「自炊」のススメ――本棚から溢れた書籍を断裁機&スキャナでスマートにデジタル化しよう
夏休みに、忙しくてこれまでなかなかできなかったことを、まとめてやろうと思っている人は多いだろう。おすすめは、本棚から溢れてしまった書籍や雑誌をまとめてデジタル化する「自炊」への挑戦だ。
「自炊」とは、自分が持っている書籍や雑誌を、スキャナなどを使ってデジタル化すること。紙の書籍をデジタル化することで、PCやタブレット端末、スマートフォンで閲覧できるようになるし、数十冊分の書籍のデータをデバイスに入れて持ち歩くことができる。さらに、クラウドにアップしておけば、いつでもどこでも、どの端末からも閲覧ができる。
こうなると、書籍を紙の形態で所有している必要がないのでデジタル化した書籍を処分でき、本棚や部屋がスッキリする。夏休みに断捨離をしたい人にはピッタリだ。また、書籍をデジタル化することで、検索などがしやすくなるというメリットもある。
「自炊」には、書籍を解体する断裁機、紙をデジタル化するスキャナが必要だ。断裁機はカッターなどで代用する人も多いが、数十ページ、数百ページある書籍をカッターで何冊もカットしていくのは現実的ではない。やはり、一度に大量のページをカットできる断裁機で、作業を効率的に進めたいところだ。
スキャナは家庭にある複合インクジェットプリンタのスキャナ機能を使うことができるが、これも手動でページ送りをするのは大変。紙送りができるドキュメントスキャナがあると便利だ。最近は、名刺管理や書類のデジタル化の目的で購入する人が増えている。
この夏休みに「自炊」を始めようと思っている人で、「スキャナはもう持っている」という人には、プラスのコンパクト断裁機「PK-113」(http://bungu.plus.co.jp/sta/product/cut/papercutter/)がオススメだ。
断裁機というと、教育現場やオフィスなどで使われる大型の製品が思い浮かぶ。しかし、大型だと重いし、毎日使うものではないので置き場所に困る。
「PK-113」は、開閉式トレーを採用し、使わないときはたたんでPCデスクの上にそのまま置いておける省スペースの断裁機。トレー収納時の設置面積はわずか455×105mmほど。ABS樹脂を採用した白いボディで、書斎のデスクだけではなく、リビングなどに置いても違和感がない。重さは約5.2kgで、取っ手がついているので、片手でらくに運ぶことができる。
軽量・コンパクトで、女性にもウケがよさそうな柔らかい印象のデザインだが、切断能力は十分。A4用紙を約60枚セットして、片手で一度に断裁できる。大型の断裁機は一度に100枚以上を断裁できるモデルが多いが、ドキュメントスキャナにセットできる枚数は限られている。例えば、家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、2014年6月に1位だったPFUの「ScanSnap iX500」の原稿搭載枚数は最大50枚だ。つまり、断裁機で100枚以上をまとめて断裁しても、スキャナに全部セットすることができない。
断裁した紙をスキャナにセットし、読み込んでいる間に次の書籍を断裁する――この使い方なら、手間も時間もムダにすることなく、流れ作業で効率よく書籍をデジタル化できる。
一度に断裁できる枚数をあえて減らしたことで、もう一つメリットが生まれた。刃を従来の1.5mm厚から0.5mm厚にできたのだ。刃を薄く、鋭くすることで断裁の際の抵抗を減らし、サックリと切ることができる。
さらに、てこの原理を採り入れた独自機構「パワーアシストメカニズム」を採用。支点を2か所にすることで、前モデルと比べて約4分の1の力で断裁することができる。試しに60枚の紙の束を断裁してみたが、大型のモデルだと体重を乗せないと断裁できなかったが、「PK-113」なら女性でも片手の力だけで断裁できた。
断裁機を子どもがいる家庭や学校などに置くとき、一番心配なのが子どものケガだろう。「PK-113」は、刃をむき出しにせず、本体に収納しているだけでなく、用紙の出入り口にも安全カバーをつけている。用紙をセットする前面の隙間はわずか8mmほどなので、大人はもちろん、子どもの指も入らない。さらに、背面側は内側から押し出さないとプラスチックカバーが開かないので、外側から指を入れることができない。これなら、子どもが誤って指を切ってしまうことはない。
断裁機を使っていると、いつかは替刃の交換作業をするタイミングが訪れる。刃の耐久回数を超えてしまった場合はもちろん、ステープラの針など、固い金属を誤って切ってしまい、刃が欠けてしまうこともある。「PK-113」は一切刃に触れることなく、替刃交換ができる安全設計。新しい刃はもちろん、古い刃もケースなどで覆った状態で交換するので、ケガのリスクはほぼない。
また「PK-113」は、大型の断裁機だと1万円以上する替刃の価格を2800円にすることで、ランニングコストをぐっと抑えた。
コンパクトで、どの部屋にも違和感なく溶け込むデザイン、子どもがいてもケガの心配がない安全設計、そして安いランニングコスト。「PK-113」は、家庭用を名乗るにふさわしい断裁機だ。この夏、スマートに「自炊」を始めたい人は「PK-113」がオススメだ。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
プラスの断裁機「PK-113」(右)とPFUのスキャナ「ScanSnap iX500」(左)
