日本HP、ビジネス向けタブレット「HP ElitePad 900」がワークスタイルを変える
10月18日、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、Windows 8を搭載する法人向けのタブレット「HP ElitePad 900」の発表会を開催し、Windows 8を搭載するスマートデバイスのビジネス利用の優位性を訴えた。発売は来年2月下旬の予定で、価格は未定。
日本HPの岡隆史副社長は、冒頭の挨拶で「企業向けのIT製品・ソリューションのなかに、コンシューマライゼーションの波を感じている。スマートフォンやタブレットを個人で使い、手のひらの上でインターネットが自在に使える環境が生まれ、それに付随したサービスが増えている。コンテンツは、動画などのヘビーなものがあたりまえのように使われる。この環境が、エンドユーザーのIT経験のベースへと変化している」と述べた。
「企業で使われるデバイスも、ユーザー経験に合わせて提供していかねばならない。特にモバイル環境が進化して、仕事はオフィスでするものから、どこでもできるものへ変化した。また、ユーザーが企業のクライアントシステムに求めるものも変わっている。この状況への対応に、『ITベンダーとして生き残れるかどうか』がかかっている」と続け、新製品がユーザーが求めるビジネスデバイスの変化に対応したものであることを示した。
続いて、九嶋俊一プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括クライアントソリューション本部長が「HP ElitePad 900」をプレゼンテーション。「小さなタブレットのなかに、いくつかの秘密と、ビジネスで使うために必要な機能が隠されている」と、既存のタブレットとの違いを紹介した。
「主なポイントは四つ。一つは、いつも持って歩けるようなカッコいいデザインを追求した。次に仕事で使えるはタフさにこだわった。三つ目に、多様なシーンで使えるあらゆる業務での操作性。最後に、安全に、確実に使い続けられる点だ。ビジネスで使えるスマートデバイスには、この四つが不可欠だと思う」とした。
九嶋本部長は、コンシューマ向けのタブレットとは明らかに違う仕様として、堅牢さを挙げ、「仕事は場所を選ばせてくれない。だから、ビジネスで使うタブレットにタフさは不可欠だ。1ブロックのアルミニウムから削り出したきょう体、ディスプレイにCorning Gorilla Glass 2を採用し、薄型化と丈夫さを同時に実現した。振動、落下、温度など、米軍の調達基準「MIL-STD-810Gテスト」をクリアしている」と説明した。
また、「現在出回っているタブレットは、セキュリティに何らかの問題を抱えている。OSにWindowsを採用したことに加え、端末のセキュリティのレベルを上げることで、企業ポリシーに合った運用ができる。例えば、紛失したときのために、標準データすべて暗号化したり、遠隔地からデータをすべて削除したりできる」と語り、モバイル端末を企業が利用する際に障壁になっているセキュリティの運用が自在にできることをアピールした。
発表会の後半は、岡副社長、九嶋本部長に、日本マイクロソフトの樋口泰行社長が加わり、トークセッションを行った。
日本マイクロソフトの樋口社長は、「『ワークスタイルを変化させていかなければならない』という意識が、高くなっていると思う。ワークライフバランスという観点からも、家事や育児など、家庭のケアをしながら仕事もしたいと考えている人が多い。特に震災後、出社できない状況でも、仕事ができる環境を整えなけらばならないと感じている企業が多い」と話し、日本HPが提案するモバイルソリューションへの共感を示した。
「ビジネスでは、経営のスピードをどんどん上げていくことが求められている。いろいろなデバイスを使いながら、コミュニケーションを取る場面が増えている。すでに個人の生活には、スマートフォンやコンシューマ向けのタブレットが溶け込んでいる。これをワークスタイルに取り入れることで、経営スピードを上げていけるのではないか」と続けた。
九嶋本部長は、「Windowsを採用することで、これまで企業が使ってきたセキュリティの基盤に簡単に同調できる。また、企業はほとんどの業務をWindowsで運用している。ビジネスで滞りなく使うには、Windowsが一番適している」と、変化するワークスタイルにWindowsが不可欠だとした。
これを受けて、日本マイクロソフトの樋口社長は、「HPは、セキュリティ面などを担保できるOSは、Windowsしかありえないというスタンス。マイクロソフトとフロントラインパートナーシップを結んだことで、われわれはソフトウェアの開発段階では、HPのハードウェア環境で検証している」と話し、Windows OSとHPの結びつきの強さを紹介した。
岡副社長は、「HPは、ずっとWindows 8を待っていた。『HP ElitePad 900』から、ビジネスタブレットをソリューションに仕上げて、サービスを含めてさまざまなものを提供していきたい。企業・個人の働き方を、一段進んだものにしていくことに貢献したい」と話し、発表会を締めくくった。
→新製品の詳細はこちら
