iPhoneでもAndroidでも使える! Bluetooth&NFC対応スピーカー「MeoSound」シリーズ
スマートフォンに音楽を入れて持ち歩いている人は多い。音楽ファイルをPCから転送したりインターネットからダウンロードしたりしてヘッドホンやイヤホンで、携帯オーディオプレーヤーと同じ感覚で音楽を楽しめるからだ。でも、せっかくの音楽をヘッドホンだけで楽しんでいるのはもったいない。家の中では、スマートフォンの音楽をBluetoothスピーカーで楽しむ――これがいま、注目を集めているスマートフォンでの音楽の楽しみ方だ。
スマートフォンは、ほとんどの機種がBluetoothに対応している。だから、Bluetoothに対応したスピーカーがあれば、ワイヤレスで音楽を楽しめる。さらに、ワイヤレスの利便性もさることながら、スマートフォンの音楽をより「いい音」で聴きたいというニーズの高まりも、Bluetoothスピーカーの人気を後押ししている。
以前はBluetoothスピーカーの音はあまりよくないというイメージがあったが、これは現在のモデルにはあてはまらない。オーディオメーカーを中心に、音質にこだわった製品が数多く登場している。売り場でも、エントリモデルよりワンランク上の1万円前後のモデルが人気だ。
今回は加賀ハイテックの「TAXAN」ブランドのBluetoothスピーカー、「MeoSound」シリーズにスポットをあて、最新のBluetoothスピーカーの音質と機能を詳しく検証した。
11月下旬、「MeoSound」シリーズの新モデルとして、防水対応の「MeoSound Shower」、据置き型の「MeoSound Juke」、防水ポータブルタイプの「MeoSound Splash」の3モデルを発売した。この新しい「MeoSound」シリーズに共通する特徴が、「簡単接続」と「日本語音声ガイダンス」だ。
3モデルとも、Bluetoothのペアリングが簡単にできるように、NFC(近距離無線通信)によるワンタッチペアリングに対応している。続々とラインアップが増えているNFC対応のスマートフォンなら、「MeoSound」スピーカーをタッチするだけで簡単にペアリングができる。
Google Playから無償でダウンロードできるペアリング専用アプリ「MeoNFCコネクト」を使用することで、NFCを初めて利用する人でも接続はとても簡単。スピーカーの電源をオンにしてスタンバイ状態にした後、スマートフォンの「MeoNFCコネクト」アプリを起動する。スピーカーのNFCマークとスマートフォンのNFCマークをタッチすると、スタンバイ状態だったスピーカーが自動的に起動し、ペアリング動作がスタート。数秒で設定が完了する。
一度ペアリングしてしまえば、スマートフォンに「MeoSound」が登録されるので、次からはペアリングの必要はない。ちなみに、1台の「MeoSound」は、最大4台までのBluetooth対応機器のペアリング情報を覚えることができる。
NFCに対応していないiPhoneなどのスマートフォンの場合は、手動でBluetoothのペアリングを行うことになるが、こちらも手順は非常にシンプル。「MeoSound」本体の「MODE」ボタンを長押しすると、LEDランプが青色に点滅してペアリングモードに入る。iPhoneの「設定」のメニューから「Bluetooth」を選択すれば、「MeoSound」の名前が一覧に表示されるので、これを選択すればペアリング完了だ。
そしてもう一つの特徴、「MeoSound」の開発担当者が特にこだわったという「日本語音声ガイダンス」は、本体の起動・終了時やペアリング操作、内蔵バッテリの充電時などに本体の動作状態を声で知らせてくれる便利な機能だ。
例えば、Bluetoothのペアリング完了時には「ペアリングが完了しました」と音声で知らせてくれる。本体バッテリでの残り動作時間が約2時間を切ると、30分ごとに「バッテリ残量が低下しています」と音声が知らせてくれる。本体の動作状態をイルミネーションの点灯や簡易なブザー音で知らせてくれるスピーカーはいままでもあったが、それだけでは本体の状態がいま一つわかりづらかった。「MeoSound」シリーズは、音声ガイダンスが本体の状態を明確に知らせてくれるので、非常に安心感が高い。
