ソニー、片手で操作できる小型・軽量ミラーレス一眼カメラ「NEX-3N」

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2013/02/25 18:01

 ソニーは、片手で気軽に撮影できる小型・軽量のレンズ交換式デジタル一眼カメラ「NEX-3N」を3月8日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は、パワーズームレンズキット「NEX-3NL」が6万円前後、ダブルズームレンズキット「NEX-3NY」が8万5000円前後の見込み。

NEX-3N(パワーズームレンズキット)

 従来の「α」Eマウントシリーズと同様、ミラーレス一眼カメラでは業界最大クラスとなるAPS-Cサイズ(23.5×15.6mm)の有効約1610万画素のイメージセンサ「Exmor”APS HD CMOSセンサー」、進化した画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を搭載し、美しいぼけ味やきめ細やかな階調を表現できる。

 片手で持てる薄くフラットなボディは、従来機「NEX-F3」から約45g軽量化し、液晶モニタを180°反転させて「自分撮り」するために逆向きに握っても、しっかりとホールドして撮影できる新たなデザインのグリップを採用した。また、デジタル一眼カメラ「α」シリーズで初めてボディ側にズームレバーを搭載し、光学ズームから電子ズームまで、片手で操作できるようにした。本体にポップアップ式のフラッシュも内蔵する。

 パワーズームレンズキットには、コンパクトな収納式のパワーズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS(SELP1650)」、ダブルズームレンズキットには同レンズと望遠ズームレンズ「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」が付属する。

女性の手にフィットする握りやすい形の新グリップを採用。
ダブルズームキットには2本のレンズが付属する

 撮影した写真からカメラが自動的に構図を判断してトリミングを行い、初心者でもプロのようなバランスのとれた写真に仕上げる「オートフレーミング」機能やパノラマ撮影機能など、多彩な機能を搭載する。また、広色域の「トリルミナスカラー」に対応し、「トリルミナスディスプレイ」対応テレビにつなげると、撮影した写真や映像の豊かで自然な色と質感をそのまま再現する。

 カラーは、ホワイト、ピンク、ブラックの3色。記録媒体は、メモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、SDXC/SDHC/SDメモリカード。サイズは幅約109.9×高さ62.0×奥行き34.6mmで、重さは本体が約210g、バッテリとメモリースティックPROデュオ込みで約269g。「α」シリーズで初めて、リモコン三脚をはじめ、カメラ用別売アクセサリを共通で使用できる「マルチ端子」を備える。

カメラやストラップとのカラーコーディネートが楽しめる専用ボディケース(装着イメージ)

 「NEX-3N」専用ボディケース「LCS-EB32」、リバーシブルタイプのショルダーストラップ「STP-XSR1」などのアクセサリも同時に発売する。マルチ端子に対応するリモートコマンダー「RM-VPR1」は5月発売予定で、価格は6825円。