キヤノン、スマートフォンでリモート操作ができるビデオカメラ「iVIS HF R62」

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2015/02/10 17:56

 キヤノンは、新たにNFC(近距離無線通信)に対応し、無線ネットワーク機能を拡充したデジタルビデオカメラ「iVIS HF R62」を2月19日に発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの税別価格は5万2800円。

iVIS HF R62

 デジタルビデオカメラのエントリーモデル「iVIS HF R52」の後継機種。従来の無線LAN機能に加え、新たにNFCに対応。アプリケーション「CameraAccess plus」をインストールしたNFC対応のスマートフォンやタブレット端末をビデオカメラにかざして接続することで、端末からビデオカメラのリモート操作ができる。

NFCでの連携イメージ

 別売のカメラパンテーブル「CT-V1」にビデオカメラを接続し、スマートフォンやタブレット端末を使ってインターネット経由でビデオカメラを操作できる。左右方向に200°の範囲でパンニングするので、外出先からペットや部屋の様子を確認できる。

カメラパンテーブル「CT-V1」の使用イメージ

 有効約207万画素の1/4.85型フルHD CMOSセンサ、35mmフィルム換算で約38.5~1232mmの光学32倍ズームレンズを搭載。演算処理能力の高い映像処理プラットフォーム「DIGIC DV 4」によって、MP4/60P 35Mbpsでの映像記録に対応する。AVCHD/MP4のいずれの記録形式での撮影時も、60i記録の約2倍の情報量を記録。動きの速い被写体を鮮明な映像で撮影できる。また、撮像素子の有効エリアを効率的に使用し、35mmフィルム換算で約32.5~1853mm相当の最大57倍の「アドバンストズーム」に対応する。

「ベビーモード」の撮影イメージ

 AVCHD撮影時に、子どもの生後日数や体重などをスタンプで映像に記録できる「ベビーモード」や、ズームでの撮影中に見失った被写体を見つけやすくする「フレーミングアシスト」機能、MP4撮影時に速い動きをスローで確認したり、長時間のできごとを短い映像にまとめたりできる「スロー&ファストモーション」機能などを備える。

 記録媒体はSDXC/SDHC/SDカードで、内蔵メモリは32GB。付属のバッテリパック「BP-718」を装着した場合の連続撮影時間は約1時間50分。サイズは幅約53×高さ58×奥行き116mmで、重さ(バッテリパック、メモリカード、グリップベルト含む)は290g。カラーは、ブラウン、ベージュ、ホワイトの3色。

 6月に発売するイメージング機器「Connect Station CS100」に対応し、ビデオカメラをかざすことで、写真・動画の保存・共有・鑑賞ができる。「Connect Station CS100」間でデータを共有するなど、映像の楽しみ方が広がる。