では、3モデルを個別に詳しくみていこう。「MeoSound Shower」は防水仕様のBluetoothスピーカー。約350gの軽量・コンパクトな本体に、左右ch用に2基のスピーカーユニットを内蔵する。出力は2.5W×2で、ハイパワーなステレオ再生を実現した。本体の底部にはパッシブラジエーターがあり、力強く芯のしっかりとした低音を再生する。
本体はIP54等級の防塵・防水性能を備えているので、水しぶきがかかったり、湿気を帯びたりしても大丈夫だ。シンプルでコンパクトなデザインなので、バスタブのコーナーに置いてもぴったりとフィットする。
次に、その音をじっくりと聴いた。女性ボーカルの声は力強く張りがあって、透明感のある伸びやかな高域が魅力。ロックはドラムやエレキベースの低域がタイトで引き締まっていて、自然な力強さが心地よい。従来のお風呂用スピーカーでは味わえなかった力強くクッキリとした立体感のあるサウンドが楽しめる。
スピーカーの本体天面には、再生/停止や送り/戻し、ボリュームコントロールのボタンがある。音楽を保存したスマートフォンは脱衣所に置いたまま、お風呂に持ち込んだスピーカー本体のボタンで音楽再生が操作できるBluetoothならではの使い勝手のよさが実感できた。さらに、音楽再生だけでなく、ペアリングしているスマートフォンにかかってきた電話にスピーカーで応答するハンズフリー通話もできる。スマートフォンが水に濡れる心配がまったくないので、いい音で「音浴」を楽しみながら、リラックスしたバスタイムを過ごすことができるスピーカーだ。
「MeoSound Juke」は、リビングルームやプライベートルームなどでワイヤレスリスニングが楽しめる据置き型のBluetoothスピーカー。スピーカーの仕様は「MeoSound Shower」と同じで、左右ch用に2基のスピーカーユニットを本体フロント側に配置し、底部にはパッシブラジエーターを搭載する。
操作ボタンやワンタッチペアリング部は、本体の天面にまとまっている。重量が約370gと軽いので、部屋の中で置き場所を自由に選んで音楽を楽しめる。カラーはマットブラックで、シンプルで主張しすぎないデザインは、部屋のどこに置いてもインテリアになじみそうだ。
「MeoSound Juke」は、重心の安定した豊かな低域のサウンドが特徴。ボーカルや楽器など中域の再生音はエネルギー感に満ちていて、ポップスやロック、クラブ系のサウンドは、力強く心地よいリズムがからだの芯まで伝わってきて、ボーカルの声が生き生きとしている。バンドサウンドは、電子楽器の音色がシャープに冴え渡り、各楽器の音がしっかりと分離していて解像感が高い。ジャズやクラシックでは、アコースティック楽器の音色がとてもリアルだったことが印象深かった。
音楽再生だけではなく、動画も「いい音」で楽しめる。10インチクラスのタブレット端末と接続し、YouTubeなどの動画を再生しながら「MeoSound Juke」でリッチなサウンドを味わうという使い方もアリだ。ノートPCと組み合わせてもいいだろう。USB充電に対応しているので、PCに接続しておけば、電池切れを気にせずにのんびりとインターネットの動画を楽しめる。なお、本体をPCにUSBケーブルでつなぐと「充電を開始しました」という音声ガイダンスが鳴り、フル充電になると「充電を完了しました」と知らせてくれるのも気が利いている。
アウトドアでも「いい音」を楽しみたい人におすすめしたいのが、「MeoSound Splash」だ。デザインは横幅約17cmのコンパクトなバースタイルで、約230gと3モデルのなかで最も軽い。旅行やアウトドアレジャーに持っていって、いろいろな場所で「いい音」を楽しめる。ノートPCと一緒に持ち歩いて、ビジネスのプレゼンテーションにも使えそうだ。
スピーカー出力は1.5W×2。パッシブラジエーターを搭載していないぶん、低域のパワーは「Shower」や「juke」に比べて小振りだが、全体にメリハリの利いたアグレッシブなサウンドを奏でる。高域の解像感はシリーズの他の2モデルに引けを取らないほどクリアで、しゃきっとした粒立ちのいい音だ。ボーカルの声も非常に聴きやすかった。
本体の裏側と底面に付属の吸盤を取りつけることができるので、例えば食器棚や冷蔵庫などの平らな箇所にスピーカーをくっつけて、キッチンで音楽を楽しむという使い方もいいかもしれない。IP54等級の防塵・防水性能を備えているので、調理中に濡れた手でボタンを操作しても大丈夫だ。
