キヤノンMJ、パスポートスキャンに対応したスキャナ発売

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2015/05/27 12:02

 キヤノンマーケティングジャパンは、キヤノン電子のドキュメントスキャナ「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)シリーズ」の新製品として、A4対応の「DR-C240」を5月28日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格が4万9800円前後の見込み。

DR-C240

 新製品は、A4タテ・200dpiで、カラーなら毎分片面30枚/両面60ページ、モノクロ・グレーなら毎分片面45枚/両面90ページの高速スキャンを実現したUSB2.0接続のドキュメントスキャナ。スタンドタイプのコンパクトデザインを採用し、デスク上の狭いスペースや店舗のカウンターにも設置できるのが特長だ。

 用紙の異なる紙文書や発注書、納品書、名刺などをスムーズに連続スキャンできる。厚みのあるカードや免許書はもちろん、付属のキャリアシートを使用することでICチップつきパスポートもADF(原稿自動送り装置)によるスキャンも可能だ。

 本体には、サイズの異なる原稿を複数枚スキャンする際に発生しやすい斜行搬送を防ぐ機構を備え、万が一、原稿の重送も超音波によって高精度で検知するので、より効率的にスキャンすることができる。

 操作パネルには、頻繁に利用するモードや操作を最大9件までジョブ登録できるボタンがある。また、付箋紙を貼った原稿や封筒など、重送と検知されたくない紙を検知した場合に、検知をキャンセルしてスキャンを続行できる「DFR(DoubleFeedRelease)ボタン」を搭載している。

 付属のISIS/TWAINドライバーは、通常のスキャンモードに加えて、「用紙サイズ自動検知」「斜行補正」「文字向き自動検知」「白紙スキップ」、通常モードでは読みにくい文字を強調して読み取る「アドバンストテキストエンハンスメント」など、多彩な画像処理機能が使える。

 このほか、ファイルの暗号化やファイル名の自動生成、白紙によるファイル区切り、1度のスキャンで複数の画像の生成ができるマルチストリームなど、多彩な機能に対応した高機能スキャニングソフト「CapturePerfect 3.1」が付いている。

 「CapturePerfect 3.1」は、オプションのバーコードモジュール(一次元コード)や2Dコードモジュール(二次元コード)との連携によって、バーコード/2Dコードの読み取りに対応し、バーコード/2Dコードデータをファイル名に付与したり、フォルダ仕分けに活用したりできる。対応ファイル形式はPDF、PDF/A、JPEG、TIFF、BMP、PowerPointで、PDFは高圧縮やテキスト検索にも対応する。

 対応OSは、Windows 8.1/8/7(SP1以降)/Vista(SP2以降)、Windows Server 2012 R2/2008 R2(SP1以降)。