NTTドコモ、700MHz帯対応のマルチバンド基地局アンテナを開発、国内で初めて五つの周波数帯に対応
NTTドコモは、2015年1月に提供を予定している700MHz帯を利用したLTEサービス「Xi(クロッシィ)」の開始に向けて、700MHz帯を含む五つの周波数帯に対応した基地局アンテナを3月から順次導入する。700MHz帯の電波は、2014年度後半に送信を開始する予定。
開発したアンテナは、800MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯の四つの周波数帯に対応した従来のマルチバンド基地局用アンテナに、700MHz帯を追加したもの。3セクタ用が約270×20cm、6セクタ用(都市部などの密集地用)が約180×29cmで、従来のアンテナとほぼ同じ大きさにしたことで、アンテナの設置空間が限られる基地局での導入が容易になる。
アンテナのマルチバンド化は、アンテナ内で電波の相互干渉が発生することから実用化が困難だったが、独自の干渉抑圧技術を開発したことによって、相互干渉を著しく低減して5周波数帯対応を実現した。五つの周波数帯に対応した基地局アンテナの実用化は国内で初めて。急増するパケットトラフィックへの対策と高速モバイルブロードバンド普及に活用する700MHz帯のLTEサービスの導入を促進する。
左から、3セクタ用、6セクタ用のアンテナ
開発したアンテナは、800MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯の四つの周波数帯に対応した従来のマルチバンド基地局用アンテナに、700MHz帯を追加したもの。3セクタ用が約270×20cm、6セクタ用(都市部などの密集地用)が約180×29cmで、従来のアンテナとほぼ同じ大きさにしたことで、アンテナの設置空間が限られる基地局での導入が容易になる。
アンテナのマルチバンド化は、アンテナ内で電波の相互干渉が発生することから実用化が困難だったが、独自の干渉抑圧技術を開発したことによって、相互干渉を著しく低減して5周波数帯対応を実現した。五つの周波数帯に対応した基地局アンテナの実用化は国内で初めて。急増するパケットトラフィックへの対策と高速モバイルブロードバンド普及に活用する700MHz帯のLTEサービスの導入を促進する。