米アップル、スマートフォン「iPhone 5s」とカラフルな「iPnone 5c」を発表
米アップルは、現地時間の9月10日(日本時間9月11日)、iPhoneシリーズの最新モデル「iPhone 5s」と、カラフルなプラスチック製の新モデル「iPnone 5c」を発表した。デザインを一新した新インタフェースの「iOS 7」を搭載する。
「iPhone 5s」は、2012年9月に発売した「iPhone 5」の後継機。世界で初めて64ビットのデスクトップクラスのアーキテクチャで開発したスマートフォン。「iOS 7」は64ビット対応を視野に入れ、64ビットのアーキテクチャのために開発した。1136×640ピクセル(解像度326ppi)、4.0インチの「Retinaディスプレイ」、従来のA6チップからCPUとグラフィックスのパフォーマンスが最大2倍向上したA7チップを搭載し、基本性能を強化した。さらに、加速度センサ、ジャイロスコープ、コンパスからデータを収集し、A7チップを補助する新しいM7コプロセッサを搭載し、バッテリ駆動時間を節約する。
カメラは、1.5マイクロメートルのピクセルをもつ従来より15%大きいセンサ、開放値F2.2の明るいレンズ、白とアンバーの二つのLEDを備え、アンバーの光に対する白い光の最適な比率や強度を選ぶ「True Toneフラッシュ」を採用した800万画素の「iSightカメラ」を搭載。自動手ブレ補正や、連続バーストモード、スローモーションビデオなど、さまざまな編集機能を備える。フロントには、720pのHD動画撮影に対応し、新たに裏面照射型センサを搭載した120万画素の「FaceTimeカメラ」を搭載する。
最大の特徴として、新たに指でホームボタンに触れるだけでiPhoneのロックを解除できる指紋認証センサ「Touch ID」を搭載。アプリやコンテンツの購入なども指紋認証でできる。「Touch ID」は360°の認識に対応し、指を置く角度は問わない。また、複数の指紋を登録できるので、家族など、自分が許可した人に指紋認証でiPhoneを使わせることができる。
本体は酸化皮膜処理を施したアルミとガラス製。バッテリ駆動時間は3G通話・LTEデータ通信時ともに10時間で、「iPhone 5」から2時間延びた。本体サイズは、「iPhone 5」と同じ高さ123.8×幅58.6×厚さ7.6mmで、重さは112g。ストレージ容量は64/32/16GBの3種類。カラーは、ゴールド、シルバー、スペースグレイの3色。プレミアムレザーを使用した計6色のケース「iPhone 5s Case」を用意する。
「iPnone 5c」は、カラフルな単一のハードコート皮膜されたポリカーボネート製ボディの廉価モデル。4.0インチの「Retinaディスプレイ」、「iPhone 5」と同じA6チップ、開放値F2.4のレンズを搭載した800万画素の「iSightカメラ」、120万画素の「FaceTimeカメラ」を搭載する。スペックは「iPhone 5」とほぼ同等だが、「FaceTimeカメラ」は新たに裏面照射型センサを採用する。指紋認証センサ「Touch ID」は搭載しない。
サイズは高さ124.4×幅59.2×厚さ8.97mmで、重さは132g。素材が異なるために、「iPhone 5s/5」より若干大きく、重い。ストレージ容量は32/16GBの2種類で、カラーはブルー、グリーン、ピンク、イエロー、ホワイトの5色。さらに、本体と同じ5色とブラックの計6色の穴空きケース「iPhone 5c Case」と組み合わせると、計30パターンから選ぶことができる。
通信方式は「iPhone 5s/5c」共通で、高速通信規格のLTEと3Gネットワークに対応する。SIMカードはnano-SIM。最大13のLTE周波数帯に対応し、キャリアによってはより広いエリアで利用できる。また、IEEE 802.11a/b/g/n(2.4/5GHz)準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0に対応する。
アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、日本などでは、9月20日に発売し、以降、年末までに世界100か国以上の国・地域で発売する。日本では、ソフトバンクモバイル、KDDI(au)に加え、新たにNTTドコモも取り扱う。ドコモはアップルと連名ですでにプレスリリースを発表しており、9月13日から「iPhone 5c」のみ、ドコモ取扱店で予約を受け付ける。ソフトバンクモバイルとKDDIも、同じく9月13日16時から「iPhone 5c」の予約を受け付ける。
2モデルをラインアップ
