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ドワンゴとニワンゴ、「ニコニコ静画(電子書籍)」で大手出版社124社約3万冊の有料コンテンツを配信

ニュース

2012/10/18 20:24

 ドワンゴとニワンゴは、出版社124社と提携し、10月24日に動画サービス「niconico」の電子書籍配信サービス「ニコニコ静画(電子書籍)」の有料コンテンツの配信を開始する。また、iOS版ではiTunes App Storeのアプリ内課金に対応するほか、公式ストア第一弾として集英社「ジャンプコミックストア」をアプリ内にオープンする。

「ニコニコ静画(電子書籍)」トップ画面(イメージ)

 「ニコニコ静画(電子書籍)」は、電子書籍の閲覧だけでなく、ニコニコ動画ならではのコメント投稿機能によって、ユーザー間で作品への感想や感情を共有することができるサービス。2011年11月8日に始まり、これまで『角川BOOK☆WALKER』の作品を除く無料コンテンツを配信してきたが、今回新たに課金システムを導入し、有料コンテンツの配信を開始する。有料コンテンツが利用できるポイントシステム「ニコニコポイント」での決済となる。

PCブラウザでの閲覧時のイメージ(バードスタジオ/集英社)

 サービス開始に伴い、『ONE PIECE』(集英社)、『宇宙兄弟』講談社、『名探偵コナン』小学館、『図書館戦争』(角川書店)など、大手出版社をはじめ124社の電子書籍コンテンツ約3万冊を配信。コミックを中心に、ライトノベル、写真集など、コミックコンテンツの配信プラットフォームとしては日本最大級となる。

iOSアプリのアイコン(イメージ)

 また、iOSアプリ「ニコニコ静画(電子書籍)」を“書店”として大幅にリニューアルする。ユーザーインターフェースの刷新のほか、iTunes App Storeのアプリ内課金に対応。iTunes App Storeで、仮想通貨「ニコ書券」(500/1000/2000/3000/5200/8500pt)を購入することで、アプリ内でコンテンツが購入できる。これによって、アプリ内課金を採用した電子書籍アプリで最多のコミック数となるほか、アプリ内での書籍検索、購入、閲覧がしやすくなる。さらに、ストア機能を活用し、アプリ内に公式ストア第一弾として集英社の「ジャンプコミックストア」をオープンする。

アプリ内の公式ストア「ジャンプコミックストア」(イメージ)

 アプリの料金は無料。対応OSは、iOS 5 以降。なお、iOSアプリは「ニコニコポイント」での決済には対応していない。