VAIOの革新PCを体験できる「VAIO Cafe」 六本木ヒルズで開催
VAIOは5月25日から29日までの5日間、東京・六本木ヒルズのHills Cafeで「VAIO Cafe」を開催する。期間中の午後7時から毎晩、グラフィックデザイナーやフォトグラファーなどのクリエイターが登壇し、VAIOの新製品「VAIO Z Canvas」などを使った編集制作の実演やトークショー、実物の端末を触るタッチ&トライを実施する。初日の25日は、プレス向けのオープニングイベントを開催し、同社の商品開発担当者らがVAIOの新製品を紹介した。
オープニングイベントでは、2014年10月に試作機を公開し、15年5月21日に発売した「クリエイターのためのモンスタータブレット」と銘打った「VAIO Z Canvas」と、VAIO Proの後継機として堅牢性などを向上した「タフモバイルノートPC」として「VAIO Pro 13 | mk2」の二つを紹介した。
冒頭、白いジャケットを羽織り登壇した同社の伊藤好文・商品プロデューサーは、「『VAIO Pro 13 | mk2』は、当社でスタンダード・ラインのモデルで、『VAIO Pro』の後継機になる。これまでの薄いデザインの魅力を踏襲しつつ、ユーザーから要望の高かった堅牢性や操作性、ユーザビリティを改善し、フルモデルチェンジした。一方、『VAIO Z Canvas』は、試作機を公開し多くのクリエイターの意見を取り入れるという新しい開発を試み、新しい商品化に挑戦した製品。極限まで細かな使い勝手を追究した」と、両製品のコンセプトを語った。
「VAIO Pro 13 | mk2」は、前モデルでユーザーから要望が多かった部分を徹底的に見直した。まずは、堅牢性だが、高さ90cmからの落下試験や、通勤ラッシュ時を想定した本体ひねり試験、使用時にユーザーが誤って行うことを想定し、ペンを液晶とキーボードの間に入れ液晶を閉じた状態の耐久性を確かめるペン挟み試験など、弱点を炙り出しながら改良を重ね、耐久性を高めた。
また、LCDハウジングにマグネシウム合金を採用し、負荷のかかるヒンジ部にマグネシウムの削り出しで剛性を高めることなどで、構造上の強度を実現したという。
操作性については、VAIOのフラッグシップモデルである「VAIO Z」ど同じキーボードに変更し、打鍵感・音質にこだわった。前モデルでとくに問題箇所として指摘が多かったタッチパッドは、左右のボタンを分けることで、クリックの誤動作を減らした。「VAIO Pro 13 | mk2」は「ビジネスプロの最高のアウトプット」を追究する観点から、インターフェースにも拘った。いまだにニーズの高いアナログRGB出力端子や有線LANコネクトなどを新たに加え、「3画面同時出力が可能で、外部アダプタを複数持つ煩わしさを解放した」と、商品企画の林薫氏は、胸を張った。
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「VAIO Z Canvas」については、「VAIO Z」に次ぐ「VAIO Zライン」のタブレット型端末で、14年10月の試作機「VAIO Prototype Tablet PC」という呼称で今年2月に商品化のアナウンスがあってから、3か月を経ての発売となった。伊藤・商品プロデューサーが「クリエイターをデスクから解放し、第2の場所でプロレベルの創作ができることを目指した」と話す通り、操作性や機能性などで細部に拘りが感じられる。
クリエイターの多くは、デスクトップPCかノートPCを使うが、タブレットとして外へ持ち出し作業できる環境を実現した。他のタブレットだと、デスクの上に平面に置いて作業するか、手に持ってコンテンツを書くしか方法がない。だが、「VAIO Z Canvas」は、独自のスタンド機構により、ペンで作業しやすいように画面の角度を変えることができる。タッチパネルは、どの角度で作業しても筆圧に耐えられ、必要な角度で固定もできる。
「一度角度をつけると踏ん張ってくれる、何とも不思議な端末と感じるでしょう。スプリングとオイルダンパー、カムの組み合わせで、この機能を実現した」と、宮入専・プロダクトマネージャーは語った。このほかでも、キーボードが置けないシーンでも、本体だけで描画やレタッチができるように主要なショートカットキーを画面に表示できるようにした。長い時間をかけ、クリエイターと議論し試作機をチューニングし続けた中で生まれたプロ向けの機能といえる。
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「VAIO Z Canvas」については、購入者に先着で、動画や写真を高速転送できる東芝のTransfer Jet対応のアダプタが付いてくる。先着人数などは明らかにしていない。VAIO Cafeでは、「VAIO Z Canvas」とTransfer Jetの実演も兼ねた実演展示があり、参加者が実際に操作したりしながら、動画や画像がわずか2、3秒で転送されるところを見ることができる。
VAIO Cafeは29日までの5日間、Hills Cafeで開かれ、グラフィックデザイナーのKASICO氏やフォトグラファーの鹿野宏氏、漫画家の颯田直斗氏などが登場する。(BCNランキング・谷畑良胤)
六本木ヒルズの1階にあるイベントスペース「Hills Cafe」で「VAIO Cafe」を開催
