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キヤノン、Wi-Fi機能と映像エンジン「DIGIC 6」搭載の高級コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G16」

ニュース

2013/08/23 18:58

 キヤノンは、高い画像処理性能をもつ映像エンジン「DIGIC 6」を搭載したコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G16」を、9月中旬に発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は5万9980円。

PowerShot G16

PowerShot G16

 有効約1210万画素の1/1.7型裏面照射型CMOSセンサを搭載。暗い場所での撮影でも鮮明な画像を撮影できる。35mmフィルム換算で焦点距離28~140mm相当、F1.8~2.8の明るい光学式5倍ズームレンズを搭載。超解像処理によって画質の劣化を抑えたプログレッシブファインズームで、10倍まで被写体に迫ることができる。マクロ撮影は最短撮影距離1cm。角度ブレとシフトブレを同時に抑えるハイブリッドISで、肉眼では捉えられない部分までくっきりと撮影する。

 画像処理エンジン「DIGIC 6」によって、連続撮影を高速化。フル画素のまま、5枚目までは約12.2枚/秒、6枚目以降は約9.3枚/秒で、被写体の動きを逃さず記録する。UHS-I対応の8GBメモリカード使用時で、最大約522枚まで連続撮影できる。

 「DIGIC 6」で動画性能も向上した。光学補正と電子補正を組み合わせた「5軸手ブレ補正」や高精細の「60pフルハイビジョン動画」「ノイズ除去」などによって、ブレが少ない滑らかな動画が撮影できる。フルハイビジョン画質で、最大5倍までズーム撮影ができる。

 AF(オートフォーカス)アルゴリズムやメカ制御などを改善し、約0.1秒の高速AFを実現。従来機からワイド端でAF速度を約41%短縮した。撮影タイムラグは約0.13秒で、瞬間をすばやく捉える。このほか、カメラの傾きを高度に検知する「デュアルアクシス電子水準器」や実像式光学ズームファインダー、3.0型TFTカラー液晶モニタ(約92.2万ドット)などによって、“撮る歓び”を実感できる高級コンパクトデジカメに仕上げた。

 「PowerShot G」シリーズで初めてWi-Fi機能を搭載。高画質な画像や動画をPCやスマートフォンに転送し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にカメラから直接アップロードできる。さらに「クラウドシンクロ」機能を利用すれば、PCと「CANON iMAGE GATEWAY」などのクラウドの両方に画像を自動で転送。家族や仲間との共有はもちろん、画像の管理・バックアップも手軽にできる。スマートフォンへの転送とクラウドシンクロには、App Store/Google Playからダウンロードできる無料アプリ「CameraWindow v1.3」が必要。

 コンパクトデジタルカメラでは難しかった星空撮影機能「星空モード」を新搭載。星を美しく映し出す「星空夜景」、10分刻みで撮影し1枚の画像に星の軌跡を描き出す「星空軌跡」、1分間隔で撮影した画像をつなぎあわせて動画を作成する「星空インターバル動画」の3種類のモードを用意し、幅広い表現が楽しめる。

 このほか、被写体をカメラが58シーンから自動認識し設定調整する「こだわりオート」や、シーンによって6種類のブレ補正を使い分ける「マルチシーンIS」などの機能を備える。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅108.8×高さ75.9×奥行き40.3mmで、重さは約356g。