CP+2015で初登場のSIGMA dp3 Quattro、3月12日に発売、望遠やマクロが強み

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2015/02/27 19:17

 シグマは、新開発の「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー」を搭載した高画質コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp3 Quattro」を3月12日に発売する。価格はオープンで、税別実勢価格は10万1500円前後の見込み。

SIGMA dp3 Quattro

 フィルムと同様の層構造ですべての光情報をそのまま取り込める世界唯一のセンサ「Foveon」を採用したレンズ一体型のデジタルカメラ。有効約2900万画素のFoveon X3 ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム「Quattro」)と、35mm判カメラ換算で75mm相当の高性能50mmF2.8レンズを搭載。開放から高性能でシャープな描写性能を発揮し、センサ能力を最大限に引き出す。

 近接能力に優れ、本格的なマクロ撮影も可能。別売の専用コンバージョンレンズ「FT-1201」を装着することで、焦点距離を1.2倍にすることもできる。広角域の撮影は「SIGMA dp1 Quattro」、標準域の撮影は「SIGMA dp2 Quattro」、望遠域やマクロ撮影は新製品の「SIGMA dp3 Quattro」と、撮影スタイルによって使い分けができる。

 また、Quattro センサーのために新開発した画像処理エンジン「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)III」を搭載。新世代Foveon センサー「Quattro」から出力された信号を「TRUE III」によって、シグマ独自のアルゴリズムで画像を劣化させずに高速処理し、豊かな色調を損ねることなく、高精細で立体的な描写を実現する。

 AFモードは、9個のフォーカスフレームから選択する「9点選択モード」や、フォーカスフレームを任意の位置に細かく移動できる「自由移動モード」、人物の顔を検出したときに、優先的にピント合わせを行う「顔優先AFモード」を搭載。駆動範囲を制限できる「AF リミットモード」や、AF動作中のライブビューを停止させ、より高速なオートフォーカスを可能にする「速度優先AF モード」を選択することで、素早いピント合わせもできるようにした。「AF+MFモード」を選択すると、AFでピントを合わせた後、フォーカスリングを回してピントの微調整ができる。AF補助光を内蔵し、暗い場所でもAF撮影が可能。

 記録媒体は、SDXC/SDHC/SDカード。UHS-I規格に対応し、大容量データも高速に記録することができる。サイズは、幅161.4×高さ67×奥行き101.8mmで、電池とカードを除く重さは465g。外観の一部に軽量で堅牢なマグネシウム合金を採用。高い剛性と強度を確保した。