自分撮りが楽しくなる「FlashAir」、「キレイ」を引き出す基本テクニック

レビュー

2014/10/02 12:35

 スマートフォンのカメラ性能が向上したことで、新しいトレンド「自分撮り(セルフィ)」が生まれた。いま一つイメージ通りに撮影できないと感じている人は、簡単に実践できる自分撮りのテクニックを身につけて、「キレイ」を引き出そう。

 自分撮りした写真を仲間とシェアするなら、デジタルカメラといっしょに無線LAN搭載のSDHCカード「FlashAir」を使うと、外出先で自分撮り写真の使い方が広がる。撮影テクニック、そして「FlashAir」を手に入れて、レベルの高い自分撮り写真をもっと活用しよう。

服装やアングルに気を配るだけでも、自分撮り写真はぐっといいものになる。
デジタルカメラに「FlashAir」を入れておけば、活用方法は大きく広がる

「自分撮り」の撮影テクニックを身につけよう



 その場ですぐ実践できる撮影テクニックが、撮影アングルの工夫。スマートフォンでもデジタルカメラでも、魅力的な自分に写すための基本的なテクニックは、ほぼ共通だ。少しだけ目線を上げて、アングルはカメラから顔を見下ろすように撮影すると、遠近法によって目が大きく見えて、アゴの輪郭がすっきりして見える。

見下ろすようなアングルで撮影すると、目を大きく、輪郭をすっきり見せることができる自由なアングルで、手元のコントローラで画角を確認しながら撮影できるカシオのセパレート型デジタルカメラ「EX-FR10」は、見下ろすようなアングルでセルフィを撮影しやすい

 デジタルカメラはもちろん、最近はスマートフォンのカメラ機能も露出(絞り)の設定ができる。露出を適正状態よりも高めに設定すると肌を白く見せることができる。少しでも「美白」に撮影したいなら、露出の設定を見直そう。ただし、暗い環境ではシャッタースピードが遅くなって、手ブレしやすくなるので注意が必要だ。

 服装にも気をつけたい。白い服を着ていると光を反射して、顔を明るく顔をきれいに、はっきり撮影することができる。服の色が暗めのときは、カメラに写らないように白いハンカチなどを顔の下に置くと、光を反射するレフ板代わりになって明るく写すことができる。

白い服や白いハンカチを使って顔を明るく撮影しよう。
室内の撮影では、手ブレしないように三脚を使うといい

デジタルカメラの撮影データをその場でシェアする東芝「FlashAir」



 無線LAN内蔵の東芝のSDHCカード「FlashAir」は、デジタルカメラに入れて通常のSDHCカードとして利用できるだけでなく、撮影したデータをワイヤレスでさまざまなデジタル機器に送ることができる。スマートフォンのWi-Fi設定で、接続先に「FlashAir」を選択すれば、スマートフォンからデジタルカメラのデータを簡単に取り出すことができる。

無線LANを内蔵するSDHCカード、東芝「FlashAir」。32GB/16GB/8GBをラインアップ
 
 ・東芝「FlashAir」の最新情報は
こちら

高画質な写真をすぐシェアできる「FlashAi r」



 自分撮りをする場所は、暗い場所や、風景などを背景に入れたい場所、広角に残したいシーンなど、さまざま。スマートフォンでは納得できる撮影ができなかったシーンでも、デジタルカメラに「FlashAir」を加えれば、高画質の写真をその場でデータの転送(シェア)することができる。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にライブ感たっぷりの撮影データをすぐにアップしたり、その場にいる仲間でシェアしたりするのが簡単だ。

「FlashAir」は、同時に最大7台のスマートフォンやタブレット端末を接続し、写真を共有することができる

 「FlashAir」を使って、デジタルカメラで撮った自分撮り写真をスマートフォンに取り込めば、その場でスマートフォンの写真編集用アプリなどを使って加工できるので、さらにハイクオリティの作品に仕上げることができる。また、最大で7台のスマートフォンやタブレット端末が、一つの「FlashAir」に同時接続して写真をシェアすることができる。端末は、iPhoneでもAndroidでもOKだ。

 スマートフォン同士で写真をやり取りする場合、iPhoneをはじめとしたiOS端末とAndroid端末の間では、ワイヤレス通信規格の互換性が低く、メール添付やクラウドにアップして写真をシェアするのが一般的だ。インターネット経由での写真のやり取りは、手間がかかるうえ、通信容量も大きくなる。「FlashAir」を通して直接やり取りすれば、手間をかけずにシェアすることができる。

遠くの人と写真をシェアするクラウドサービスを活用



 DropboxやGoogleクラウドなど、さまざまなクラウドサービスがあるが、スマートフォンユーザー同士で写真をやり取りするなら、通信キャリアのサービスが利用しやすい。例えば、SP モードを契約しているドコモユーザーなら、5GBのオンラインストレージを無料で使うことがでる。自動整理やバックアップ、プリント注文などのサービスを受けることができるウェブアルバムサービス「フォトコレクション」がある。

ドコモのウェブアルバムサービス「フォトコレクション」の操作画面。
タグづけして人物ごとに整理ができ、自分撮りした写真を整理しやすい

 ウェブアルバムの写真は、ドコモ以外のスマートフォンユーザーにも簡単にシェアすることができ、その場にいない人と自分撮り写真を簡単に共有できる。人物写真には名前をタグづけでき、自分撮りした写真を整理するときに便利だ。また、ウェブアルバムで写真をやり取りすれば、SNSやメールを使ったやり取りよりも、セキュリティの面でも安心だ。「FlashAir」を使って、スマートフォンに取り込んだ写真も、スマートフォンで撮影した写真と同じように「フォトコレクション」を利用して楽しむことができる。

「FlashAir」は、ドコモが選んだ周辺機器を取り扱う、街のドコモショップやドコモオンラインショップでも販売している

 ・ドコモオンラインショップ内「FlashAir」紹介ページ

 共有に便利な「FlashAir」、自分撮りした写真を簡単に整理することができる「フォトコレクション」など、自分撮りした写真の楽しみを広げる製品やサービスがどんどん増えている。自分撮りならではの撮影テクニックを身につけて、レベルの高い自分撮り写真をもっともっと楽しもう。

※本記事は、2014年9月27日発行のフリーマガジン『BCNランキング』に掲載した記事をWeb用に再構成したものです。