賞与で買いたいはPCとスマホ
今年の夏のボーナスで一番購入したいものは、ノートパソコンとスマートフォン――。MM総研がNTTコムリサーチの会員モニターを使って実施したインターネットによるアンケート調査でこんな結果が出た。全国20歳以上の就業者1092人を対象に実施した。
調査によると、夏のボーナスの支給額が「昨夏より増加する」と答えた回答者は15.3%で、昨年冬に実施したアンケート結果の13.7%よりやや増加した。一方で「昨夏より減少する」と答えたのは9.3%で、同じく昨年冬の8.7%から少し増加する結果になった。
購買意欲については「昨夏よりも上がった」との回答が10.3%で、昨年冬の13.3%からやや改善されたものの、逆に「下がった」との回答も22.3%あり、こちらは昨年冬の21.7%に比べて若干増加する結果となった。
MM総研では「業績回復で大手企業を中心にボーナスの増額に踏み切る企業が増えたことが支給額の改善につながっている。一方で、円安の影響などから、輸入品を中心に値上げされた商品が続出していることもあり、消費者の購買意欲は昨年冬に比べて若干の減少となっている」と分析する。
ボーナスで何を購入したいかという質問には、ITデジタル家電が全体の33.7%を占め、昨年夏の25.4%より8.3ポイントも大幅に増えた。
内訳をみると、特にノートPCとスマートフォン(スマホ)、薄型テレビ、デジタルカメラといった主力商品が力強い。ノートパソコンは昨年より4.0ポイント増加の9.9%で、同5.2ポイントの大幅アップの「スマホ」と並んで1位だった。
MM総研では、ノートPCがトップになったのは、7月29日に発売が予定されているマイクロソフトの「Windows 10」に向けた買い替え需要があるとみている。また、スマホは、2年前のNTTドコモによる「ツートップ戦略」で販売したスマホ端末が買い替えに入ったことや、SIMフリーの「格安スマホ」のラインアップが充実してきたことを挙げている。
薄型テレビは2位から3位に後退したものの、購入意向は昨年夏から4.2ポイントアップの9.2%と決して悪くない。背景として、ケーブルテレビのデジアナ変換サービスが2015年4月30日に終了したことによる小型テレビの買い替え需要が旺盛なのと、4Kテレビの値下がりで50インチなどの比較的大型なサイズの人気が高まっていることなどを挙げている。
支給額が「増えた」は15.3%で昨年より増加、「減った」も9.3%で微増
調査によると、夏のボーナスの支給額が「昨夏より増加する」と答えた回答者は15.3%で、昨年冬に実施したアンケート結果の13.7%よりやや増加した。一方で「昨夏より減少する」と答えたのは9.3%で、同じく昨年冬の8.7%から少し増加する結果になった。
0215年夏のボーナスの増減率(NTTコムリサーチ調べ)
購買意欲については「昨夏よりも上がった」との回答が10.3%で、昨年冬の13.3%からやや改善されたものの、逆に「下がった」との回答も22.3%あり、こちらは昨年冬の21.7%に比べて若干増加する結果となった。
ITデジタル家電が全体の33.7%を占める
MM総研では「業績回復で大手企業を中心にボーナスの増額に踏み切る企業が増えたことが支給額の改善につながっている。一方で、円安の影響などから、輸入品を中心に値上げされた商品が続出していることもあり、消費者の購買意欲は昨年冬に比べて若干の減少となっている」と分析する。
2015年夏のボーナスでの購買意欲(NTTコム リサーチ調べ)
ボーナスで何を購入したいかという質問には、ITデジタル家電が全体の33.7%を占め、昨年夏の25.4%より8.3ポイントも大幅に増えた。
購入商品分野(NTTコム システムによる調査)
内訳をみると、特にノートPCとスマートフォン(スマホ)、薄型テレビ、デジタルカメラといった主力商品が力強い。ノートパソコンは昨年より4.0ポイント増加の9.9%で、同5.2ポイントの大幅アップの「スマホ」と並んで1位だった。
NTTドコモの「ツートップ戦略」モデルが買い替えに、SIMフリーも後押し
MM総研では、ノートPCがトップになったのは、7月29日に発売が予定されているマイクロソフトの「Windows 10」に向けた買い替え需要があるとみている。また、スマホは、2年前のNTTドコモによる「ツートップ戦略」で販売したスマホ端末が買い替えに入ったことや、SIMフリーの「格安スマホ」のラインアップが充実してきたことを挙げている。
薄型テレビは2位から3位に後退したものの、購入意向は昨年夏から4.2ポイントアップの9.2%と決して悪くない。背景として、ケーブルテレビのデジアナ変換サービスが2015年4月30日に終了したことによる小型テレビの買い替え需要が旺盛なのと、4Kテレビの値下がりで50インチなどの比較的大型なサイズの人気が高まっていることなどを挙げている。
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