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インターネット、DAWソフト「ABILITY Pro」と「ABILITY」、「Singer Song Writer 10」の後継ソフト

ニュース

2014/05/22 12:31

 インターネットは、音楽作成ソフト「Singer Song Writer 10 Professional」「Singer Song Writer 10 Standard」の後継ソフトとして、オーディオ機能やMIDI機能を強化した「ABILITY Pro」と「ABILITY」を、6月19日に発売する。

「ABILITY Pro」と「ABILITY」

「ABILITY Pro」(左)と「ABILITY」

 オーディオとMIDIをシームレスに扱い、作曲、アレンジ、レコーディング、サウンドデザイン、ミキシング、マスタリング、リリースなど、プロ仕様のレコーディングシステムと、楽曲制作のための創作環境や支援機能を備えた音楽制作ソフトウェア。

「ABILITY Pro」の画面イメージ

「ABILITY Pro」の画面イメージ

 「Singer Song Writer 10」からの機能強化として、ユーザーインターフェースの改良や内部処理のブラッシュアップ、オートメーション分解の向上などによって、オーディオとMIDI処理の安定性をさらに高めた。

 オーディオ処理は、64ビットの内部処理で、最大24ビット/192kHzまで対応し、オーディオのレコーディングはAUDIOトラックにダイレクトで入力する。さらに、各AUDIOトラックにはInput TrimとRecモニタスイッチを備え、VSTiトラックにもフリーズ機能が使用できる。

 演奏したフレーズをリアルタイムに入力してMIDIファイルとして保存できる「MIDIフレーズRECプール」機能を搭載し、鉛筆カーソルでエディタ上をマウスドラッグして任意の長さの音符を入力できる。音符の伸縮や移動もマウスドラッグで行うことができ、全音符以上のロングトーンの入力にも対応する。

 さらに、VSTプラグインエフェクトやVSTiはVST3/2に対応し、楽曲制作で使用するフレーズデータなどを一元管理するメディアブラウザや、コード名から使用できるスケールを五線譜やギターフレットから入力できるスケールウィンドウを装備。USBメモリを使用したアクティベーションをサポートするなど、大幅に機能を強化した。

 このほか、「VOCALOID3 Editor」をReWire対応アプリケーションとして扱えるVSTプラグインを収録し、ボーカロイドとの連携にも対応する。

 対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista。

 「ABILITY Pro」は、録音時に8個までのRec EFFECTを使用したかけ録りができる上位エディション。ボーカルエディタにはハーモナイズ機能を搭載し、各種VSTプラグインエフェクトを標準で備える。税別価格は、通常版が5万6000円、アカデミック版が3万8000円、初回数量限定のクロスアップグレード版が3万3000円、通常のクロスアップグレード版が3万8000円。

 「ABILITY」の税別価格は、通常版が3万円、アカデミック版が2万2000円、クロスアップグレード版が2万2000円。

 4月10日以降に「Singer Song Writer 10 Professional 通常版」などを購入したユーザーは「ABILITY Pro」に、「Singer Song Writer 10 Standard 通常版」などを購入したユーザーは「ABILITY」に、それぞれ無償でアップグレードできるキャンペーンをあわせて実施する。