ドコモ、公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」がSIM認証に対応

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2013/10/15 17:44

 NTTドコモは、提供している公衆無線LANサービス「docomo Wi-Fi」について、10月15日から、対応機種に限ってSIM認証(EAP-SIM・EAP-AKA認証)に対応すると発表した。

 これまで、「docomo Wi-Fi」を利用するには、「docomo Wi-Fiかんたん接続」アプリの設定やユーザID・パスワードなどの入力が必要だった。今後、SIM認証対応機種では、端末のWi-Fiの設定をオンにするだけで、SIM認証対応エリアでは「docomo Wi-Fi」に接続できる。事前の設定や面倒なパスワード入力が不要になるだけではなく、Wi-Fiアクセスポイントへの接続時間も短縮され、よりスムーズに利用できるようになる。

「docomo Wi-Fi」のステッカーとロゴ

 対応機種は、iPhone 5c、iPhone 5sと、2013~14年冬春モデルのスマートフォン・タブレット端末(「スマートフォン forジュニア2 SH-03F」を除く)。ただし、iPhoneは10月15日から提供する「docomo Wi-Fiプロファイル」の設定が必要。全国(離島など一部店舗を除く)のドコモショップから対応し、11月末までに、東海道新幹線車内など一部の例外を除いて全docomo Wi-Fiエリアに拡大する予定。

 「docomo Wi-Fi」は、駅、空港、カフェ、ファストフードなど、さまざまな場所で、送受信時最大72.2Mbpsのデータ通信を利用できる公衆無線LANサービス。2012年3月1日に現在の名称に変更した。「spモード」などのプロバイダオプションとして提供している。月額使用料は315円だが、2014年3月31日まで、対象のパケット定額サービス・料金プランなどを契約し、所定の適用条件を満たすユーザーは、「docomo Wi-Fi」をずっと無料で利用できる「docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン」を実施している。また、初回申込みから31日間は、契約内容に関わらず無料で利用できる。

 また、よりセキュリティの高いWPA2方式(SSID「0000docomo」で提供)への対応が完了したため、従来のセキュリティ方式であるWEP方式を廃止し、11月1日以降、SSID「docomo」の提供を順次終了する予定。ドコモのスマートフォン・携帯電話で、「docomo Wi-Fiかんたん接続」アプリ(Ver.2.4以上)を利用している場合は、そのまま利用できる。パソコン、ゲーム機などは手動での設定が必要で、機器自体がWPA2非対応の場合は利用できない。