3モデルとも外部音声入力端子も装備しているので、Bluetooth機能のないポータブルオーディオプレーヤーと組み合わせて使うこともできる。内蔵バッテリは「Shower」と「Juke」がそれぞれ約3時間でフル充電、連続再生時間は約13時間、スタンバイは約1000時間となっている。最もコンパクトな「Splash」も、約3時間のフル充電で連続再生時間が約10時間、スタンバイが約800時間だ。
「MeoSound」シリーズでもう一つ注目したい製品がある。9月発売のBluetooth対応FMトランスミッタ「MeoSound transmitter」だ。スマートフォンとBluetoothで接続して、FM電波経由でカーAVユニットに音楽を飛ばして、車内でスマートフォンに保存した音楽を再生して楽しめる。電源はシガーソケットから取る。
スマートフォンとワイヤレスで接続できるので、例えばリアシートに座っている家族がスマートフォンに保存した好きな音楽を再生して楽しむこともできる。高出力2.4Aの充電用USBポートも搭載しており、スマートフォンだけではなく、iPadなどのタブレット端末も余裕で充電できる。充電しながら、バッテリ切れを気にせずに音楽を聴くことができる長距離ドライブの頼もしい味方だ。
価格は「Shower」が7980円前後、「Juke」が8800円前後、「Splash」が7500円前後と手頃なので、バスルームやリビングなど、それぞれの環境でベストパフォーマンスを発揮するスピーカーを1台ずつ揃えてはどうだろう。初回のペアリングをすませておけば、以降は本体の電源を入れるだけで簡単に音楽を楽しむことができる。「MeoSound」シリーズは、スマートフォンで楽しむミュージックライフをワンランク上の上質な体験に変えてくれるBluetoothスピーカーだ。(オーディオ・ビジュアルライター 山本 敦)
「MeoSound」シリーズでスマートフォンの音楽を聴く
スマートフォンは、ほとんどの機種がBluetoothに対応している。だから、Bluetoothに対応したスピーカーがあれば、ワイヤレスで音楽を楽しめる。さらに、ワイヤレスの利便性もさることながら、スマートフォンの音楽をより「いい音」で聴きたいというニーズの高まりも、Bluetoothスピーカーの人気を後押ししている。
以前はBluetoothスピーカーの音はあまりよくないというイメージがあったが、これは現在のモデルにはあてはまらない。オーディオメーカーを中心に、音質にこだわった製品が数多く登場している。売り場でも、エントリモデルよりワンランク上の1万円前後のモデルが人気だ。
今回は加賀ハイテックの「TAXAN」ブランドのBluetoothスピーカー、「MeoSound」シリーズにスポットをあて、最新のBluetoothスピーカーの音質と機能を詳しく検証した。
NFCによる簡単接続と日本語音声ガイダンスを備えた「MeoSound」シリーズ
11月下旬、「MeoSound」シリーズの新モデルとして、防水対応の「MeoSound Shower」、据置き型の「MeoSound Juke」、防水ポータブルタイプの「MeoSound Splash」の3モデルを発売した。この新しい「MeoSound」シリーズに共通する特徴が、「簡単接続」と「日本語音声ガイダンス」だ。
3モデルとも、Bluetoothのペアリングが簡単にできるように、NFC(近距離無線通信)によるワンタッチペアリングに対応している。続々とラインアップが増えているNFC対応のスマートフォンなら、「MeoSound」スピーカーをタッチするだけで簡単にペアリングができる。
Google Playから無償でダウンロードできるペアリング専用アプリ「MeoNFCコネクト」を使用することで、NFCを初めて利用する人でも接続はとても簡単。スピーカーの電源をオンにしてスタンバイ状態にした後、スマートフォンの「MeoNFCコネクト」アプリを起動する。スピーカーのNFCマークとスマートフォンのNFCマークをタッチすると、スタンバイ状態だったスピーカーが自動的に起動し、ペアリング動作がスタート。数秒で設定が完了する。
NFC対応のAndroidスマートフォンなら、「MeoNFCコネクト」アプリでワンタッチでペアリングができる
