スマートフォンからテレビにワイヤレスで映像出力 「Push2TV」で動画を楽しむ
最近は写真の撮影やウェブサイトの閲覧の主役がカメラやPCではなく、スマートフォンになってきた。しかし、スマートフォンの最大の弱点は、画面が小さいこと。動画や写真を見るときは、大画面がほしくなるときもある。そんなニーズで注目が集まっているのが、スマートフォンやタブレット端末の画面をワイヤレスで転送し、大型テレビに映し出すワイヤレスディスプレイ用アダプタ「Push2TV PTV3000」だ。
ネットギアは、欧米を中心に家庭用と中小企業向けネットワーク機器を展開しているPC周辺機器メーカーだ。「Push2TV」は、無線通信によるディスプレイ伝送技術「Miracast」に対応するアダプタ。本体とテレビをHDMIケーブルで接続すると、Androidスマートフォンやタブレット端末の画面と音声をワイヤレスで簡単にテレビに映し出すことができる。
実際に「Nexus 7(2013)」を使って接続した。使い方は非常に簡単で、「Nexus 7」の設定画面の「ディスプレイ」から「ワイヤレスディスプレイ」を選んで、機能をオンにすると、自動で「Push2TV PTV3000」が検出される。
画面に表示されるデバイス名をタップすると、テレビにAndroidの画面を表示する。IDやパスワードなどの入力が一切不要で、あっけないほど簡単だ。
あとは、大画面テレビに映し出したいコンテンツやアプリを開くだけ。保存している写真を表示してスライドショーを楽しんでもいいし、YouTubeなどのネット動画も大迫力で楽しんでもいい。
Miracastは、画面をH.264形式に圧縮してワイヤレスで転送する。規格上、1920×1080ドット、60fpsのフルHD映像を転送することができる。実際に使ったところ、端末の操作からワンタイミング遅れてテレビ画面の映像が切り替わる印象だった。瞬時の操作が必要なアクションゲームには向かないが、瞬発力の求められないパズルゲームなら問題はなさそう。みんなでテレビを見ながら、ゲームアプリを楽しむこともできそうだ。
「Push2TV PTV3000」が接続できるのは、Androidスマートフォン/タブレット端末だけではない。実は、PCもワイヤレスで接続できる。最新のノートPCの多くは、インテルが提唱するワイヤレスディスプレイ規格「インテルWiDi」に対応している。「Push2TV PTV3000」は両規格に対応しているのだ。
リビングルームのテレビに「Push2TV PTV3000」を接続しておけば、Androidスマートフォン/タブレット端末もPCの画面もサッと映し出すことができる。さらに、会議室のプロジェクターに接続しておけば、いちいちPCとプロジェクターをHDMIケーブルで接続することなく、すばやく簡単にプレゼンテーションの画面を映し出すことができる。
「Push2TV PTV3000」は2012年12月に発売したとき、あまりの人気に品切れを起こすほど注目を集めた製品だ。その後もファームウエアのアップデートと、Miracast対応のスマートフォン/タブレット端末の増加に後押しされ、高い人気を維持している。
スマートフォンやタブレット端末の映像を大画面テレビで映したいというニーズは年々高まり、対応機器は続々と登場している。例えば、iPhoneをはじめとするiOSデバイスでは、アップルの「Apple TV」をテレビに接続することで、簡単にコンテンツを映すことができる。
残念ながら、iOSが「Miracast」機能をサポートしていないので、「Push2TV PTV3000」はiPhoneでは利用できないが、最新のAndroid端末なら、多くの製品で利用することができる。ただし、接続するスマートフォン/タブレット端末によって、通信会社の提供する映像配信サービスをワイヤレスで配信できない場合がある。これは端末側の著作権管理機能に依存しているという。例えば、NTTドコモの一部モデルでは、映像配信サービス「dビデオ」の映像のワイヤレス配信ができない。これらの情報はメーカーサイトにあるので、事前にチェックしておきたい。
映像配信だけでなく、ウェブページや写真がすばやく表示できるだけでも、「Push2TV PTV3000」は非常に便利。最新のスマートフォンに買い替えるタイミングで、いっしょに「Push2TV PTV3000」を用意すれば、スマートフォンと大画面テレビの新しい使い方が生まれるはずだ。
スマートフォンの映像をテレビに出力
Androidスマートフォン&タブレット端末の画面をワイヤレスで出力