IT経験のベースが変わり、ビジネス向け端末も変わる
日本HPの岡隆史副社長は、冒頭の挨拶で「企業向けのIT製品・ソリューションのなかに、コンシューマライゼーションの波を感じている。スマートフォンやタブレットを個人で使い、手のひらの上でインターネットが自在に使える環境が生まれ、それに付随したサービスが増えている。コンテンツは、動画などのヘビーなものがあたりまえのように使われる。この環境が、エンドユーザーのIT経験のベースへと変化している」と述べた。
日本HPの岡隆史副社長(左)と日本マイクロソフトの樋口泰行社長
「企業で使われるデバイスも、ユーザー経験に合わせて提供していかねばならない。特にモバイル環境が進化して、仕事はオフィスでするものから、どこでもできるものへ変化した。また、ユーザーが企業のクライアントシステムに求めるものも変わっている。この状況への対応に、『ITベンダーとして生き残れるかどうか』がかかっている」と続け、新製品がユーザーが求めるビジネスデバイスの変化に対応したものであることを示した。
企業向けタブレットに必要な性能
続いて、九嶋俊一プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括クライアントソリューション本部長が「HP ElitePad 900」をプレゼンテーション。「小さなタブレットのなかに、いくつかの秘密と、ビジネスで使うために必要な機能が隠されている」と、既存のタブレットとの違いを紹介した。
九嶋俊一プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括クライアントソリューション本部長
「主なポイントは四つ。一つは、いつも持って歩けるようなカッコいいデザインを追求した。次に仕事で使えるはタフさにこだわった。三つ目に、多様なシーンで使えるあらゆる業務での操作性。最後に、安全に、確実に使い続けられる点だ。ビジネスで使えるスマートデバイスには、この四つが不可欠だと思う」とした。
HP ElitePad 900
九嶋本部長は、コンシューマ向けのタブレットとは明らかに違う仕様として、堅牢さを挙げ、「仕事は場所を選ばせてくれない。だから、ビジネスで使うタブレットにタフさは不可欠だ。1ブロックのアルミニウムから削り出したきょう体、ディスプレイにCorning Gorilla Glass 2を採用し、薄型化と丈夫さを同時に実現した。振動、落下、温度など、米軍の調達基準「MIL-STD-810Gテスト」をクリアしている」と説明した。
また、「現在出回っているタブレットは、セキュリティに何らかの問題を抱えている。OSにWindowsを採用したことに加え、端末のセキュリティのレベルを上げることで、企業ポリシーに合った運用ができる。例えば、紛失したときのために、標準データすべて暗号化したり、遠隔地からデータをすべて削除したりできる」と語り、モバイル端末を企業が利用する際に障壁になっているセキュリティの運用が自在にできることをアピールした。
Windows 8とタブレットがワークスタイルを変える
発表会の後半は、岡副社長、九嶋本部長に、日本マイクロソフトの樋口泰行社長が加わり、トークセッションを行った。
日本マイクロソフトの樋口社長は、「『ワークスタイルを変化させていかなければならない』という意識が、高くなっていると思う。ワークライフバランスという観点からも、家事や育児など、家庭のケアをしながら仕事もしたいと考えている人が多い。特に震災後、出社できない状況でも、仕事ができる環境を整えなけらばならないと感じている企業が多い」と話し、日本HPが提案するモバイルソリューションへの共感を示した。
日本マイクロソフトの樋口泰行社長
「ビジネスでは、経営のスピードをどんどん上げていくことが求められている。いろいろなデバイスを使いながら、コミュニケーションを取る場面が増えている。すでに個人の生活には、スマートフォンやコンシューマ向けのタブレットが溶け込んでいる。これをワークスタイルに取り入れることで、経営スピードを上げていけるのではないか」と続けた。
九嶋本部長は、「Windowsを採用することで、これまで企業が使ってきたセキュリティの基盤に簡単に同調できる。また、企業はほとんどの業務をWindowsで運用している。ビジネスで滞りなく使うには、Windowsが一番適している」と、変化するワークスタイルにWindowsが不可欠だとした。
これを受けて、日本マイクロソフトの樋口社長は、「HPは、セキュリティ面などを担保できるOSは、Windowsしかありえないというスタンス。マイクロソフトとフロントラインパートナーシップを結んだことで、われわれはソフトウェアの開発段階では、HPのハードウェア環境で検証している」と話し、Windows OSとHPの結びつきの強さを紹介した。
日本マイクロソフトの樋口社長を交えてのトークセッション
岡副社長は、「HPは、ずっとWindows 8を待っていた。『HP ElitePad 900』から、ビジネスタブレットをソリューションに仕上げて、サービスを含めてさまざまなものを提供していきたい。企業・個人の働き方を、一段進んだものにしていくことに貢献したい」と話し、発表会を締めくくった。
→新製品の詳細はこちら