フルサイズ一眼レフにリコーが参戦、2強の寡占市場にどう切り込むのか

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2015/02/06 21:44

 リコーイメージングは、2月5日、35ミリフルサイズセンサを搭載した一眼レフカメラの開発を発表した。Kマウントを採用したPENTAXブランドのモデルで、製品名は未定。2015年中の発売を目指す。2月12~15日に横浜で開かれるアジア最大級のカメラと写真映像の見本市「CP+2015」で参考出品する。

リコーが開発を発表したフルサイズセンサの一眼レフカメラ

 現在、フルサイズ一眼レフ市場の状況は、トップのキヤノンと2位ニコンの寡占市場。ここにリコーが割って入ることになる。一眼レフに占めるフルサイズモデルの販売台数構成比はおよそ1割前後で、この1月は8.0%だった。
 


 そのなかでキヤノンとニコンは接戦を繰り広げ、1月時点のメーカーシェアはキヤノンが56.1%、ニコンが43.5%だった。昨年1月はキヤノンが66.7%、ニコンが32.9%と大きな差が開いていたが、7月と12月には両社の順位が逆転する場面もあるなど、徐々に差は詰まってきている。
 
主なフルサイズ一眼レフの販売台数シェアランキング
ランキング メーカー シリーズ 販売台数シェア(%)
1 キヤノン EOS 6D 30.9
2 キヤノン EOS 5D MarkIII 22.5
3 ニコン D810 12.6
4 ニコン D750 12.5
5 ニコン D610 11.8
6 ニコン Df 4.6
7 キヤノン EOS-1D X 2.6
8 ニコン D4s 1.6
9 ソニー α99 0.4
10 ニコン D800 0.3
BCNランキング 2015年1月 月次<最大パネル>


 今年1月の製品別販売台数ランキングは、1位がキヤノンの「EOS 6D」で30.9%、2位が「EOS 5D Mark III」で22.5%だった。3位はニコンの「D810」で12.6%。以降6位までをニコンが占めた。こうした状況のなか、リコーの新モデルがどのようなスペックで戦いを挑むのか、注目が集まる。(道越一郎)

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