テレビ番組をつまみ見! 面白い番組やシーンだけ見る東芝の「<レグザ> Z7シリーズ」
まもなく年末商戦がスタートする。2012年冬は話題のスマートフォンやWindows 8搭載PC、電子書籍端末など、注目のデジタル家電が多いが、大画面テレビも着実に進化しており、見逃せない。今年のテレビのキーワードは、インターネットを利用できる「スマートテレビ」だ。
一般的な「スマートテレビ」は、ビデオ・オン・デマンド(VOD)の利用やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の表示機能を盛り込んだにすぎない。しかし、東芝の「<レグザ> Z7シリーズ」は、ひと味違う。ネットワーク機能だけではなく、対応のUSB接続のHDDをつなげば、6チャンネル分の地上デジタル放送の番組を全部録画・保存しておく「タイムシフトマシン」を搭載している。さらに、膨大な録画番組のなかからユーザーの好みの番組を選んだり、世間で話題になっているワードの番組を視聴したりできる「ざんまいプレイ」を搭載。まるでテレビのコンシェルジュのような便利機能だ。
「<レグザ> Z7シリーズ」が搭載する「タイムシフトマシン」は、USB接続した対応HDDに6チャンネル分のすべての番組を録画しておくことができる。例えば、東芝純正HDD「THD-250T1」はタイムシフトマシン用2TBと、通常録画用500GBのHDDを備え、最大40時間分録画できる。放送時間に合わせてテレビの前にいる必要も、いちいち予約録画設定をすることもなくなる。
さっそく「<レグザ> Z7シリーズ」の「タイムシフトマシン」を試した。まずは、「タイムシフトマシン」の設定から。といっても、設定の「タイムシフトマシン」録画の項目を「する」に変更するだけ。あとはどのチャンネルをどの時間を録画するかを設定する。
既存のブルーレイレディスク(BD)レコーダーやHDDレコーダーを使っている人は、大量に録画予約したものの、結局見ないで削除する作業をしなければいけなかったり、録画番組でいっぱいになって、容量が足りずに本当に見たい番組が録れてなかったりした経験があるのではないだろうか。
「タイムシフトマシン」は、HDDの容量が残っている限り録画し続け、HDDがいっぱいになると、古い番組から自動で消去する。チャンネル数や録画する時間の設定は、自分で変更することができる。チャンネル数や録画時間を絞れば、録画した番組を残しておける期間が長くなるという仕組みだ。
例えば、二つのチャンネルをゴールデンタイムの19時から23時までの4時間に限定して録画。チャンネル数がフル設定の3分の1に、録画時間が6分の1になるので、18倍の期間、録画番組を残し、遡って視聴することができる。あまり見ないチャンネルや時間帯まで録る必要はないのだ。なお、バッファローやアイ・オー・データ機器が容量2~6TBの対応HDDを発売する予定だ。週末に1週間分の番組チェックしたいという人などは、大容量のものを選ぶといいだろう。
それでは、さっそく番組を見てみよう。リモコンにある「タイムシフトボタン」を押すと、EPG(電子番組表)が表示される。これは現在、もしくはこれから放送する番組の一覧ではなく、過去の番組表だ。気になる番組を選んで決定ボタンを押すと、すぐに番組が始まる。
しばらく使っているうちに、これが録画番組なのか、現在放送中の番組なのかわからなくなってしまうほどに違和感がない。
もう一つの便利機能、「ざんまいプレイ」は、「タイムシフトマシン」で全て録画している膨大な番組のなかから、いつも見ている番組をピックアップしたり、好みの番組を把握したりして、提案してくれる機能だ。これによって、自分では探しきれなかった好みの番組を見つけることができる。
そのなかでも「ほかにもこんな番組」は、視聴中の番組に関連する番組を右側に表示してくれる機能。例えば、アニメ番組を見ていると、その他のアニメ番組をオススメしてくれる。