「iPhone 5s」は、2012年9月に発売した「iPhone 5」の後継機。世界で初めて64ビットのデスクトップクラスのアーキテクチャで開発したスマートフォン。「iOS 7」は64ビット対応を視野に入れ、64ビットのアーキテクチャのために開発した。1136×640ピクセル(解像度326ppi)、4.0インチの「Retinaディスプレイ」、従来のA6チップからCPUとグラフィックスのパフォーマンスが最大2倍向上したA7チップを搭載し、基本性能を強化した。さらに、加速度センサ、ジャイロスコープ、コンパスからデータを収集し、A7チップを補助する新しいM7コプロセッサを搭載し、バッテリ駆動時間を節約する。
iPhone 5s
カメラは、1.5マイクロメートルのピクセルをもつ従来より15%大きいセンサ、開放値F2.2の明るいレンズ、白とアンバーの二つのLEDを備え、アンバーの光に対する白い光の最適な比率や強度を選ぶ「True Toneフラッシュ」を採用した800万画素の「iSightカメラ」を搭載。自動手ブレ補正や、連続バーストモード、スローモーションビデオなど、さまざまな編集機能を備える。フロントには、720pのHD動画撮影に対応し、新たに裏面照射型センサを搭載した120万画素の「FaceTimeカメラ」を搭載する。
最大の特徴として、新たに指でホームボタンに触れるだけでiPhoneのロックを解除できる指紋認証センサ「Touch ID」を搭載。アプリやコンテンツの購入なども指紋認証でできる。「Touch ID」は360°の認識に対応し、指を置く角度は問わない。また、複数の指紋を登録できるので、家族など、自分が許可した人に指紋認証でiPhoneを使わせることができる。
本体は酸化皮膜処理を施したアルミとガラス製。バッテリ駆動時間は3G通話・LTEデータ通信時ともに10時間で、「iPhone 5」から2時間延びた。本体サイズは、「iPhone 5」と同じ高さ123.8×幅58.6×厚さ7.6mmで、重さは112g。ストレージ容量は64/32/16GBの3種類。カラーは、ゴールド、シルバー、スペースグレイの3色。プレミアムレザーを使用した計6色のケース「iPhone 5s Case」を用意する。
「iPnone 5c」は、カラフルな単一のハードコート皮膜されたポリカーボネート製ボディの廉価モデル。4.0インチの「Retinaディスプレイ」、「iPhone 5」と同じA6チップ、開放値F2.4のレンズを搭載した800万画素の「iSightカメラ」、120万画素の「FaceTimeカメラ」を搭載する。スペックは「iPhone 5」とほぼ同等だが、「FaceTimeカメラ」は新たに裏面照射型センサを採用する。指紋認証センサ「Touch ID」は搭載しない。
iPnone 5c
サイズは高さ124.4×幅59.2×厚さ8.97mmで、重さは132g。素材が異なるために、「iPhone 5s/5」より若干大きく、重い。ストレージ容量は32/16GBの2種類で、カラーはブルー、グリーン、ピンク、イエロー、ホワイトの5色。さらに、本体と同じ5色とブラックの計6色の穴空きケース「iPhone 5c Case」と組み合わせると、計30パターンから選ぶことができる。
通信方式は「iPhone 5s/5c」共通で、高速通信規格のLTEと3Gネットワークに対応する。SIMカードはnano-SIM。最大13のLTE周波数帯に対応し、キャリアによってはより広いエリアで利用できる。また、IEEE 802.11a/b/g/n(2.4/5GHz)準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0に対応する。
アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、日本などでは、9月20日に発売し、以降、年末までに世界100か国以上の国・地域で発売する。日本では、ソフトバンクモバイル、KDDI(au)に加え、新たにNTTドコモも取り扱う。ドコモはアップルと連名ですでにプレスリリースを発表しており、9月13日から「iPhone 5c」のみ、ドコモ取扱店で予約を受け付ける。ソフトバンクモバイルとKDDIも、同じく9月13日16時から「iPhone 5c」の予約を受け付ける。
iPhone 5cは、単なる廉価版ではなく、新しいバリエーションモデルという位置づけ。継ぎ目のないポリカーボネート製ボディは、触り心地がよく、手になじむ。一方、上位機種のiPhone 5sはゴージャスなメタリック仕上げで、新たにゴールドを追加した(9月11日に開催されたアップルのプレスイベントで撮影)