レノボのタブレット端末「Miix 2 8」 Windows 8.1搭載でビジネスでも活躍!
昨年末に登場したWindows 8.1を搭載するタブレット端末。外部メディアとの連携が簡単で、通常のWindows PCと同じアプリケーションが利用できるので、ビジネスでも活躍する。Windows 8.1搭載のタブレット端末のなかでも、ハイパフォーマンスと軽量設計で注目を集めるレノボ「Miix 2 8」の実力を検証した。
「Miix 2 8」は、8インチディスプレイを搭載したWindows 8.1搭載タブレット端末として世界最軽量(2013年11月26日現在)の約350gという軽さを実現。厚さは8.35mmと非常にスリムで、手に持つとその軽さ、薄さが実感できる。外装はフレーム部分が光沢、背面はつや消しのシルバーに仕上げたツートンフィニッシュ。スタイリッシュで満足感が高い一台だ。
「Miix 2 8」は、内蔵ストレージの容量が異なる64GBモデルと32GBモデルがある。レノボの直販サイトでは、64GBモデルを4万7800円で販売している。店頭では32GBモデルも展開し、実勢価格は4万円前後。64GBモデルには定番オフィスソフトのMicrosoft Office 2013 Home and Businessを、32GBモデルにはMicrosoft Office Personal 2013をそれぞれ標準でインストールしている。
CPUには、モバイル機器に最適化したインテルのクアッドコアプロセッサ、Atom Z3740(1.33GHz)を採用。メモリは2GBで、複数のアプリケーションを立ち上げるマルチタスク、動画やゲームアプリの再生も余裕でこなす高速処理性能をもつ。
低消費電力のCPUを搭載していることもあって、内蔵バッテリは約3.5時間の充電で連続約10時間駆動する。例えば、朝出かける前にフル充電しておけば、一日中使いながら持ち歩くことができる。ビジネスシーンや海外旅行での飛行機の移動時など、心強く感じられるだろう。内蔵バッテリはUSB経由でも充電でき、携行に便利なUSB-AC充電器が付属する。
内蔵ストレージはSSD。本体側面にmicroSDカードスロットを備え、ストレージ容量を増強することができる。microUSB端子はバッテリの充電だけでなく、USB OTG変換ケーブルを間につないでUSBメモリを接続することもできる。
8インチのディスプレイは視野角の広いIPS液晶を採用。画面を斜めに傾けて見ても明るく色鮮やかな表示で、電車のなかなど、片手でタブレット端末を持っているときでも非常に見やすい。
背面に約500万画素のカメラユニットを内蔵する。外出先でスマップ写真を撮影して、メールに添付して報告といった一連の作業がノートPCと変わらない感覚でスムーズにできるのも、ビジネスシーンとの親和性が高いWindowsタブレット端末ならではだ。
家電量販店の実売データを集計する「BCNランキング」の直近のデータをチェックした。2月の第2週(2014年2月10日~16日)のWindowsタブレット端末のランキングでは「Miix 2 8」は販売台数シェア15.1%で1位だった。
「Miix 2 8」は、ビジネスシーンに欠かせないMicrosoft Officeが標準で搭載している。上位の64GBモデルはWord、ExcelのほかにPowerPointも利用できるMicrosoft Office Home and Business 2013が入る。
例えば、会社のPCで作成したWordやExcelなどのビジネス文書をタブレット端末に保存して、外出先でもスムーズに閲覧、編集ができて便利だ。さらに、最新のOffice 2013では、タブレット端末によるタッチ操作に最適化した「タッチモード」を各アプリケーションで使うことができる。Wordでは、電子書籍のページをめくる感覚で、左右にスワイプしながらドキュメントを切り替える「閲覧モード」が便利だ。
Excelでは、シート内のセルや行/列の選択、グラフなど、オブジェクトの選択、挿入も指先での簡単なタッチ操作で直感的できる。さらに、WordとExcelでファイル上に手書きのコメントを書くことができる「インクツール」がすぐれもの。指先によるタッチ操作との相性は抜群だ。
使い慣れたPowerPointのプレゼンテーションが、ノートPCよりも軽いタブレット端末でできることもポイントが高い。タッチ操作でページを切り替えながら、テキパキと企画書などをクライアントに説明すれば、“プレゼン力”は一気に高まるはずだ。
Officeを頻繁に利用する人は、「タイルUI」と呼ばれるWindows 8のスタートメニューを使いやすくカスタマイズしておくといい。タブレット端末にインストールしたアプリは、リストからスタートメニューの任意の場所へ配置することができる。WordやExcelなど、よく使うアプリケーションのアイコンをスタートメニューに並べておけば、必要なときにすばやく立ち上げられて便利だ。
「Miix 2 8」は、タッチキーボードを使った文字入力も快適だ。8インチという大画面なので、表示キーのサイズが大きく、タイプしやすい。さらに、本体を両手でホールドした状態でキー入力ができる「分割キーボード」モードも搭載。左側に数字、右側にスマートフォンと同じフリック入力ができる「かなキー」を分割配置で、両手ですばやく文字を入力できる。