「自炊」とは、自分が持っている書籍や雑誌を、スキャナなどを使ってデジタル化すること。紙の書籍をデジタル化することで、PCやタブレット端末、スマートフォンで閲覧できるようになるし、数十冊分の書籍のデータをデバイスに入れて持ち歩くことができる。さらに、クラウドにアップしておけば、いつでもどこでも、どの端末からも閲覧ができる。
こうなると、書籍を紙の形態で所有している必要がないのでデジタル化した書籍を処分でき、本棚や部屋がスッキリする。夏休みに断捨離をしたい人にはピッタリだ。また、書籍をデジタル化することで、検索などがしやすくなるというメリットもある。
「自炊」を簡単にするドキュメントスキャナと断裁機
「自炊」には、書籍を解体する断裁機、紙をデジタル化するスキャナが必要だ。断裁機はカッターなどで代用する人も多いが、数十ページ、数百ページある書籍をカッターで何冊もカットしていくのは現実的ではない。やはり、一度に大量のページをカットできる断裁機で、作業を効率的に進めたいところだ。
スキャナは家庭にある複合インクジェットプリンタのスキャナ機能を使うことができるが、これも手動でページ送りをするのは大変。紙送りができるドキュメントスキャナがあると便利だ。最近は、名刺管理や書類のデジタル化の目的で購入する人が増えている。
この夏休みに「自炊」を始めようと思っている人で、「スキャナはもう持っている」という人には、プラスのコンパクト断裁機「PK-113」(http://bungu.plus.co.jp/sta/product/cut/papercutter/)がオススメだ。
コンパクトな白いボディ リビングに置いても違和感のないデザイン
断裁機というと、教育現場やオフィスなどで使われる大型の製品が思い浮かぶ。しかし、大型だと重いし、毎日使うものではないので置き場所に困る。
「PK-113」は、開閉式トレーを採用し、使わないときはたたんでPCデスクの上にそのまま置いておける省スペースの断裁機。トレー収納時の設置面積はわずか455×105mmほど。ABS樹脂を採用した白いボディで、書斎のデスクだけではなく、リビングなどに置いても違和感がない。重さは約5.2kgで、取っ手がついているので、片手でらくに運ぶことができる。
白いボディにオレンジのアクセントが映える。たたむとこんなにコンパクト
薄く鋭い刃と2か所のてこでサックリとした切れ味を実現
軽量・コンパクトで、女性にもウケがよさそうな柔らかい印象のデザインだが、切断能力は十分。A4用紙を約60枚セットして、片手で一度に断裁できる。大型の断裁機は一度に100枚以上を断裁できるモデルが多いが、ドキュメントスキャナにセットできる枚数は限られている。例えば、家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、2014年6月に1位だったPFUの「ScanSnap iX500」の原稿搭載枚数は最大50枚だ。つまり、断裁機で100枚以上をまとめて断裁しても、スキャナに全部セットすることができない。
断裁した紙をスキャナにセットし、読み込んでいる間に次の書籍を断裁する――この使い方なら、手間も時間もムダにすることなく、流れ作業で効率よく書籍をデジタル化できる。
一度に断裁できる枚数をあえて減らしたことで、もう一つメリットが生まれた。刃を従来の1.5mm厚から0.5mm厚にできたのだ。刃を薄く、鋭くすることで断裁の際の抵抗を減らし、サックリと切ることができる。
薄く鋭くした刃
さらに、てこの原理を採り入れた独自機構「パワーアシストメカニズム」を採用。支点を2か所にすることで、前モデルと比べて約4分の1の力で断裁することができる。試しに60枚の紙の束を断裁してみたが、大型のモデルだと体重を乗せないと断裁できなかったが、「PK-113」なら女性でも片手の力だけで断裁できた。
「パワーアシストメカニズム」。てこの原理で軽い力で断裁できる
替刃交換時に刃に触れない安全設計 子どもがいる家庭でも安心
断裁機を子どもがいる家庭や学校などに置くとき、一番心配なのが子どものケガだろう。「PK-113」は、刃をむき出しにせず、本体に収納しているだけでなく、用紙の出入り口にも安全カバーをつけている。用紙をセットする前面の隙間はわずか8mmほどなので、大人はもちろん、子どもの指も入らない。さらに、背面側は内側から押し出さないとプラスチックカバーが開かないので、外側から指を入れることができない。これなら、子どもが誤って指を切ってしまうことはない。
前面のすき間はほんのわずか。背面は外側から指を入れることができない
断裁機を使っていると、いつかは替刃の交換作業をするタイミングが訪れる。刃の耐久回数を超えてしまった場合はもちろん、ステープラの針など、固い金属を誤って切ってしまい、刃が欠けてしまうこともある。「PK-113」は一切刃に触れることなく、替刃交換ができる安全設計。新しい刃はもちろん、古い刃もケースなどで覆った状態で交換するので、ケガのリスクはほぼない。
刃をケースで覆った状態で交換する
また「PK-113」は、大型の断裁機だと1万円以上する替刃の価格を2800円にすることで、ランニングコストをぐっと抑えた。
コンパクトで、どの部屋にも違和感なく溶け込むデザイン、子どもがいてもケガの心配がない安全設計、そして安いランニングコスト。「PK-113」は、家庭用を名乗るにふさわしい断裁機だ。この夏、スマートに「自炊」を始めたい人は「PK-113」がオススメだ。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。