一度ペアリングしてしまえば、スマートフォンに「MeoSound」が登録されるので、次からはペアリングの必要はない。ちなみに、1台の「MeoSound」は、最大4台までのBluetooth対応機器のペアリング情報を覚えることができる。
NFCに対応していないiPhoneなどのスマートフォンの場合は、手動でBluetoothのペアリングを行うことになるが、こちらも手順は非常にシンプル。「MeoSound」本体の「MODE」ボタンを長押しすると、LEDランプが青色に点滅してペアリングモードに入る。iPhoneの「設定」のメニューから「Bluetooth」を選択すれば、「MeoSound」の名前が一覧に表示されるので、これを選択すればペアリング完了だ。
そしてもう一つの特徴、「MeoSound」の開発担当者が特にこだわったという「日本語音声ガイダンス」は、本体の起動・終了時やペアリング操作、内蔵バッテリの充電時などに本体の動作状態を声で知らせてくれる便利な機能だ。
例えば、Bluetoothのペアリング完了時には「ペアリングが完了しました」と音声で知らせてくれる。本体バッテリでの残り動作時間が約2時間を切ると、30分ごとに「バッテリ残量が低下しています」と音声が知らせてくれる。本体の動作状態をイルミネーションの点灯や簡易なブザー音で知らせてくれるスピーカーはいままでもあったが、それだけでは本体の状態がいま一つわかりづらかった。「MeoSound」シリーズは、音声ガイダンスが本体の状態を明確に知らせてくれるので、非常に安心感が高い。
いい音で「音浴」を楽しみながらリラックスバスタイム
では、3モデルを個別に詳しくみていこう。「MeoSound Shower」は防水仕様のBluetoothスピーカー。約350gの軽量・コンパクトな本体に、左右ch用に2基のスピーカーユニットを内蔵する。出力は2.5W×2で、ハイパワーなステレオ再生を実現した。本体の底部にはパッシブラジエーターがあり、力強く芯のしっかりとした低音を再生する。
底部のパッシブラジエーターが力強い低音を再生
___page___ 本体はIP54等級の防塵・防水性能を備えているので、水しぶきがかかったり、湿気を帯びたりしても大丈夫だ。シンプルでコンパクトなデザインなので、バスタブのコーナーに置いてもぴったりとフィットする。
操作ボタンは天面に配置。防水対応なので、濡れた手でボタンを操作しても大丈夫だ
次に、その音をじっくりと聴いた。女性ボーカルの声は力強く張りがあって、透明感のある伸びやかな高域が魅力。ロックはドラムやエレキベースの低域がタイトで引き締まっていて、自然な力強さが心地よい。従来のお風呂用スピーカーでは味わえなかった力強くクッキリとした立体感のあるサウンドが楽しめる。
お風呂で音楽を聴きながらリラックスできる
スピーカーの本体天面には、再生/停止や送り/戻し、ボリュームコントロールのボタンがある。音楽を保存したスマートフォンは脱衣所に置いたまま、お風呂に持ち込んだスピーカー本体のボタンで音楽再生が操作できるBluetoothならではの使い勝手のよさが実感できた。さらに、音楽再生だけでなく、ペアリングしているスマートフォンにかかってきた電話にスピーカーで応答するハンズフリー通話もできる。スマートフォンが水に濡れる心配がまったくないので、いい音で「音浴」を楽しみながら、リラックスしたバスタイムを過ごすことができるスピーカーだ。
iPhone 5sが天面にぴったり置けるほどのサイズ
リビングやデスクトップで「いい音三昧」
「MeoSound Juke」は、リビングルームやプライベートルームなどでワイヤレスリスニングが楽しめる据置き型のBluetoothスピーカー。スピーカーの仕様は「MeoSound Shower」と同じで、左右ch用に2基のスピーカーユニットを本体フロント側に配置し、底部にはパッシブラジエーターを搭載する。
MeoSound Juke
操作ボタンやワンタッチペアリング部は、本体の天面にまとまっている。重量が約370gと軽いので、部屋の中で置き場所を自由に選んで音楽を楽しめる。カラーはマットブラックで、シンプルで主張しすぎないデザインは、部屋のどこに置いてもインテリアになじみそうだ。
天面に操作ボタンやNFCアンテナを設ける