作成したドキュメントの保存/共有には、マイクロソフトのクラウドストレージ、「OneDrive(旧名称SkyDrive)」を活用したい。マイクロソフトアカウントを作成すれば、7GBの無料オンラインストレージが利用できる。さらに、マイクロソフトのアカウントで紐づけておけば、複数台の端末から同じストレージにアクセスできるので、例えばオフィスのノートPCとタブレット端末で、常時最新のデータを同期しながら共有するという使いこなしも可能だ。
内蔵ストレージの空き容量を節約するためにも、OneDriveの活用は有効だ。インターネットに接続した状態なら、クラウド上のファイルも内蔵ストレージにあるファイルと変わらない操作感で編集できて、使い勝手はとてもいい。OneDriveのOffice Online(旧名称Office Web Apps)を使えば、WordやExcel、PowerPointのファイルにウェブブラウザからアクセスして、仕事のパートナーと共有しながら一緒に文書を作成・編集することもできる。
これまでタブレット端末は「家でエンタテインメント中心に使うもの」「ウェブやメールチェックに使うもの」と思っていた人も多いのではないだろうか。しかし、Windowsタブレット端末を使い始めると、その印象は一気に変わる。Officeをはじめ、使い慣れたPC環境がそのままタブレット端末で利用できる便利さが、しみじみと実感できた。もともとスリム・軽量なタブレット端末なので、ノートPCよりも軽快に持ち運びできることが、仕事の効率を飛躍的に高めてくれる。
Windows XPのサポート終了まで残りわずか。消費増税も間近に控えている。そろそろPCの買替え、買増しを本気で検討したい。レノボPCのユーザーなら、日本PCサービスが提供する「パソコン訪問サポート」を利用できる。タブレット端末のセットアップや使用中の故障・トラブルなどで、初心者にもわかりやすく手厚いサポートが受けられる。「Miix 2 8」は、すぐれたパフォーマンス・携帯性とともに、安心して選べるタブレット端末の大本命だ。(オーディオ・ビジュアルライター 山本 敦)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
レノボのWindows 8.1搭載8インチタブレット端末「Miix 2 8」
世界最軽量の約350gを実現した抜群の携帯性
「Miix 2 8」は、8インチディスプレイを搭載したWindows 8.1搭載タブレット端末として世界最軽量(2013年11月26日現在)の約350gという軽さを実現。厚さは8.35mmと非常にスリムで、手に持つとその軽さ、薄さが実感できる。外装はフレーム部分が光沢、背面はつや消しのシルバーに仕上げたツートンフィニッシュ。スタイリッシュで満足感が高い一台だ。
重さ約350g、厚さ8.35mmと、非常に軽く、薄い。片手で持ちながら操作できる
「Miix 2 8」は、内蔵ストレージの容量が異なる64GBモデルと32GBモデルがある。レノボの直販サイトでは、64GBモデルを4万7800円で販売している。店頭では32GBモデルも展開し、実勢価格は4万円前後。64GBモデルには定番オフィスソフトのMicrosoft Office 2013 Home and Businessを、32GBモデルにはMicrosoft Office Personal 2013をそれぞれ標準でインストールしている。
CPUには、モバイル機器に最適化したインテルのクアッドコアプロセッサ、Atom Z3740(1.33GHz)を採用。メモリは2GBで、複数のアプリケーションを立ち上げるマルチタスク、動画やゲームアプリの再生も余裕でこなす高速処理性能をもつ。
低消費電力のCPUを搭載していることもあって、内蔵バッテリは約3.5時間の充電で連続約10時間駆動する。例えば、朝出かける前にフル充電しておけば、一日中使いながら持ち歩くことができる。ビジネスシーンや海外旅行での飛行機の移動時など、心強く感じられるだろう。内蔵バッテリはUSB経由でも充電でき、携行に便利なUSB-AC充電器が付属する。
内蔵ストレージはSSD。本体側面にmicroSDカードスロットを備え、ストレージ容量を増強することができる。microUSB端子はバッテリの充電だけでなく、USB OTG変換ケーブルを間につないでUSBメモリを接続することもできる。
側面にmicroSDカードスロット、microUSB端子を一つずつ搭載
8インチのディスプレイは視野角の広いIPS液晶を採用。画面を斜めに傾けて見ても明るく色鮮やかな表示で、電車のなかなど、片手でタブレット端末を持っているときでも非常に見やすい。
背面に約500万画素のカメラユニットを内蔵する。外出先でスマップ写真を撮影して、メールに添付して報告といった一連の作業がノートPCと変わらない感覚でスムーズにできるのも、ビジネスシーンとの親和性が高いWindowsタブレット端末ならではだ。
背面のカメラユニットは約500万画素
家電量販店の実売データを集計する「BCNランキング」の直近のデータをチェックした。2月の第2週(2014年2月10日~16日)のWindowsタブレット端末のランキングでは「Miix 2 8」は販売台数シェア15.1%で1位だった。
