キヤノン、プリンタの2014年モデル、NFC対応の上位モデルや女性向けモデル
キヤノンは、インクジェットプリンタ「PIXUS(ピクサス)」シリーズの新製品として、NFC(近距離無線通信)対応の上位モデル「PIXUS MG7530」、女性向けモデル「PIXUS Atelier(アトリエ)」など、5モデルを9月4日から順次発売する。
発表会の冒頭、川崎正己社長は「国内のインクジェットプリンタ市場は、2014年前半に消費増税前の駆込み需要や、Windows XPサポート終了という後押しがあったものの、年間を通しては前年並みの510万台ぐらいになるだろう。一方、使い方ではスマートフォンやタブレット端末から印刷する人が増えている。今後もスマートデバイスからの印刷機能に力を注ぐ」と話した。
上位モデルの「PIXUS MG7530」は、スマートフォンから簡単に印刷できるよう「PIXUSタッチ」を搭載。NFC対応のスマートフォンに専用アプリ「PIXUS Print」をインストールし、印刷する写真を選択する。「PIXUS MG7530」の“NFC”マークにスマートフォンをタッチすると、プリンタとスマートフォンが無線LANでつながり、自動で印刷を開始する。また、スキャンもタッチで自動実行ができる。
ウェブブラウザ上で使えるアプリ「Easy-PhotoPrint+」では、タブレット端末やPCからスタンプ、文字入れなどを手軽に編集し、オリジナルの写真を印刷できる。
スキャン機能のクラウド対応も強化した。スキャンしたデータをストレージサービスへ直接アップロードする「Scan to ストレージサービス」機能は、EvernoteとDropboxに加え、OneDriveとGoogle Driveをサポート。ウェブメールサービスにスキャンデータを添付した下書きデータを作成する「Attach to Webmail」機能や、宛先を指定してスキャンデータを直接メール送信する「Scan to Email」機能も搭載する。
カラーはブラック、ホワイト、ブラウン、オレンジの4色。発売日は9月4日で、直販サイトでの価格は3万円前後の見込み。
家庭用プリンタの利用者は男性が多く、主に年賀状の印刷に使用しているという。女性層の開拓を目指し、新コンセプトモデル「PIXUS Atelier MG7530F」を追加する。上位モデル「PIXUS MG7530」がベースで、基本性能や機能は同等だ。本体カラーにはエクリュベージュを採用した。
「PIXUS Atelier MG7530F」は、デザインだけではなく、操作画面のデザインも女性向けに調整。パッケージや説明書に花柄をあしらうなど、女性仕様に仕上げた。
専用のスマートフォンアプリ「PIXUS Atelier PRINT」は、スマートフォンで撮影した写真などを使って、ラベルやギフトボックスなどを簡単にプリントできる。デザイン、操作性、ユーザーインターフェース、言葉づかいなども、女性向けにカスタマイズした。
また、「PIXUS Atelier MG7530F」で作成できるメッセージカード、ランプシェードなど、さまざまな雑貨のつくり方を紹介するウェブサイト「Atelier Gallery」をオープン。購入者だけでなく、購入を検討している人もアクセスできる。発売は9月4日で、直販サイトでの価格は3万円前後の見込み。
「PIXUS MG6730」「PIXUS MG5630」はベーシックモデル。「PIXUS MG6730」は、「PIXUS MG7530」と主な仕様が共通で、「PIUXSタッチ」には対応していない。デザインは従来機を踏襲。操作部の液晶は3型で、「Ethernet」も省いた。発売は9月4日で、直販サイトでの価格は2万5000円前後の見込み。
「PIXUS MG5630」は、機能を絞ったシンプルなモデル。新機能として、タブレット端末に最適化したプリントアプリ「Easy-Photo Print+」に対応するほか、スキャンしたデータをクラウド上のストレージに保存する「Scan to ストレージサービス」で、OneDriveとGoogleDriveが選択できる。カラーはブラックとホワイトの2色。9月4日発売で、直販サイトでの価格は2万円前後の見込み。
モバイルプリンタ「PIXUS iP110」は、2008年5月に発売した「PIXUS iP100」の後継機。持ち運びができるコンパクトなボディにWi-Fi機能を搭載し、スマートフォン/タブレット端末から簡単に印刷ができる。オプションのバッテリは、フル充電で約290枚印刷できる。発売は11月上旬で、直販サイトでの価格は3万円前後の見込み。
2014年の「PIXUS」シリーズ
