【COMPUTEX TAIPEI 2014】ASUSがスマートフォンをドッキングできる新タイプのPC
「COMPUTEX TAIPEI」では、毎年、数多くの新製品が発表される。ワールドワイドモデルも多く、日本ではなかなかお目にかかれない製品に出会える貴重な場でもある。今年、そのなかでひときわ目を引かれたのが、台湾のASUSTeK Computer(ASUS)だった。新製品の数もさることながら、一風変わった新デバイスがあった。
ASUSは、4K表示対応のノートPCや4K対応液晶ディスプレイ、曲面ディスプレイ、スマートフォン、LTE対応タブレット端末など、多くの製品を展示。そのなかの今年の目玉は、ノートPC「Transformer Book」シリーズの新モデルだ。
「Transformer Book」シリーズは、ディスプレイ部分を取り外したり、ディスプレイを回転したりできる変形タイプのノートPC。薄型モデルの「Transformer Book T300 Chi」、液晶が360°回転する「Transformer Book Flip」、「Transformer Book V」を展示した。なかでも注目が集まったのが、「Transformer Book V」だ。
「Transformer Book V」は、ディスプレイ部分とキーボード部分が着脱できる構造を採用している2-in-1モデル。ほかの2-in-1モデルと大きく異なるのが、ディスプレイの背面にASUSのスマートフォン「PadFone」をドッキングするスロットを備えている点だ。
PCのOSにはWindows 8.1を、「PadFone」にはAndroid 4.4を搭載する。「PadFone」を「Transformer Book V」にドッキングすることで、「Transformer Book V」をAndroid端末として使うこともできる。OSの切替えはキーボード部の専用ボタンで行う。
つまり、Windows搭載のノートPC、タブレット端末、Android搭載スマートフォン、タブレット端末、ノートPCと5タイプの使い方ができることになる。製品名「Transformer Book V」の「V」は、使い分けの「ファイブ」を意味しているのだ。
Windows側のスペックは、CPUがコードネーム「Broadwell」と思われる次世代Coreプロセッサの省電力モデルで、メインメモリは4GB、ストレージ容量は128GB、液晶ディスプレイは12.5型のIPS液晶を搭載する。
スマートフォン「PadFone」は、インテルのAtomクアッドコアCPUを採用。メモリ容量は2GBで、64GBのストレージ、5インチのHD対応IPS液晶を備える。背面に800万画素のメインカメラ、液晶面に200万画素のサブカメラを搭載する。気になる日本展開だが、現在検討中ということだった。
モバイルPCユーザー向け製品として、もう一つ注目したいのが、「Transformer Book T300 Chi」だ。ディスプレイとキーボードが着脱できる2-in-1モデルで、特筆すべきはその薄さだ。
ノートPC状態の厚さは、前方の最薄部が5.25mm、後方の最厚部は14.30mmとMacBook Airよりも薄い。また、キーボードを外したタブレットスタイルでは、最薄部3mm、最厚部7.3mmで、12.5型タブレット端末として世界最薄という。
液晶は、12.5型IPS液晶を採用。また、LTE通信機能を標準で内蔵する。CPUは次世代Coreプロセッサの省電力モデル。メモリは2/4GBで、OSはWindows 8.1/8.1 Pro。スペックの詳細は、現時点で未公開だ。発売時期は2015年初頭の予定で、価格は未定。
「COMPUTEX TAIPEI 2014」のASUSブース
ASUSは、4K表示対応のノートPCや4K対応液晶ディスプレイ、曲面ディスプレイ、スマートフォン、LTE対応タブレット端末など、多くの製品を展示。そのなかの今年の目玉は、ノートPC「Transformer Book」シリーズの新モデルだ。
ASUSイチオシの「Transformer Book」シリーズ
「Transformer Book」シリーズは、ディスプレイ部分を取り外したり、ディスプレイを回転したりできる変形タイプのノートPC。薄型モデルの「Transformer Book T300 Chi」、液晶が360°回転する「Transformer Book Flip」、「Transformer Book V」を展示した。なかでも注目が集まったのが、「Transformer Book V」だ。
左から「Transformer Book T300 Chi」「Transformer Book V」「Transformer Book Flip」
「Transformer Book V」は、ディスプレイ部分とキーボード部分が着脱できる構造を採用している2-in-1モデル。ほかの2-in-1モデルと大きく異なるのが、ディスプレイの背面にASUSのスマートフォン「PadFone」をドッキングするスロットを備えている点だ。
PCの背面にスマートフォンをドッキング
PCのOSにはWindows 8.1を、「PadFone」にはAndroid 4.4を搭載する。「PadFone」を「Transformer Book V」にドッキングすることで、「Transformer Book V」をAndroid端末として使うこともできる。OSの切替えはキーボード部の専用ボタンで行う。
OSの切り替えボタン
つまり、Windows搭載のノートPC、タブレット端末、Android搭載スマートフォン、タブレット端末、ノートPCと5タイプの使い方ができることになる。製品名「Transformer Book V」の「V」は、使い分けの「ファイブ」を意味しているのだ。
PCの画面にAndroidの画面を表示
Windows側のスペックは、CPUがコードネーム「Broadwell」と思われる次世代Coreプロセッサの省電力モデルで、メインメモリは4GB、ストレージ容量は128GB、液晶ディスプレイは12.5型のIPS液晶を搭載する。
スマートフォン「PadFone」は、インテルのAtomクアッドコアCPUを採用。メモリ容量は2GBで、64GBのストレージ、5インチのHD対応IPS液晶を備える。背面に800万画素のメインカメラ、液晶面に200万画素のサブカメラを搭載する。気になる日本展開だが、現在検討中ということだった。
MacBook Airより軽い「Transformer Book T300 Chi」
モバイルPCユーザー向け製品として、もう一つ注目したいのが、「Transformer Book T300 Chi」だ。ディスプレイとキーボードが着脱できる2-in-1モデルで、特筆すべきはその薄さだ。
MacBook Airよりも薄い「Transformer Book T300 Chi」
ノートPC状態の厚さは、前方の最薄部が5.25mm、後方の最厚部は14.30mmとMacBook Airよりも薄い。また、キーボードを外したタブレットスタイルでは、最薄部3mm、最厚部7.3mmで、12.5型タブレット端末として世界最薄という。
液晶は、12.5型IPS液晶を採用。また、LTE通信機能を標準で内蔵する。CPUは次世代Coreプロセッサの省電力モデル。メモリは2/4GBで、OSはWindows 8.1/8.1 Pro。スペックの詳細は、現時点で未公開だ。発売時期は2015年初頭の予定で、価格は未定。