アップル、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルをアップデート、バッテリ駆動を長く

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2013/10/24 16:50

 アップルは、10月23日、第4世代のIntel Coreプロセッサを搭載し、バッテリ駆動時間が従来より1~2時間延びた「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」を発売した。価格は13万4800円から。

MacBook Pro Retinaディスプレイモデル

 「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」は、高解像度の美しい「Retinaディスプレイ」を搭載した薄型・軽量ボディのノートブック型Mac。アップデートした新モデルは、フラッシュストレージがPCIeベースとなり、読出し速度が前世代より最大60%速くなった。

 OSは、最新版のOS X Mavericksで、iOSデバイスやMacとビデオ通話ができる720p対応のFaceTime HDカメラを前面に備える。このほか、次世代無線LAN規格のIEEE 802.11acに対応するWi-Fi、2基のThunderbolt 2ポート、HDMIポート、SDXCカードスロットなどを搭載する。なお、Mac向けOS「OS X」の10番目のメジャーリリースとなる「Mavericks」は、「Snow Leopard(10.6)」「Lion(10.7)」「Mountain Lion(10.8)」のユーザーを対象に、Mac App Storeで無料提供する。

 ラインアップは、解像度2560×1600の13.3インチモデルと、2880×1800の15.4インチの2モデル。15インチモデルは、統合型グラフィックスとして高い描画性能をもつIntel Iris Proを標準搭載し、上位機種はNVIDIA GeForce GT 750Mグラフィックスも搭載する。バッテリ駆動時間は、13インチモデルが最大9時間、15インチモデルが最大8時間。「Mavericks」は、消費電力を抑えながらパフォーマンスをさらに高めるテクノロジを搭載し、バッテリ駆動時間は前世代に比べて、13インチモデルで2時間、15インチモデルで1時間長くなった。サイズと重さは、13インチモデルが約高さ1.8×幅31.4×奥行き21.9cmで約1.6kg、15インチモデルが約高さ1.8×幅35.9×奥行き24.7cmで約2.0kg。

厚さわずか1.8cmの薄型ボディながら、高いパフォーマンスを発揮する
(写真は15インチモデル)

 価格は、2.4GHz(Turbo Boost時は最大2.9GHz)デュアルコア Intel Core i5プロセッサ、4GBメモリ、128GBのフラッシュストレージを搭載した13インチモデルが13万4800円、2.4GHz(Turbo Boost時は最大2.9GHz)デュアルコア Intel Core i5プロセッサ、8GBメモリ、256GBのフラッシュストレージを搭載した13インチモデルが15万4800円、2.6GHz(Turbo Boost時は最大3.1GHz)デュアルコア Intel Core i5プロセッサ、8GBメモリ、512GBのフラッシュストレージを搭載した13インチモデルが18万4800円、2.0GHz(Turbo Boost時は最大3.2GHz)クアッドコアIntel Core i7プロセッサ、8GBメモリ、256GBのフラッシュストレージを搭載した15インチモデルが20万4800円、2.3GHz(Turbo Boost時は最大3.5GHz)クアッドコアIntel Core i7プロセッサ、8GBメモリ、512GBのフラッシュストレージを搭載した15インチモデルが26万4800円。

最新OSのMavericksは、新たなアプリ「iBooks」「マップ」を追加。
Snow Leopard/Lion/Mountain Lionユーザーならば、無料でアップデートできる

 従来の「iLife」に加え、文書作成の「Pages」、表計算の「Numbers」、プレゼンテーションの「Keynote」で構成する仕事効率化アプリケーション「iWork」も、新しいMacに無料提供する。「iLife」「iWork」は64ビットに対応し、iPhoneなどで利用できるクラウドサービス「iCloud」との統合を果たした。使用しているアップル製品を横断して、これまで以上に多くのことができる新機能を多数搭載する。

→同時に発表した新OS「Mavericks」の詳細はこちら