世界初の単眼8Kプラネタリウム、一号機は埼玉・加須未来館に3月お目見え
コニカミノルタグループでプラネタリウム事業を手掛けるコニカミノルタプラネタリウムは、単眼式(一台)で世界初の8K(8192×4800)解像度を実現する全天周デジタル映像システム「Media Globe Σ(メディアグローブ シグマ)」を開発し、販売を開始した。第一号機は、3月にリニューアルオープンする埼玉県加須市の加須未来館に納入する。
これまで、複数台の投映システムを用いて8K以上の解像度を実現したシステムはあったが、一台の投映システムで8K解像度の映像をドーム全天に投映できるシステムは「Media Globe Σ」が世界初。双方向コミュニケーションツールも「DOME THROW(ドームスロー)」機能も搭載した。
昨今の映像技術の進歩に伴い、プラネタリウム館でも高品質で多彩な映像を投映するニーズが国内外で高まっている。また、説明員による観客との双方向コミュニケーションを生かした生解説を加えた投映も重要になってきた。そこで今回、映像品質をさらに高めた最新鋭システム「メディアグローブ シグマ」を開発した。
投映部には、最先端のプロジェクターを搭載し、単眼の投映方式で8K解像度、ドームスクリーン投映では直径部4800ピクセルの高精細・高画質映像をスクリーン全天に投映。1万:1の高コントラスト比で、漆黒の宇宙とシャープで明るい星像を両立して再現する。また、コニカミノルタのコア技術である光学技術を駆使。新たに開発した高解像度映像を忠実に再現する高性能レンズをプロジェクターと組合せ、映像素材の品質を落とすことなく、階調性豊かで高精細な全天周映像をドームスクリーン全体に描写する。
このほか、太陽系の惑星を巡る宇宙旅行や紀元前100万年前の星空へタイムスリップするなど、高度な演出をよりしやすくするGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)を新た開発した。また、Windows 8タブレット端末での操作端末に対応し、ドーム内のどこからでも直感的なタッチパネル入力で投映機器のシステム制御が可能。
さらに、双方向コミュニケーションツール「DOME THROW(ドームスロー)」機能を搭載し、例えば星空解説の時に観客の理解をより深めるために、タブレット端末を活用して、さまざまな映像や画像、イラストなどのビジュアル資料をドームスクリーンの任意の位置に簡単に表示することができる。
NASA(アメリカ航空宇宙局)が持つ地球環境に関するデータを、地球のイメージ映像に合わせマッピング投映することも可能。地球を俯瞰しつつ、世界の気候や自然などのデータやビジュアル資料をドームスクリーンに投映することができる。
コニカミノルタは、2001年に「メディアグローブ」シリーズの販売を開始し、国内をはじめ、南北アメリカ、アジア各国の計120か所以上の施設に導入。高い映像品質と簡便な操作感で評価を得ている。今後は、全世界に向けて「メディアグローブ シグマ」を販売し、ドーム径や仕様の要望に合わせたバリエーションを展開をしていく。
Media Globe Σ
これまで、複数台の投映システムを用いて8K以上の解像度を実現したシステムはあったが、一台の投映システムで8K解像度の映像をドーム全天に投映できるシステムは「Media Globe Σ」が世界初。双方向コミュニケーションツールも「DOME THROW(ドームスロー)」機能も搭載した。
昨今の映像技術の進歩に伴い、プラネタリウム館でも高品質で多彩な映像を投映するニーズが国内外で高まっている。また、説明員による観客との双方向コミュニケーションを生かした生解説を加えた投映も重要になってきた。そこで今回、映像品質をさらに高めた最新鋭システム「メディアグローブ シグマ」を開発した。
ドーム内投映解像度のイメージ。左から、フルHD(1920×1080)、4K(4096×2160)、8K(8192×4800)
投映部には、最先端のプロジェクターを搭載し、単眼の投映方式で8K解像度、ドームスクリーン投映では直径部4800ピクセルの高精細・高画質映像をスクリーン全天に投映。1万:1の高コントラスト比で、漆黒の宇宙とシャープで明るい星像を両立して再現する。また、コニカミノルタのコア技術である光学技術を駆使。新たに開発した高解像度映像を忠実に再現する高性能レンズをプロジェクターと組合せ、映像素材の品質を落とすことなく、階調性豊かで高精細な全天周映像をドームスクリーン全体に描写する。
高解像度レンズ(左)と汎用レンズの投映イメージ比較
このほか、太陽系の惑星を巡る宇宙旅行や紀元前100万年前の星空へタイムスリップするなど、高度な演出をよりしやすくするGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)を新た開発した。また、Windows 8タブレット端末での操作端末に対応し、ドーム内のどこからでも直感的なタッチパネル入力で投映機器のシステム制御が可能。
さらに、双方向コミュニケーションツール「DOME THROW(ドームスロー)」機能を搭載し、例えば星空解説の時に観客の理解をより深めるために、タブレット端末を活用して、さまざまな映像や画像、イラストなどのビジュアル資料をドームスクリーンの任意の位置に簡単に表示することができる。
NASA(アメリカ航空宇宙局)が持つ地球環境に関するデータを、地球のイメージ映像に合わせマッピング投映することも可能。地球を俯瞰しつつ、世界の気候や自然などのデータやビジュアル資料をドームスクリーンに投映することができる。
コニカミノルタは、2001年に「メディアグローブ」シリーズの販売を開始し、国内をはじめ、南北アメリカ、アジア各国の計120か所以上の施設に導入。高い映像品質と簡便な操作感で評価を得ている。今後は、全世界に向けて「メディアグローブ シグマ」を販売し、ドーム径や仕様の要望に合わせたバリエーションを展開をしていく。