KADOKAWAとドワンゴが経営統合、持ち株会社「KADOKAWA・DWANGO」設立へ
KADOKAWA(松原眞樹社長)と動画サービス「niconico」などを運営するドワンゴ(荒木隆司社長)は、共同で持ち株会社「KADOKAWA・DWANGO」を10月1日に設立し、経営統合すると発表した。新会社の代表取締役会長にはドワンゴの川上量生会長、代表取締役社長にはKADOKAWAの佐藤辰男相談役、取締役に角川歴彦会長が就き、ドワンゴのキーマンの一人である夏野剛取締役も新会社の取締役に就任する予定だ。
コンテンツを多くもつKADOKAWAと、ニコニコ動画などで培ったドワンゴの技術力を融合させることで、デジタル時代の新しいコンテンツ創造力につなげる。KADOKAWAの佐藤辰男取締役相談役は、「編集者の隣の席にエンジニアが座って、いっしょに仕事をする環境を整える」と、コンテンツとデジタル技術の相乗効果を狙うことを宣言した。
ドワンゴの川上会長は「出版社もIT会社も、リアルとネットの両方のプラットフォームをもつべきであり、ドワンゴもこうしたかたちでコンテンツづくりに努めてきた」と、経営統合の背景には、両社の目指す方向が一致していたことがあるとした。またKADOKAWAの角川歴彦会長は、「両社ともに日本のサブカルチャーという文化を共有している」と指摘した。
新会社は、「新しいオープンな日の丸プラットフォーム」(角川会長)をつくり、若いクリエーターに活躍の場を提供するとともに、ニコニコ動画で具現化したUGC(ユーザー生成コンテンツ)のような新しいタイプのコンテンツ作成能力を高めていくことで、国内外でのビジネスを拡大する。
コンテンツを多くもつKADOKAWAと、ニコニコ動画などで培ったドワンゴの技術力を融合させることで、デジタル時代の新しいコンテンツ創造力につなげる。KADOKAWAの佐藤辰男取締役相談役は、「編集者の隣の席にエンジニアが座って、いっしょに仕事をする環境を整える」と、コンテンツとデジタル技術の相乗効果を狙うことを宣言した。
持ち株会社「KADOKAWA・DWANGO」社長に就任する予定の佐藤辰男KADOKAWA相談役(中央)と、ドワンゴの川上量生会長(右から2番目)、KADOKAWAの角川歴彦会長(左から2番目)
ドワンゴの川上会長は「出版社もIT会社も、リアルとネットの両方のプラットフォームをもつべきであり、ドワンゴもこうしたかたちでコンテンツづくりに努めてきた」と、経営統合の背景には、両社の目指す方向が一致していたことがあるとした。またKADOKAWAの角川歴彦会長は、「両社ともに日本のサブカルチャーという文化を共有している」と指摘した。
新会社は、「新しいオープンな日の丸プラットフォーム」(角川会長)をつくり、若いクリエーターに活躍の場を提供するとともに、ニコニコ動画で具現化したUGC(ユーザー生成コンテンツ)のような新しいタイプのコンテンツ作成能力を高めていくことで、国内外でのビジネスを拡大する。