ソニー、タフ性能をもつビデオカメラ2機種、「DR-GWP88V」はプロジェクター内蔵

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2013/05/15 20:10

 ソニーは、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」の新製品として、水深10mの防水性能や防塵、耐衝撃性能、マイナス10°Cまでの耐低温性能を備えた「HDR-GWP88V」と「HDR-GW66V」の2機種を、6月21日に発売する。

左から、HDR-GWP88V(ブラック)、HDR-GW66V(ホワイト、ブルー)

左から、HDR-GWP88V(ブラック)、HDR-GW66V(ホワイト、ブルー)

 ともに、従来モデル「HDR-GW77V」と同様に防塵、耐衝撃性能を備え、防水性能は2倍の水深10mまで高めた。さらに、マイナス10°Cまでの耐低温性能を追加。シュノーケリングやプールなどの水中に加えて、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツでも雪や温度を気にせず撮影を楽しめる。レンズ部分には撥水性にすぐれたフッ素コートを施し、水はけをよくした。

 液晶モニタに映った自分の映像を確認しながら親指で操作して手軽に撮影でき、動画も静止画も瞬時に撮影を開始できる使いやすいボタン配置を採用。撮像素子は、総画素数543万画素の裏面照射型「Exmor R」CMOSセンサ。35mmフィルム換算で、16:9撮影時が29.8~298.0mm相当、4:3撮影時が36.3~363.0mm相当で光学10倍ズームの「Gレンズ」、画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を搭載し、暗所でも高画質で撮影できる。

 「アクティブモード」時には、フルハイビジョン画質で17倍の高倍率撮影ができる「エクステンデッドズーム」機能で、遠景の撮影に対応する。手ブレ補正機構は「光学式手ブレ補正(アクティブモード)」で、歩きながらの撮影やズーム使用時でもブレを抑える。

 動画撮影は、AVCHD ver2.0(progressive)に準拠したフルハイビジョン(解像度1920×1080、60p)撮影に対応。滑らかな動画が撮影でき、「全画素超解像技術」によって、最大有効画素数約2040万画素相当の静止画撮影を楽しめる。MP4形式での動画記録にも対応する。広色域の「トリルミナスカラー」に対応しているので、撮影した映像を対応するテレビで映し出せば、豊かで自然な色と質感をそのままに再現できる。

 水中モードを含む99のシーンを認識して、最適な設定で撮影できる「おまかせオート」機能を搭載。また、「マップインデックス」で動画や静止画をイベントごとに撮影位置で表示したり、撮影場所から画像を探したりすることができる79エリアの地図を内蔵したGPS機能を備える。対応メディアは、メモリースティックマイクロ(M2/MARK 2)、microSDXC/SDHC/SDカード(Class4以上推奨)。

 「HDR-GWP88V」は、プロジェクターを内蔵し、撮影した映像をシアター感覚で楽しんだり、スポーツ映像を大画面で投影してフォーム確認をしたりと、より幅広い用途で使える。内蔵プロジェクターは最大13lm(ルーメン)。映像記録に対応する16GBのメモリを搭載する。サイズは幅40.0×高さ108.5×奥行き70.0mmで、重さは約235g。価格はオープンで、実勢価格は6万円前後の見込み。

 「HDR-GW66V」は、サイズが幅32.5×高さ108.5×奥行き70.0mmで、重さは約215g。カラーは、ホワイト、ブルーの2色。価格はオープンで、実勢価格は4万5000円前後の見込み。