ソニー、ハイレゾ音源を気軽に楽しめるスピーカーシステム、「SS-CS3」など4機種

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2014/04/07 18:23

 ソニーは、ハイレゾ音源の豊かな音や空気感を家庭内で手軽に楽しめるスピーカーシステムのベーシックモデル「CSシリーズ」として、フロアスタンディング型の「SS-CS3」、ブックシェルフ型の「SS-CS5」、センタースピーカー「SS-CS8」、サブウーファー「SA-CS9」の計4機種を、5月20日に発売する。

「SS-CS3」と「SS-CS5」

「SS-CS3」(左)と「SS-CS5」

 「SS-CS3」と「SS-CS5」は、独自開発の「WDスーパートゥイーター」を搭載。小型トゥイーターならではの音圧不足を磁気回路の強化や、ボイスコイルに軽量のCCAW(銅メッキアルミ)線の採用することなどによって解消し、部屋の広い範囲で高音域を表情豊かに再現する。

 口径130mmのウーファーの振動板は、キャビネットの内側に近い層(ベース)と、スピーカー表面に近い層(表層)に、異なる種類の発泡マイカを採用。発泡マイカの軽さと高い強度で音の立ち上がりが鋭く、力強いベース音と音の共振を抑えた自然な中音域を表現する。

 エンクロージャーは、ユニットが発する音によってキャビネット内に生じた反響を抑えてコントロールするために、吸音材の選定や配置などに配慮した。また、きょう体を補強することでキャビネットの振動を抑え、ハイレゾ音源のもつ音の豊かさを引き出し、クリアな音を再現する。

 各スピーカーユニットに出力する帯域を分割するネットワーク部など、音づくりに重要なオーディオパーツには、高品位の部材を採用。アンプから入力した音楽信号を損なうことなく、ありのままに音楽を表現する。スピーカーターミナルは真ちゅう削り出しの専用ターミナルで、高級ケーブルにも対応する。

 「SS-CS3」は、フロアスタンディング型の3ウェイ4スピーカーシステム。サイズは幅230×高さ922×奥行き260mmで、重さは約11.5kg。1台あたりの税別価格は1万6000円。

 「SS-CS5」は、ブックシェルフ型の3ウェイ3スピーカーシステム。サイズは幅178×高さ335×奥行き220mmで、重さは約4.5kg。2台1組で、税別価格は2万1000円。

「SS-CS8」と「SA-CS9」

「SS-CS8」(左)と「SA-CS9」

 「SS-CS8」は、「SS-CS3」や「SS-CS5」と組み合わせて、ホームシアターシステムなどマルチチャンネルのシステム向けに使用するのに適した2ウェイ3スピーカーのセンタースピーカー。

 テレビラックなどに設置しやすいコンパクトサイズで、発泡マイカを用いた口径100mmのウーファーユニットや、高品位のオーディオパーツを採用する。トゥイーター部は形状の調整によって回折の影響を抑え、濁りのないクリアで明瞭なセリフを再現する。

 サイズは幅430×高さ146×奥行き220mmで、重さは約5.0kg。税別価格は1万1000円。

 「SA-CS9」は、マルチチャンネルのシステムやステレオシステムの再生時に、低域を補強するのに適したアクティブサブウーファー。

 コンパクトサイズながら、最大出力115Wのアンプを搭載。発泡マイカ素材を使った口径250mmのウーファーユニットや、高品位のオーディオパーツなどの採用によって音楽に深みを与え、映画の迫力ある低音を再現する。

 サイズは幅295×高さ345×奥行き400mmで、重さは約11.5kg。税別価格は2万1000円。