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オリンパスから世界初F1.8の魚眼レンズ、マイクロフォーサーズ規格ミラーレス一眼カメラ向け

ニュース

2015/05/14 12:58

 オリンパスは、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した大口径F1.8対角線画角180°の高性能魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」(35mm判換算で16mm相当)を6月下旬に発売する。税別価格は13万5000円。

マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」

 対角線画角180°の魚眼レンズとしては、世界初のF1.8の大口径を実現。今までのF2.8の明るいタイプの魚眼レンズよりも1.3段明るい口径を生かし、早いシャッタースピードが使えるので、ボディ内手ぶれ補正機構と組み合せて、夜景だけでなく手持ちで星空を撮ることもできる。

装着イメージ。左から、「OM-D E-M1」(ブラック)と「OM-D E-M5 Mark II」(シルバー)

 優れた描写力とHigh Gradeレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye」の光学性能を開放絞り値F1.8で上回る圧倒的な高解像を実現した。夜景や星景の撮影に使える開放絞り値でも、中心から周辺まで抜群の解像力を発揮する光学性能を持つレンズに仕上げている。色収差やコマ収差などを徹底的に抑えた光学性能によって、星などの点を点で写すスポット性能も優れている。画面周辺での光量落ちもほとんどない。

 開放からの優れた描写力を実現するために、スーパーEDレンズ、EDレンズ、スーパーHRレンズ、HRレンズと特殊レンズを使用し、前玉にHRレンズを用いてレンズ径を抑え、大口径F1.8ながらも軽量コンパクトなボディに仕上げた。また、ゴーストやフレアの発生を極限まで軽減するZERO(Zuiko Extra-low Reflection Optical)コーティングを有効に使用したことで、逆光にも強い。

 ホコリ、水滴の進入を強固にガードする6か所の密封シーリングによって、防塵防滴性能も確保した。-10℃の耐低温性能を備え、アウトドアシーンやネイチャーフォトなど撮影シーンを選ばない。レンズ先端約2.5cm(最短撮影距離12cm)まで被写体に近寄ることができ、最大撮影倍率0.20倍(35mm判換算で0.40倍)での撮影が可能。背景を生かしたネイチャーマクロ撮影にも対応する。

別売の防水レンズポート「PPO-EP02」

 サイズは、最大径62×全長80mmで、重さは315g。フロントキャップ「LC-62E」、リアキャップ「LR-2」、レンズケース「LSC-0811」が付属する。このほか、別売で防水レンズポート「PPO-EP02」などのアクセサリを発売する。防水レンズポート「PPO-EP02」は、従来のドーム型防水レンズポート「PPO-E04」に比べて大きさ15%、重さ約30%の小型・軽量化を実現した。半水面撮影時の波の影響を減らすために、フード部分の取り外しが可能。税別価格は10万5000円。