発表会の冒頭、川崎正己社長は「国内のインクジェットプリンタ市場は、2014年前半に消費増税前の駆込み需要や、Windows XPサポート終了という後押しがあったものの、年間を通しては前年並みの510万台ぐらいになるだろう。一方、使い方ではスマートフォンやタブレット端末から印刷する人が増えている。今後もスマートデバイスからの印刷機能に力を注ぐ」と話した。
市場のトレンドを説明する川崎社長
スマートフォンをタッチして印刷 「PIXUS MG7530」
上位モデルの「PIXUS MG7530」は、スマートフォンから簡単に印刷できるよう「PIXUSタッチ」を搭載。NFC対応のスマートフォンに専用アプリ「PIXUS Print」をインストールし、印刷する写真を選択する。「PIXUS MG7530」の“NFC”マークにスマートフォンをタッチすると、プリンタとスマートフォンが無線LANでつながり、自動で印刷を開始する。また、スキャンもタッチで自動実行ができる。
PIXUS MG7530
ウェブブラウザ上で使えるアプリ「Easy-PhotoPrint+」では、タブレット端末やPCからスタンプ、文字入れなどを手軽に編集し、オリジナルの写真を印刷できる。
スキャン機能のクラウド対応も強化した。スキャンしたデータをストレージサービスへ直接アップロードする「Scan to ストレージサービス」機能は、EvernoteとDropboxに加え、OneDriveとGoogle Driveをサポート。ウェブメールサービスにスキャンデータを添付した下書きデータを作成する「Attach to Webmail」機能や、宛先を指定してスキャンデータを直接メール送信する「Scan to Email」機能も搭載する。
カラーはブラック、ホワイト、ブラウン、オレンジの4色。発売日は9月4日で、直販サイトでの価格は3万円前後の見込み。
女性向けの「PIXUS Atelier」 専用アプリも用意
家庭用プリンタの利用者は男性が多く、主に年賀状の印刷に使用しているという。女性層の開拓を目指し、新コンセプトモデル「PIXUS Atelier MG7530F」を追加する。上位モデル「PIXUS MG7530」がベースで、基本性能や機能は同等だ。本体カラーにはエクリュベージュを採用した。
PIXUS Atelier MG7530F
「PIXUS Atelier MG7530F」は、デザインだけではなく、操作画面のデザインも女性向けに調整。パッケージや説明書に花柄をあしらうなど、女性仕様に仕上げた。
専用のスマートフォンアプリ「PIXUS Atelier PRINT」は、スマートフォンで撮影した写真などを使って、ラベルやギフトボックスなどを簡単にプリントできる。デザイン、操作性、ユーザーインターフェース、言葉づかいなども、女性向けにカスタマイズした。
また、「PIXUS Atelier MG7530F」で作成できるメッセージカード、ランプシェードなど、さまざまな雑貨のつくり方を紹介するウェブサイト「Atelier Gallery」をオープン。購入者だけでなく、購入を検討している人もアクセスできる。発売は9月4日で、直販サイトでの価格は3万円前後の見込み。
ベーシックモデルの「MG6730」「MG5630」 モバイルプリンタ「iP110」
「PIXUS MG6730」「PIXUS MG5630」はベーシックモデル。「PIXUS MG6730」は、「PIXUS MG7530」と主な仕様が共通で、「PIUXSタッチ」には対応していない。デザインは従来機を踏襲。操作部の液晶は3型で、「Ethernet」も省いた。発売は9月4日で、直販サイトでの価格は2万5000円前後の見込み。
PIXUS MG6730
「PIXUS MG5630」は、機能を絞ったシンプルなモデル。新機能として、タブレット端末に最適化したプリントアプリ「Easy-Photo Print+」に対応するほか、スキャンしたデータをクラウド上のストレージに保存する「Scan to ストレージサービス」で、OneDriveとGoogleDriveが選択できる。カラーはブラックとホワイトの2色。9月4日発売で、直販サイトでの価格は2万円前後の見込み。
PIXUS MG5630
モバイルプリンタ「PIXUS iP110」は、2008年5月に発売した「PIXUS iP100」の後継機。持ち運びができるコンパクトなボディにWi-Fi機能を搭載し、スマートフォン/タブレット端末から簡単に印刷ができる。オプションのバッテリは、フル充電で約290枚印刷できる。発売は11月上旬で、直販サイトでの価格は3万円前後の見込み。
PIXUS iP110