また、その他にも話題となっているワードから番組を選んで楽しめる「急上昇ワード」や、いつも見ている番組を表示してくれる「いつもの番組」、録画番組の再生情報からまだ見たことの無いおすすめ番組を表示してくれる「あなたへのおすすめ番組」などの機能がある。まさに、テレビざんまいライフ。オンエア時間に関係なく、膨大なテレビ番組のなかをサーフィンできる。
クラウド連携サービスは、10月下旬から順次開始する。VODや写真のストリーミング機能は当然のことながら、キーワード検索し、録りためた番組のなかから該当のシーンだけをピックアップして表示する「みどころシーン再生」、番組をシーンごとに区切って目次として表示する「気になる!シーンリスト」、興味のあるキーワードを選択するだけで関連する番組を自動で録画する「おまかせ録画」などが、インターネットに接続することでできるようになる。
最後に、駆け足でこれ以外の機能について触れておきたい。画質に関しては、超解像技術やレグザエンジン「CEVO Duo」など東芝の高画素技術はもはやいうまでもない。精細感が高く、残像感も少ない。さらに、高音質フルレンジスピーカーを搭載したことで、音質の向上は特筆ものだ。3Dは、普通の映画館の3Dと同じ偏光方式だ。3Dメガネが軽量で、ちらつきが少ない。
画質、音質などの基本性能の充実に加え、録画という枠を超えた「タイムシフトマシン」や「ざんまいプレイ」、3Dを搭載。おまけにデザインは世界的デザイナーのヤコブ・イェンセン監修だというから死角なしの全部入りテレビだ。(デジタルライター・岡安学)
一般的な「スマートテレビ」は、ビデオ・オン・デマンド(VOD)の利用やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の表示機能を盛り込んだにすぎない。しかし、東芝の「<レグザ> Z7シリーズ」は、ひと味違う。ネットワーク機能だけではなく、対応のUSB接続のHDDをつなげば、6チャンネル分の地上デジタル放送の番組を全部録画・保存しておく「タイムシフトマシン」を搭載している。さらに、膨大な録画番組のなかからユーザーの好みの番組を選んだり、世間で話題になっているワードの番組を視聴したりできる「ざんまいプレイ」を搭載。まるでテレビのコンシェルジュのような便利機能だ。
「タイムシフトマシン」と「ざんまいプレイ」を搭載した「<レグザ> Z7シリーズ」
まるで番組表からチャンネルを切り替えるように録画番組を視聴する
「<レグザ> Z7シリーズ」が搭載する「タイムシフトマシン」は、USB接続した対応HDDに6チャンネル分のすべての番組を録画しておくことができる。例えば、東芝純正HDD「THD-250T1」はタイムシフトマシン用2TBと、通常録画用500GBのHDDを備え、最大40時間分録画できる。放送時間に合わせてテレビの前にいる必要も、いちいち予約録画設定をすることもなくなる。
さっそく「<レグザ> Z7シリーズ」の「タイムシフトマシン」を試した。まずは、「タイムシフトマシン」の設定から。といっても、設定の「タイムシフトマシン」録画の項目を「する」に変更するだけ。あとはどのチャンネルをどの時間を録画するかを設定する。
「タイムシフトマシン」の設定はメニューから即座にできる
既存のブルーレイレディスク(BD)レコーダーやHDDレコーダーを使っている人は、大量に録画予約したものの、結局見ないで削除する作業をしなければいけなかったり、録画番組でいっぱいになって、容量が足りずに本当に見たい番組が録れてなかったりした経験があるのではないだろうか。
「タイムシフトマシン」は、HDDの容量が残っている限り録画し続け、HDDがいっぱいになると、古い番組から自動で消去する。チャンネル数や録画する時間の設定は、自分で変更することができる。チャンネル数や録画時間を絞れば、録画した番組を残しておける期間が長くなるという仕組みだ。
