冷凍・冷蔵・常温の食材が混在しても自動調理する新ヘルシオ、17万円前後で

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2015/06/04 18:17

 シャープは、ウォーターオーブン「ヘルシオ」の新製品として、業界で初めて、冷凍・冷蔵・常温の食材が混在しても自動調理ができる機能「まかせて調理」を搭載した「AX-XP200」を7月24日に発売する。価格はオープンで、税別実勢価格は17万円前後の見込み。

「まかせて調理」機能を搭載する「AX-XP200」

 スイングして食材の温度(冷凍・冷蔵・常温)を見分ける「赤外線ムーブセンサー」と、加熱後の庫内温度の変化から食材のおよその分量を検知する「温度センサー」の両センサと、低温の食材へ多く熱を与える過熱水蒸気の特性を生かした独自の「ウォーターヒート技術」を組み合わせることで、冷凍・冷蔵・常温の食材が混在しても、分量の多少に関係なく自動調理できる「まかせて調理」を業界で初めて搭載する。

 従来機は、冷凍の食材は先に解凍してから調理する必要があったが、新製品では、食材の温度にかかわらず好みの食材や分量を付属の角皿に並べ、四つの調理方法「網焼き・揚げる」「焼く」「炒める」「蒸す・ゆでる」から選ぶだけで、自動で調理が可能。例えば、「海鮮焼きそば」を調理する場合は、家にある好みの野菜と、買い置きしている冷凍シーフードや麺などを凍ったまま角皿に並べ、一緒に調理できる。

 「熱風コンベクションオーブン」と「ウォーターオーブン」のニ種類の手動オーブン機能で300℃のハイパワー設定を実現。熱風や過熱水蒸気を効率よく循環させるシステムと高い庫内密閉性によって、予熱温度まで一気にすばやく加熱する。上段で焼き料理(過熱水蒸気加熱)、下段で蒸し料理(パワースチーム加熱)ができる「焼き・蒸し同時メニュー」には「カンタンスイーツ」を追加。例えば、上段でアップルケーキを焼きながら、下段でなめらかプリンを同時に調理できる。

 健康サポートメニュー数は94メニューを搭載するほか、8~10分でできるスピードメニューは従来の約1.5倍の100種類に拡充した。液晶画面は4.3型カラータッチパネル。総庫内容量30L(2段調理)。サイズは幅490×奥行き430×高さ420mmのコンパクト設計。加熱室の有効サイズは幅395×奥行き305×高さ240mm。

「まかせて調理」機能を搭載しないモデルも同時に発売する。左から、30Lモデル「AX-SP200」(レッド系)、「AX-MP200」(ホワイト系)、「AX-CA200」(レッド系)

 同時に、「まかせて調理」機能を搭載しない30L(2段調理)モデル「AX-SP200」、26L(1段調理)モデル「AX-MP200」、18L(1段調理)モデル「AX-CA200」を発売する。税別実勢価格は、「AX-SP200」が13万円前後、「AX-MP200」が10万円前後、「AX-CA200」が6万7000円前後の見込み。

 カラーは、「AX-XP200」「AX-SP200」「AX-MP200」「AX-CA200」共通で、それぞれレッド系とホワイト系の2色をラインアップする。