「MeoSound Juke」は、重心の安定した豊かな低域のサウンドが特徴。ボーカルや楽器など中域の再生音はエネルギー感に満ちていて、ポップスやロック、クラブ系のサウンドは、力強く心地よいリズムがからだの芯まで伝わってきて、ボーカルの声が生き生きとしている。バンドサウンドは、電子楽器の音色がシャープに冴え渡り、各楽器の音がしっかりと分離していて解像感が高い。ジャズやクラシックでは、アコースティック楽器の音色がとてもリアルだったことが印象深かった。
豊かな低域サウンドが楽しめる
音楽再生だけではなく、動画も「いい音」で楽しめる。10インチクラスのタブレット端末と接続し、YouTubeなどの動画を再生しながら「MeoSound Juke」でリッチなサウンドを味わうという使い方もアリだ。ノートPCと組み合わせてもいいだろう。USB充電に対応しているので、PCに接続しておけば、電池切れを気にせずにのんびりとインターネットの動画を楽しめる。なお、本体をPCにUSBケーブルでつなぐと「充電を開始しました」という音声ガイダンスが鳴り、フル充電になると「充電を完了しました」と知らせてくれるのも気が利いている。
PCで充電しながらYouTube再生も楽しめる
___page___アウトドアにも活用したい防水ポータブルモデル
アウトドアでも「いい音」を楽しみたい人におすすめしたいのが、「MeoSound Splash」だ。デザインは横幅約17cmのコンパクトなバースタイルで、約230gと3モデルのなかで最も軽い。旅行やアウトドアレジャーに持っていって、いろいろな場所で「いい音」を楽しめる。ノートPCと一緒に持ち歩いて、ビジネスのプレゼンテーションにも使えそうだ。
MeoSound Splash
スピーカー出力は1.5W×2。パッシブラジエーターを搭載していないぶん、低域のパワーは「Shower」や「juke」に比べて小振りだが、全体にメリハリの利いたアグレッシブなサウンドを奏でる。高域の解像感はシリーズの他の2モデルに引けを取らないほどクリアで、しゃきっとした粒立ちのいい音だ。ボーカルの声も非常に聴きやすかった。
コンパクトなので外に持ち出せる
本体の裏側と底面に付属の吸盤を取りつけることができるので、例えば食器棚や冷蔵庫などの平らな箇所にスピーカーをくっつけて、キッチンで音楽を楽しむという使い方もいいかもしれない。IP54等級の防塵・防水性能を備えているので、調理中に濡れた手でボタンを操作しても大丈夫だ。
付属の吸盤が取り付けられる
3モデルとも外部音声入力端子も装備しているので、Bluetooth機能のないポータブルオーディオプレーヤーと組み合わせて使うこともできる。内蔵バッテリは「Shower」と「Juke」がそれぞれ約3時間でフル充電、連続再生時間は約13時間、スタンバイは約1000時間となっている。最もコンパクトな「Splash」も、約3時間のフル充電で連続再生時間が約10時間、スタンバイが約800時間だ。
スマートフォンの音楽を聴きながら快適ドライブ
「MeoSound」シリーズでもう一つ注目したい製品がある。9月発売のBluetooth対応FMトランスミッタ「MeoSound transmitter」だ。スマートフォンとBluetoothで接続して、FM電波経由でカーAVユニットに音楽を飛ばして、車内でスマートフォンに保存した音楽を再生して楽しめる。電源はシガーソケットから取る。
MeoSound transmitter
スマートフォンとワイヤレスで接続できるので、例えばリアシートに座っている家族がスマートフォンに保存した好きな音楽を再生して楽しむこともできる。高出力2.4Aの充電用USBポートも搭載しており、スマートフォンだけではなく、iPadなどのタブレット端末も余裕で充電できる。充電しながら、バッテリ切れを気にせずに音楽を聴くことができる長距離ドライブの頼もしい味方だ。
クルマの中でスマートフォンの音楽を楽しめる(イメージ)
価格は「Shower」が7980円前後、「Juke」が8800円前後、「Splash」が7500円前後と手頃なので、バスルームやリビングなど、それぞれの環境でベストパフォーマンスを発揮するスピーカーを1台ずつ揃えてはどうだろう。初回のペアリングをすませておけば、以降は本体の電源を入れるだけで簡単に音楽を楽しむことができる。「MeoSound」シリーズは、スマートフォンで楽しむミュージックライフをワンランク上の上質な体験に変えてくれるBluetoothスピーカーだ。(オーディオ・ビジュアルライター 山本 敦)