PS4の魅力を高めるVRシステムの新型試作機、2016年上半期の発売を目指す
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、プレイステーション 4(PS4)の魅力を高め、より豊かなゲーム体験を提供するバーチャルリアリティ(VR)システム「Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)」の新型試作機を、米サンフランシスコで開催中の「Game Developers Conference 2015」で発表した。2016年上半期中の商品化を目指している。
あたかもゲームの仮想世界の中に入り込んでいるかのような体験を実現するバーチャルリアリティシステム。VRヘッドセットを、従来の試作機が搭載していた5インチ液晶ディスプレイから、5.7インチの有機ELディスプレイ(解像度1920×RGB×1080)に変更することで、視野角を向上するとともに、映像の残像感やブレを大幅に低減し、没入感を高めている。
有機ELディスプレイの採用に伴い、120fpsの映像表示に対応した。また、PS4の全モデルがシステムソフトウェアのアップデートによって、「Project Morpheus」接続時に120fpsで映像を出力できる。
このほか、従来は6基だったLEDの数を9基に増やすことで、ユーザーの頭部の位置をより正確に検出する。さらに、システム全体の最適化によって、検出した頭部の動きを映像に反映するまでの遅延時間を減少し、頭部の動きをより一層反映したVR体験を実現している。
本体は、従来の試作機が採用した顔面への圧迫感や疲労の少ないバイザースタイルを継承しつつ、1本のバンドで頭部に固定する構造を採用したことで、より簡単に着脱できるようにした。また、部品構造の見直しによって軽量化を実現している。
「Project Morpheus」の新型試作機
あたかもゲームの仮想世界の中に入り込んでいるかのような体験を実現するバーチャルリアリティシステム。VRヘッドセットを、従来の試作機が搭載していた5インチ液晶ディスプレイから、5.7インチの有機ELディスプレイ(解像度1920×RGB×1080)に変更することで、視野角を向上するとともに、映像の残像感やブレを大幅に低減し、没入感を高めている。
有機ELディスプレイの採用に伴い、120fpsの映像表示に対応した。また、PS4の全モデルがシステムソフトウェアのアップデートによって、「Project Morpheus」接続時に120fpsで映像を出力できる。
このほか、従来は6基だったLEDの数を9基に増やすことで、ユーザーの頭部の位置をより正確に検出する。さらに、システム全体の最適化によって、検出した頭部の動きを映像に反映するまでの遅延時間を減少し、頭部の動きをより一層反映したVR体験を実現している。
本体は、従来の試作機が採用した顔面への圧迫感や疲労の少ないバイザースタイルを継承しつつ、1本のバンドで頭部に固定する構造を採用したことで、より簡単に着脱できるようにした。また、部品構造の見直しによって軽量化を実現している。