オートデスク、統合設計アプリケーション「Autodesk AutoCAD」シリーズ新バージョン
オートデスクは、統合設計アプリケーション「Autodesk AutoCAD」シリーズの新バージョンとして、最新テクノロジーの活用、生産性の向上、接続性の向上などに主眼を置いた新機能を搭載した「Autodesk AutoCAD 2016」を発売した。
近年の設計プロジェクトでさまざまな情報が作成、やり取りされるなかで、設計者が業務に必要な情報を必要なときに、情報端末の種類を問わずに扱えるようにすることを想定して開発した。ユーザーインタフェースと最新テクノロジーを活用する範囲を拡大。点群データの編集機能を強化し、平面での切断、コーナー/エッジ検出などを可能にするほか、DIM(寸法記入)コマンドを改良して、図形上にカーソルを合わせるだけで適切な表示形式の寸法配置が可能になる。また、レンダリング エンジンを当社独自のRapitRTに変更。設定方法を簡素化し、IBL(Image Based Lighting)技術を新規に搭載して光源を全周囲に配置できるようにした。
さらに、生産性と接続性の向上を図った。コマンド操作中に、編集後の結果を事前に表示するプレビュー機能を新たに搭載。結果を事前に把握できるので、手戻りを低減する。極端なズームやパンをする際に必要だった再作図指定が不要になり、さらに効率的な作図環境を実現する。AutoCAD図面に「Autodesk Navisworks」モデルを取込み、ウォークスルーしながらモデル全体を確認することが可能になり、BIM環境で行える作業を高度化。PDFファイル作成機能が向上し、ハイパーリンクと文字認識が可能になった。
新バージョンは、期間限定のライセンス体系「Desktop Subscription」のラインアップを拡充。対象アプリケーションを増やすだけでなく、選択できる期間に「2年間」「3年間」を追加した。「Desktop Subscription」を利用することで、設計プロジェクトの規模や期間に応じて使用期間とライセンス数を選択することができ、初期費用を抑えながらニーズに合わせた運用方法やコスト管理ができるようになる。
さらに、「Desktop Subscription」には専用ウェブサイトからの技術サポート、契約期間中の機能アップデート提供、クラウドサービス「A360」を利用した25GBストレージ、フォトリアリスティックやパノラマ表示が可能なレンダリング機能などを含む。また、A360を介してプロジェクト管理やコラボレーション、モバイル端末からのアクセスなどの機能も利用できるので、場所や時間に制限なく柔軟な業務遂行が可能になる。
対応OSは、Windows 7 Enterprise/Ultimate/Professional/Home Premium、Windows 8.1/8、Windows 8.1/8 Pro、Windows 8.1/8 Enterprise。対応ブラウザはInternet Explorer 9.0以降。
汎用2D/3D CADアプリケーション「Autodesk AutoCAD 2016」汎用2D作図 CADアプリケーション「Autodesk AutoCAD LT 2016」ともに3月24日。税別価格は、「Autodesk AutoCAD 2016」の「Desktop Subscription」(1年契約、ベーシックサポート付の場合)が23万4000円、永久ライセンスが58万5000円、永久ライセンスに付帯できる保守契約サービス「Maintenance Subscription」が8万8000円。「Autodesk AutoCAD LT 2016」の「Desktop Subscription」(1年契約、ベーシックサポート付の場合)が5万7000円、永久ライセンスが19万円、「Maintenance Subscription」が2万9000円。
このほか、電気制御設計向け2D作図CADアプリケーションを3月27日に、機械設計向け向け2D作図CADアプリケーションを4月1日に、建築設計向け2D作図CADアプリケーションを3月25日に、CADデータやGISデータを取り込んで公共インフラや土木設計の調査や計画を行うためのアプリケーションを4月7日に、土木設計向けCADアプリケーションを4月10日に発売した。
配管設計向けとプラント設計向けCADアプリケーションはそれぞれ4月14日に、ラスター編集やラスター形式からベクター形式へのデータ変換を行うためのアプリケーションは4月17日に、AutoCAD LTとBIMアプリケーション Revit LTのパッケージは4月16日、AutoCAD LTと電子納品データ作成アプリケーション「Autodesk CALS Tools」をセットにしたパッケージは4月15日に発売した。なお、価格にインストール費は含まない。また、5月に価格を変更する予定。