オープニングイベントでは、2014年10月に試作機を公開し、15年5月21日に発売した「クリエイターのためのモンスタータブレット」と銘打った「VAIO Z Canvas」と、VAIO Proの後継機として堅牢性などを向上した「タフモバイルノートPC」として「VAIO Pro 13 | mk2」の二つを紹介した。
VAIO Proの文句をすべて解消した「VAIO Pro 13 | mk2」
冒頭、白いジャケットを羽織り登壇した同社の伊藤好文・商品プロデューサーは、「『VAIO Pro 13 | mk2』は、当社でスタンダード・ラインのモデルで、『VAIO Pro』の後継機になる。これまでの薄いデザインの魅力を踏襲しつつ、ユーザーから要望の高かった堅牢性や操作性、ユーザビリティを改善し、フルモデルチェンジした。一方、『VAIO Z Canvas』は、試作機を公開し多くのクリエイターの意見を取り入れるという新しい開発を試み、新しい商品化に挑戦した製品。極限まで細かな使い勝手を追究した」と、両製品のコンセプトを語った。
「VAIO Pro 13 | mk2」は、前モデルでユーザーから要望が多かった部分を徹底的に見直した。まずは、堅牢性だが、高さ90cmからの落下試験や、通勤ラッシュ時を想定した本体ひねり試験、使用時にユーザーが誤って行うことを想定し、ペンを液晶とキーボードの間に入れ液晶を閉じた状態の耐久性を確かめるペン挟み試験など、弱点を炙り出しながら改良を重ね、耐久性を高めた。
ペン挟み試験。液晶がここまでたわんでもしっかり起動する
また、LCDハウジングにマグネシウム合金を採用し、負荷のかかるヒンジ部にマグネシウムの削り出しで剛性を高めることなどで、構造上の強度を実現したという。
カラーはブラックとシルバーの2色
操作性については、VAIOのフラッグシップモデルである「VAIO Z」ど同じキーボードに変更し、打鍵感・音質にこだわった。前モデルでとくに問題箇所として指摘が多かったタッチパッドは、左右のボタンを分けることで、クリックの誤動作を減らした。「VAIO Pro 13 | mk2」は「ビジネスプロの最高のアウトプット」を追究する観点から、インターフェースにも拘った。いまだにニーズの高いアナログRGB出力端子や有線LANコネクトなどを新たに加え、「3画面同時出力が可能で、外部アダプタを複数持つ煩わしさを解放した」と、商品企画の林薫氏は、胸を張った。
「VAIO Pro 13 | mk2」
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「VAIO Z Canvas」でクリエイターは外出先でも作業ができるように
「VAIO Z Canvas」については、「VAIO Z」に次ぐ「VAIO Zライン」のタブレット型端末で、14年10月の試作機「VAIO Prototype Tablet PC」という呼称で今年2月に商品化のアナウンスがあってから、3か月を経ての発売となった。伊藤・商品プロデューサーが「クリエイターをデスクから解放し、第2の場所でプロレベルの創作ができることを目指した」と話す通り、操作性や機能性などで細部に拘りが感じられる。
クリエイターの多くは、デスクトップPCかノートPCを使うが、タブレットとして外へ持ち出し作業できる環境を実現した。他のタブレットだと、デスクの上に平面に置いて作業するか、手に持ってコンテンツを書くしか方法がない。だが、「VAIO Z Canvas」は、独自のスタンド機構により、ペンで作業しやすいように画面の角度を変えることができる。タッチパネルは、どの角度で作業しても筆圧に耐えられ、必要な角度で固定もできる。
VAIO Cafeに行けば「VAIO Z Canvas」のタッチ&トライができる
「一度角度をつけると踏ん張ってくれる、何とも不思議な端末と感じるでしょう。スプリングとオイルダンパー、カムの組み合わせで、この機能を実現した」と、宮入専・プロダクトマネージャーは語った。このほかでも、キーボードが置けないシーンでも、本体だけで描画やレタッチができるように主要なショートカットキーを画面に表示できるようにした。長い時間をかけ、クリエイターと議論し試作機をチューニングし続けた中で生まれたプロ向けの機能といえる。
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東芝のTransfer Jet対応アダプタをプレゼントへ
「VAIO Z Canvas」については、購入者に先着で、動画や写真を高速転送できる東芝のTransfer Jet対応のアダプタが付いてくる。先着人数などは明らかにしていない。VAIO Cafeでは、「VAIO Z Canvas」とTransfer Jetの実演も兼ねた実演展示があり、参加者が実際に操作したりしながら、動画や画像がわずか2、3秒で転送されるところを見ることができる。
「VAIO Z Canvas」の購入者には、先着で東芝のTransfer Jet対応アダプタがもらえる。VAIO Cafeでは毎日、高速転送の実現を見ることができる
VAIO Cafeは29日までの5日間、Hills Cafeで開かれ、グラフィックデザイナーのKASICO氏やフォトグラファーの鹿野宏氏、漫画家の颯田直斗氏などが登場する。(BCNランキング・谷畑良胤)