ニコン、タッチパネル初搭載の一眼レフカメラ「ニコン D5500」、ファミリー向けに

ニュース

2015/01/14 20:11

 ニコンは、1月14日、ファミリー向けモデルとしてニコンDXフォーマット対応デジタル一眼レフカメラ「ニコン D5500」を2月5日に発売すると発表した。価格はオープン。

ニコン D5500

 有効画素数2416万画素で、光学ローパスフィルターレス仕様のCMOSセンサを備える。画像処理エンジンには、白とびや黒つぶれを抑え、明暗の変化を滑らかに表現できる「EXPEED 4」を搭載する。

 ニコンのデジタル一眼レフカメラとしては初めて、液晶モニタにタッチパネルを採用し、簡単・直感的な操作を実現した。液晶モニタはバリアングルで、ローアングルからハイアングル、自分撮りなど、自由なアングルで撮影できる。

バリアングル液晶モニタを採用

 ファインダー撮影時に、液晶モニタ画面を親指でスライドすると、フォーカスポイントの移動などができる。ファインダー撮影時によく使うフォーカスポイント移動やAFエリアモード設定など、8種の機能に対応する「タッチFn(ファンクション)」機能を備える。

 外装が骨格を兼ねることで、内部構造を堅固に守るモノコック構造を採用。撮影ユニットなど重要な機構を前部に実装するとともに、前面と背面のカバーには炭素繊維複合素材を用いることによって、軽さと高い強度や剛性を実現した。

 電子部品を実装する統合基板と、撮像ユニットをほぼ同一面に、駆動系ユニットを最適な場所に配置することで、さらなる薄型化を実現。深く持ちやすいグリップによる高いホールド感とすぐれた携行性を備える。

 このほか、無線LANを利用して撮影した画像をスマートデバイスにワイヤレス転送したり、スマートデバイスのディスプレイをライブビュー画面として使用したりできる。最高で毎秒約5コマの高速連続再生や、さまざまな演出効果を選べる「スペシャルエフェクトモード」、フルHD動画撮影ができる「Dムービー」なども搭載する。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、SSDXC/SDHCカードはUHS-I規格に対応している。サイズは幅124×高さ97×奥行き70mmで、重さは約470g。カラーはブラック、レッドの2色。

 ラインアップは、「ボディ」、「18-55 VR II レンズキット」「18-140 VR レンズキット」「ダブルズームキット」の計4モデル。なお、ボディ単体はブラックモデルのみ。

 実勢価格は、「ボディのみ」が8万9800円前後、「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」が付属する「18-55 VR II レンズキット」が10万円前後、「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」が付属する「18-140 VR レンズキット」が13万円前後、「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」と「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR」が付属する「ダブルズームキット」が13万5000円前後の見込み。