最新版の「Autodesk AutoCAD 2016」
近年の設計プロジェクトでさまざまな情報が作成、やり取りされるなかで、設計者が業務に必要な情報を必要なときに、情報端末の種類を問わずに扱えるようにすることを想定して開発した。ユーザーインタフェースと最新テクノロジーを活用する範囲を拡大。点群データの編集機能を強化し、平面での切断、コーナー/エッジ検出などを可能にするほか、DIM(寸法記入)コマンドを改良して、図形上にカーソルを合わせるだけで適切な表示形式の寸法配置が可能になる。また、レンダリング エンジンを当社独自のRapitRTに変更。設定方法を簡素化し、IBL(Image Based Lighting)技術を新規に搭載して光源を全周囲に配置できるようにした。
Autodesk Navisworksモデルを取り込んで閲覧している画面(左)とレンダリング後のモデル例
さらに、生産性と接続性の向上を図った。コマンド操作中に、編集後の結果を事前に表示するプレビュー機能を新たに搭載。結果を事前に把握できるので、手戻りを低減する。極端なズームやパンをする際に必要だった再作図指定が不要になり、さらに効率的な作図環境を実現する。AutoCAD図面に「Autodesk Navisworks」モデルを取込み、ウォークスルーしながらモデル全体を確認することが可能になり、BIM環境で行える作業を高度化。PDFファイル作成機能が向上し、ハイパーリンクと文字認識が可能になった。
新バージョンは、期間限定のライセンス体系「Desktop Subscription」のラインアップを拡充。対象アプリケーションを増やすだけでなく、選択できる期間に「2年間」「3年間」を追加した。「Desktop Subscription」を利用することで、設計プロジェクトの規模や期間に応じて使用期間とライセンス数を選択することができ、初期費用を抑えながらニーズに合わせた運用方法やコスト管理ができるようになる。
さらに、「Desktop Subscription」には専用ウェブサイトからの技術サポート、契約期間中の機能アップデート提供、クラウドサービス「A360」を利用した25GBストレージ、フォトリアリスティックやパノラマ表示が可能なレンダリング機能などを含む。また、A360を介してプロジェクト管理やコラボレーション、モバイル端末からのアクセスなどの機能も利用できるので、場所や時間に制限なく柔軟な業務遂行が可能になる。
対応OSは、Windows 7 Enterprise/Ultimate/Professional/Home Premium、Windows 8.1/8、Windows 8.1/8 Pro、Windows 8.1/8 Enterprise。対応ブラウザはInternet Explorer 9.0以降。
汎用2D/3D CADアプリケーション「Autodesk AutoCAD 2016」汎用2D作図 CADアプリケーション「Autodesk AutoCAD LT 2016」ともに3月24日。税別価格は、「Autodesk AutoCAD 2016」の「Desktop Subscription」(1年契約、ベーシックサポート付の場合)が23万4000円、永久ライセンスが58万5000円、永久ライセンスに付帯できる保守契約サービス「Maintenance Subscription」が8万8000円。「Autodesk AutoCAD LT 2016」の「Desktop Subscription」(1年契約、ベーシックサポート付の場合)が5万7000円、永久ライセンスが19万円、「Maintenance Subscription」が2万9000円。
「Autodesk AutoCAD LT 2016」
このほか、電気制御設計向け2D作図CADアプリケーションを3月27日に、機械設計向け向け2D作図CADアプリケーションを4月1日に、建築設計向け2D作図CADアプリケーションを3月25日に、CADデータやGISデータを取り込んで公共インフラや土木設計の調査や計画を行うためのアプリケーションを4月7日に、土木設計向けCADアプリケーションを4月10日に発売した。
配管設計向けとプラント設計向けCADアプリケーションはそれぞれ4月14日に、ラスター編集やラスター形式からベクター形式へのデータ変換を行うためのアプリケーションは4月17日に、AutoCAD LTとBIMアプリケーション Revit LTのパッケージは4月16日、AutoCAD LTと電子納品データ作成アプリケーション「Autodesk CALS Tools」をセットにしたパッケージは4月15日に発売した。なお、価格にインストール費は含まない。また、5月に価格を変更する予定。