「音声付き早見/遅見再生」搭載BDプレーヤー、コンパクトDVDプレーヤーも

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2015/06/17 16:31

 オンキヨー&パイオニアは、「Pioneer」ブランドから、「音声付き早見/遅見再生」機能を備え、ハイレゾ音源などの再生に対応したBD(ブルーレイディスク)プレーヤー「BDP-180」「BDP-3140」と、再生機能が充実した薄型コンパクトDVDプレーヤー「DV-2030」を6月下旬から順次発売する。価格はいずれもオープン。

ハイレゾ音源対応のBDプレーヤー



 「BDP-180」と「BDP-3140」は、BDやDVDの音声を聞きながら、約1.5倍速で動画を再生できる「音声付き早見再生」機能によって、映画やドラマの内容を確認しながら、短時間で視聴できるBDプレーヤー。また、「音声付き遅見再生」機能によって約0.8倍速での動画再生にも対応しており、速度を落として語学学習やダンス練習などに使える。どちらの機能も、音声や音楽の音程は変えずに再生できる。

「BDP-180」(上段)と「BDP-3140」(下段)

 上位モデルの「BDP-180」は、4K/24p対応テレビとのHDMI接続によって、フルHDコンテンツを自動で4K/24pにアップスケールする「4K/24pアップスケーリング」機能を備える。

 さらに、スマートフォン上のYouTubeアプリで選択した動画をテレビで楽しめる「YouTube Send to TV」、「Miracast」および「Wi-Fi Direct」に対応し、ホームネットワーク上のDLNAに準拠した機器に保存したコンテンツや、MPO形式の3D静止画ファイル、SACD、DSD/ALAC(Apple Lossless Audio Codec)形式のハイレゾ音源の再生にも対応する。

 両モデルとも市販のBD/DVDソフトの再生に加えて、デジタル放送を録画したBD-R/RE(BDAV)、DVD(AVCREC/VRモード/CPRM対応)、AVCHDで記録した映像の再生が可能で、USBメモリに保存したWAV/FLAC形式のハイレゾ音源の再生に対応する。

 このほか、リモコンには、BD/DVD再生中に10秒前、30秒後のシーンに移動できる「10秒戻し」「30秒送り」ボタンを備える。インターフェースは、HDMI出力×1系統、アナログ音声出力×1系統、光デジタル音声出力×1系統、100BASE-TX/10BASE-T準拠の有線LAN×1系統を搭載する。

 カラーは「BDP-180」がブラック、シルバー、「BDP-3140」がブラック、ホワイトの2色。発売時期と税抜きの実勢価格は「BDP-180」が7月下旬の発売で、2万7000円前後、「BDP-3140」が6月下旬で1万5000円前後の見込み。

薄型コンパクトのDVDプレーヤー



 「DV-2030」は、市販のCD/DVDソフトの再生が可能で、著作権保護技術CPRMに対応しているので、地上デジタル放送/BSデジタル放送などの「ダビング10」や「1回だけ録画可能」の番組を記録したDVDも再生できる。また、DVD-Rなどに保存したJPEGファイルやMP3形式の音楽ファイルの再生にも対応する。

「DV-2030」

 再生機能としては、音声を確認しながら約1.4倍速でDVDを再生可能な「音声付き早見再生」、再生を停止したシーンからDVDを再生できる「リジューム再生」、ボリュームを下げた場合でもセリフが聞きとりやすい「ダイアローグ」、PALディスクをNTSCテレビで見られる「PAL→NTSC変換機能」を搭載する。

 インターフェースは、コンポーネント出力×1系統、映像出力×1系統、アナログ音声出力×1系統、同軸デジタル音声出力×1系統。7月下旬の発売で、税別の実勢価格は6000円前後の見込み。