【東京ゲームショウ2014】ガルボア、スマートフォン向けゲームアプリの配信を本格始動、将来は海外展開も
2013年10月創業のスマートフォン向けゲームアプリメーカー、ガルボア。今年9月9日、本格的にゲームアプリの配信を開始し、9月18~21日に幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2014」で新作ゲームを披露した。
スマートフォン/タブレット端末向けのゲームというと、ゲーム機やPC向けに開発したビッグネームタイトルのリメイクやスピンオフ作品が多い。しかしガルボアは、自社で開発したゲームや海外で人気のゲーム、学生が中心に作成したゲームなど、オリジナリティ溢れるゲームを調達して配信する。
ゲーム業界全体をみると、PlayStation 4も先日発売のXbox Oneも、大手のゲームソフトメーカーのタイトルだけではなく、小規模の独立系ゲーム開発チームや個人が制作したインディーズゲームの拡充に力を注いでいる。これらは、オンラインを中心に販売されている。
大手ゲームソフトメーカーは、莫大な開発費をかけて、クオリティの高い作品を生み出すことができる。しかし、開発費を回収するために売れ行きには大変厳しくその結果、どうしても過去人気があった作品のナンバリングタイトル(正統続編)が増える傾向にある。その点、インディーズゲームは新しい発想のゲームが生まれやすく、未来のビッグタイトルを生むのではと注目を集めている。ガルボアは、スマートフォン版のインディーズゲームメーカーといえる。
スマートフォン向けゲームは、比較的短時間で開発できる。ガルボアの中村文彦専務執行役員は「さすがにロールプレイングゲーム(RPG)は、1年ぐらいかかったが、パズルゲームなら1か月ほどでできあがる。スマートフォン向けゲームは何が当たるかわからないので、たくさんのコンテンツを用意する」と話す。
まず第一弾として、主力タイトルの『コンガリーズブレイド』『The Age of Discovery』『スカイダム』に加え、パズルゲームの『きのっこ』『ジミーの大冒険』など4タイトルの計7本を、9月9日に配信を開始した。『コンガリーズブレイド』は仲間を集めながらドラゴンを倒すRPG、『The Age of Discovery』は海賊たちと戦いながらストーリーを進めていくシミュレーションRPG、『スカイダム』は天空を舞台に領地を争う戦略シミュレーションで、3タイトルで「陸」「海」「空」をテーマにする。ゲーム内課金はあるももの、基本は無料でプレーできる。
今後はパズル系ゲームを月1~2本ほど、RPGなどはクリスマスや長期の休み、ゴールデンウィークなどのイベントに合わせて、3か月に1本ほど追加していく予定だ。また、現在はiOSやAndroid向けに提供しているが、今後、Windows Phoneが出た場合は、Windows OS向けにも提供していく。
日本で人気になったタイトルや、引き合いのあったタイトルは、今後、台湾、中国などのアジア圏で展開していく予定だ。中村専務は「中国で人気のゲームをみても、日本のゲームとあまり差異がない。ユーザーはどこの国でつくったゲームかを気にせずにゲーム自体を楽しんでいる。ゲーム市場ではアジアに垣根はない」と、海外進出に意欲をみせる。
今後、声優を使った告知やニコニコ生放送を使った告知、シーズンに合わせたキャンペーンなどを実施し、コアなゲームユーザーを中心にアピールしていく。
東京ゲームショウのガルボアブース
スマートフォン/タブレット端末向けのゲームというと、ゲーム機やPC向けに開発したビッグネームタイトルのリメイクやスピンオフ作品が多い。しかしガルボアは、自社で開発したゲームや海外で人気のゲーム、学生が中心に作成したゲームなど、オリジナリティ溢れるゲームを調達して配信する。
東京ゲームショウ2014のブースに立つ「ガルボアガール」
ゲーム業界全体をみると、PlayStation 4も先日発売のXbox Oneも、大手のゲームソフトメーカーのタイトルだけではなく、小規模の独立系ゲーム開発チームや個人が制作したインディーズゲームの拡充に力を注いでいる。これらは、オンラインを中心に販売されている。
大手ゲームソフトメーカーは、莫大な開発費をかけて、クオリティの高い作品を生み出すことができる。しかし、開発費を回収するために売れ行きには大変厳しくその結果、どうしても過去人気があった作品のナンバリングタイトル(正統続編)が増える傾向にある。その点、インディーズゲームは新しい発想のゲームが生まれやすく、未来のビッグタイトルを生むのではと注目を集めている。ガルボアは、スマートフォン版のインディーズゲームメーカーといえる。
「どれが当たるかわからない」「とにかくリリースし続ける」
スマートフォン向けゲームは、比較的短時間で開発できる。ガルボアの中村文彦専務執行役員は「さすがにロールプレイングゲーム(RPG)は、1年ぐらいかかったが、パズルゲームなら1か月ほどでできあがる。スマートフォン向けゲームは何が当たるかわからないので、たくさんのコンテンツを用意する」と話す。
まず第一弾として、主力タイトルの『コンガリーズブレイド』『The Age of Discovery』『スカイダム』に加え、パズルゲームの『きのっこ』『ジミーの大冒険』など4タイトルの計7本を、9月9日に配信を開始した。『コンガリーズブレイド』は仲間を集めながらドラゴンを倒すRPG、『The Age of Discovery』は海賊たちと戦いながらストーリーを進めていくシミュレーションRPG、『スカイダム』は天空を舞台に領地を争う戦略シミュレーションで、3タイトルで「陸」「海」「空」をテーマにする。ゲーム内課金はあるももの、基本は無料でプレーできる。
「ガルボアガール」のお腹のQRコードからゲームをダウンロードできる(写真はGoogle Play版)
今後はパズル系ゲームを月1~2本ほど、RPGなどはクリスマスや長期の休み、ゴールデンウィークなどのイベントに合わせて、3か月に1本ほど追加していく予定だ。また、現在はiOSやAndroid向けに提供しているが、今後、Windows Phoneが出た場合は、Windows OS向けにも提供していく。
シミュレーションRPG『スカイダム』
積極的に海外展開を アジア圏のゲーム市場は垣根がない
日本で人気になったタイトルや、引き合いのあったタイトルは、今後、台湾、中国などのアジア圏で展開していく予定だ。中村専務は「中国で人気のゲームをみても、日本のゲームとあまり差異がない。ユーザーはどこの国でつくったゲームかを気にせずにゲーム自体を楽しんでいる。ゲーム市場ではアジアに垣根はない」と、海外進出に意欲をみせる。
今後、声優を使った告知やニコニコ生放送を使った告知、シーズンに合わせたキャンペーンなどを実施し、コアなゲームユーザーを中心にアピールしていく。