水色の部分が「タイムシフトマシン」で録画する時間帯。少なくすると、保存できる期間が長くなる
例えば、二つのチャンネルをゴールデンタイムの19時から23時までの4時間に限定して録画。チャンネル数がフル設定の3分の1に、録画時間が6分の1になるので、18倍の期間、録画番組を残し、遡って視聴することができる。あまり見ないチャンネルや時間帯まで録る必要はないのだ。なお、バッファローやアイ・オー・データ機器が容量2~6TBの対応HDDを発売する予定だ。週末に1週間分の番組チェックしたいという人などは、大容量のものを選ぶといいだろう。
「タイムシフトマシン」をさらに使いやすくする高速レスポンス
それでは、さっそく番組を見てみよう。リモコンにある「タイムシフトボタン」を押すと、EPG(電子番組表)が表示される。これは現在、もしくはこれから放送する番組の一覧ではなく、過去の番組表だ。気になる番組を選んで決定ボタンを押すと、すぐに番組が始まる。
これはどのテレビでもおなじみの通常のEPG
こちらはタイムシフトのEPG。左上に「過去番組表」と書いてある
しばらく使っているうちに、これが録画番組なのか、現在放送中の番組なのかわからなくなってしまうほどに違和感がない。
リモコン中央部にある十字ボタンの周囲上部には、番組表とタイムシフトのボタンを配置
録りためた番組のなかからオススメ番組を提案してくれるテレビ
もう一つの便利機能、「ざんまいプレイ」は、「タイムシフトマシン」で全て録画している膨大な番組のなかから、いつも見ている番組をピックアップしたり、好みの番組を把握したりして、提案してくれる機能だ。これによって、自分では探しきれなかった好みの番組を見つけることができる。
リモコン上部の「ざんまいプレイ」ボタン
そのなかでも「ほかにもこんな番組」は、視聴中の番組に関連する番組を右側に表示してくれる機能。例えば、アニメ番組を見ていると、その他のアニメ番組をオススメしてくれる。
「タイムシフトマシン」でプロ野球を視聴中に「ざんまいプレイ」を起動。類似番組として、いくつかのスポーツ番組が提案された
また、その他にも話題となっているワードから番組を選んで楽しめる「急上昇ワード」や、いつも見ている番組を表示してくれる「いつもの番組」、録画番組の再生情報からまだ見たことの無いおすすめ番組を表示してくれる「あなたへのおすすめ番組」などの機能がある。まさに、テレビざんまいライフ。オンエア時間に関係なく、膨大なテレビ番組のなかをサーフィンできる。
現在放送している番組のなかで、よく使われているワードをピックアップ気になる言葉を選ぶと関連番組を表示する「急上昇ワード」
レグザクラウドサービス「Time on(タイムオン)」と連携してさらに便利に
クラウド連携サービスは、10月下旬から順次開始する。VODや写真のストリーミング機能は当然のことながら、キーワード検索し、録りためた番組のなかから該当のシーンだけをピックアップして表示する「みどころシーン再生」、番組をシーンごとに区切って目次として表示する「気になる!シーンリスト」、興味のあるキーワードを選択するだけで関連する番組を自動で録画する「おまかせ録画」などが、インターネットに接続することでできるようになる。
最後に、駆け足でこれ以外の機能について触れておきたい。画質に関しては、超解像技術やレグザエンジン「CEVO Duo」など東芝の高画素技術はもはやいうまでもない。精細感が高く、残像感も少ない。さらに、高音質フルレンジスピーカーを搭載したことで、音質の向上は特筆ものだ。3Dは、普通の映画館の3Dと同じ偏光方式だ。3Dメガネが軽量で、ちらつきが少ない。
画質、音質などの基本性能の充実に加え、録画という枠を超えた「タイムシフトマシン」や「ざんまいプレイ」、3Dを搭載。おまけにデザインは世界的デザイナーのヤコブ・イェンセン監修だというから死角なしの全部入りテレビだ。(デジタルライター・岡安学)