ビジネスに必須のMicrosoft Office 2013を標準でバンドル
「Miix 2 8」は、ビジネスシーンに欠かせないMicrosoft Officeが標準で搭載している。上位の64GBモデルはWord、ExcelのほかにPowerPointも利用できるMicrosoft Office Home and Business 2013が入る。
定番オフィスソフトのMicrosoft Office 2013を標準搭載
例えば、会社のPCで作成したWordやExcelなどのビジネス文書をタブレット端末に保存して、外出先でもスムーズに閲覧、編集ができて便利だ。さらに、最新のOffice 2013では、タブレット端末によるタッチ操作に最適化した「タッチモード」を各アプリケーションで使うことができる。Wordでは、電子書籍のページをめくる感覚で、左右にスワイプしながらドキュメントを切り替える「閲覧モード」が便利だ。
タッチ操作でOfficeアプリケーションが快適に操作できる「タッチモード」を採用
Excelでは、シート内のセルや行/列の選択、グラフなど、オブジェクトの選択、挿入も指先での簡単なタッチ操作で直感的できる。さらに、WordとExcelでファイル上に手書きのコメントを書くことができる「インクツール」がすぐれもの。指先によるタッチ操作との相性は抜群だ。
ファイル上に手書きのコメントを書くことができる「インクツール」はタッチ操作ならではの機能
使い慣れたPowerPointのプレゼンテーションが、ノートPCよりも軽いタブレット端末でできることもポイントが高い。タッチ操作でページを切り替えながら、テキパキと企画書などをクライアントに説明すれば、“プレゼン力”は一気に高まるはずだ。
Officeを頻繁に利用する人は、「タイルUI」と呼ばれるWindows 8のスタートメニューを使いやすくカスタマイズしておくといい。タブレット端末にインストールしたアプリは、リストからスタートメニューの任意の場所へ配置することができる。WordやExcelなど、よく使うアプリケーションのアイコンをスタートメニューに並べておけば、必要なときにすばやく立ち上げられて便利だ。
スタート画面によく使うアプリをボタン配置しておくと素速くアクセスできて便利だ
「Miix 2 8」は、タッチキーボードを使った文字入力も快適だ。8インチという大画面なので、表示キーのサイズが大きく、タイプしやすい。さらに、本体を両手でホールドした状態でキー入力ができる「分割キーボード」モードも搭載。左側に数字、右側にスマートフォンと同じフリック入力ができる「かなキー」を分割配置で、両手ですばやく文字を入力できる。
両手でホールドした状態でのキー入力に便利な「分割キーボード」モードを搭載
作成したドキュメントの保存/共有には、マイクロソフトのクラウドストレージ、「OneDrive(旧名称SkyDrive)」を活用したい。マイクロソフトアカウントを作成すれば、7GBの無料オンラインストレージが利用できる。さらに、マイクロソフトのアカウントで紐づけておけば、複数台の端末から同じストレージにアクセスできるので、例えばオフィスのノートPCとタブレット端末で、常時最新のデータを同期しながら共有するという使いこなしも可能だ。
オンラインストレージのOneDrive(旧名称SkyDrive)はぜひ活用したい
内蔵ストレージの空き容量を節約するためにも、OneDriveの活用は有効だ。インターネットに接続した状態なら、クラウド上のファイルも内蔵ストレージにあるファイルと変わらない操作感で編集できて、使い勝手はとてもいい。OneDriveのOffice Online(旧名称Office Web Apps)を使えば、WordやExcel、PowerPointのファイルにウェブブラウザからアクセスして、仕事のパートナーと共有しながら一緒に文書を作成・編集することもできる。
「Miix 2 8」はビジネスでも大活躍間違いなしの快適タブレット端末
これまでタブレット端末は「家でエンタテインメント中心に使うもの」「ウェブやメールチェックに使うもの」と思っていた人も多いのではないだろうか。しかし、Windowsタブレット端末を使い始めると、その印象は一気に変わる。Officeをはじめ、使い慣れたPC環境がそのままタブレット端末で利用できる便利さが、しみじみと実感できた。もともとスリム・軽量なタブレット端末なので、ノートPCよりも軽快に持ち運びできることが、仕事の効率を飛躍的に高めてくれる。
Windows XPのサポート終了まで残りわずか。消費増税も間近に控えている。そろそろPCの買替え、買増しを本気で検討したい。レノボPCのユーザーなら、日本PCサービスが提供する「パソコン訪問サポート」を利用できる。タブレット端末のセットアップや使用中の故障・トラブルなどで、初心者にもわかりやすく手厚いサポートが受けられる。「Miix 2 8」は、すぐれたパフォーマンス・携帯性とともに、安心して選べるタブレット端末の大本命だ。(オーディオ・ビジュアルライター 山本 敦)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。