ネットギアは、欧米を中心に家庭用と中小企業向けネットワーク機器を展開しているPC周辺機器メーカーだ。「Push2TV」は、無線通信によるディスプレイ伝送技術「Miracast」に対応するアダプタ。本体とテレビをHDMIケーブルで接続すると、Androidスマートフォンやタブレット端末の画面と音声をワイヤレスで簡単にテレビに映し出すことができる。
「Push2TV PTV3000」はテレビに接続すると自動的に待機モードになる
実際に「Nexus 7(2013)」を使って接続した。使い方は非常に簡単で、「Nexus 7」の設定画面の「ディスプレイ」から「ワイヤレスディスプレイ」を選んで、機能をオンにすると、自動で「Push2TV PTV3000」が検出される。
「Nexus 7」のワイヤレスディスプレイ設定の画面。スイッチをオンにすると、すぐに「Push2TV PTV3000」が検出できた
画面に表示されるデバイス名をタップすると、テレビにAndroidの画面を表示する。IDやパスワードなどの入力が一切不要で、あっけないほど簡単だ。
ワイヤレスでの接続が完了
あとは、大画面テレビに映し出したいコンテンツやアプリを開くだけ。保存している写真を表示してスライドショーを楽しんでもいいし、YouTubeなどのネット動画も大迫力で楽しんでもいい。
横向きならテレビの画面一杯にAndroidの画面を表示できる
Miracastは、画面をH.264形式に圧縮してワイヤレスで転送する。規格上、1920×1080ドット、60fpsのフルHD映像を転送することができる。実際に使ったところ、端末の操作からワンタイミング遅れてテレビ画面の映像が切り替わる印象だった。瞬時の操作が必要なアクションゲームには向かないが、瞬発力の求められないパズルゲームなら問題はなさそう。みんなでテレビを見ながら、ゲームアプリを楽しむこともできそうだ。
ウェブサイトなどの表示にも対応。テレビ内蔵ブラウザよりサクサクもと操作できる
PCの画面もワイヤレスで出力
「Push2TV PTV3000」が接続できるのは、Androidスマートフォン/タブレット端末だけではない。実は、PCもワイヤレスで接続できる。最新のノートPCの多くは、インテルが提唱するワイヤレスディスプレイ規格「インテルWiDi」に対応している。「Push2TV PTV3000」は両規格に対応しているのだ。
WiDi機能を搭載したノートPCとワイヤレス接続
リビングルームのテレビに「Push2TV PTV3000」を接続しておけば、Androidスマートフォン/タブレット端末もPCの画面もサッと映し出すことができる。さらに、会議室のプロジェクターに接続しておけば、いちいちPCとプロジェクターをHDMIケーブルで接続することなく、すばやく簡単にプレゼンテーションの画面を映し出すことができる。
スマートフォン時代の必需品の一つ
「Push2TV PTV3000」は2012年12月に発売したとき、あまりの人気に品切れを起こすほど注目を集めた製品だ。その後もファームウエアのアップデートと、Miracast対応のスマートフォン/タブレット端末の増加に後押しされ、高い人気を維持している。
スマートフォンやタブレット端末の映像を大画面テレビで映したいというニーズは年々高まり、対応機器は続々と登場している。例えば、iPhoneをはじめとするiOSデバイスでは、アップルの「Apple TV」をテレビに接続することで、簡単にコンテンツを映すことができる。
残念ながら、iOSが「Miracast」機能をサポートしていないので、「Push2TV PTV3000」はiPhoneでは利用できないが、最新のAndroid端末なら、多くの製品で利用することができる。ただし、接続するスマートフォン/タブレット端末によって、通信会社の提供する映像配信サービスをワイヤレスで配信できない場合がある。これは端末側の著作権管理機能に依存しているという。例えば、NTTドコモの一部モデルでは、映像配信サービス「dビデオ」の映像のワイヤレス配信ができない。これらの情報はメーカーサイトにあるので、事前にチェックしておきたい。
ネットギアの「Push2TV PTV3000-100JPS」
映像配信だけでなく、ウェブページや写真がすばやく表示できるだけでも、「Push2TV PTV3000」は非常に便利。最新のスマートフォンに買い替えるタイミングで、いっしょに「Push2TV PTV3000」を用意すれば、スマートフォンと大画面テレビの新しい使い方が生まれるはずだ。