ソフトバンクモバイルは、インターネットと全国の書店で電子書籍が購入できるスマートフォン向け総合電子書籍サービス「スマートブックストア」の提供を、12月22日に開始する。

　電子書籍取次ぎ大手のメディアドゥが提供する電子書籍配信ソリューションを利用して提供するスマートフォン向け総合電子書籍サービス。コミック、書籍、写真集、雑誌など、多彩な電子書籍を取り揃える。サービス開始時に3万点以上を提供し、年度内には7万点にする予定。特に電子書籍での提供が難しかった新刊の充実を図る。

　インターネットでの購入に加え、国内出版取次ぎ大手のトーハンの全国の取引き先書店1500店舗で電子書籍の購入に対応。読者は、書店で紙の書籍と電子書籍のどちらを購入するかを選択し、現金や図書カードを使って電子書籍を購入することができる。

　サービスは、店頭での電子書籍販売に対する書店などへのレベニューシェアと、店頭で電子書籍を一度購入した読者が、次回以降「スマートブックストア」のサイトで電子書籍を購入した場合にも、書店などにロイヤルティが支払われる新しいビジネスモデルを構築。「スマートブックストア」を通じて書店と連携し、共同プロモーションを実施することで相乗効果を生み出していく。

　対象機種は、iPhone、iPad、iPod touch、Android搭載スマートフォン。ソフトバンクモバイル以外のスマートフォンユーザーでも利用できる。書店で購入する場合は、取扱い書店で電子書籍版のラベルが貼ってある書籍などをレジに持参し、購入代金を支払い、引換券に記載するQRコードから「スマートブックストア」のサイトにアクセスして会員登録（無料）したうえで、該当の電子書籍をダウンロードする。

　「スマートブックストア」のサイトで購入する場合は、「スマートブックストア」にアクセスして会員登録したうえで、四つの月額コースのいずれかに登録し、月額に応じたポイントを利用することで購入できる。月額315円は300ポイント、月額525円は550ポイント、月額1050円は1200ポイント、月額2100円は2500ポイントを付与し、ポイントの残高が不足した場合は、ポイントを追加購入（300ポイント/315円から）する。「スマートブックストア」のサイトでは、無料の電子書籍もラインアップする。