化が発見された