ペンタックスリコー、デジタル一眼レフカメラの最上位モデル「PENTAX K-5 II」、ローパスフィルターレスモデルも
ペンタックスリコーイメージングは、デジタル一眼レフカメラ「K」シリーズの最上位機種「PENTAX K-5 II」と、解像度を優先したローパスフィルターレスモデル「PENTAX K-5 II s」を10月中旬に発売する。また、「Kマウント」対応の高倍率ズームレンズ「smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM」と超望遠レンズ「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」を近日発売する。
「PENTAX K-5 II」は、AFモジュールに新開発の「SAFOX X」を採用。AFセンサを高感度にして、AF輝度範囲は-3EV~+18EVに対応する。従来のF5.6に加えてF2.8の光束にも対応し、大口径レンズ使用時により高精度のピント検出ができる。また、周辺の測距点の距離情報を参照して、セレクトポイントから動体が外れても追尾を継続する「セレクトエリア拡大」機能など、高度なAF(オートフォーカス)性能を備える。
撮像素子は有効画素数約1628万画素で、23.7×15.7cmの大きな撮像面積をもつ。画像信号の高速読出しに対応するCMOSイメージセンサを搭載。低ノイズで安定した性能の画像処理エンジン「PRIME II」によって、通常でISO100~12800、カスタム設定時にはISO80~51200の幅広い感度を設定できるなど、センサ性能を最大限に引き出すことで、解像感と階調再現にすぐれた画像が撮影できる。
広視野角で見やすい3.0インチ、約92.1万ドットのギャップレス液晶モニタを採用。反射防止コートを施したガラス素材のフロントパネルと液晶面との間の空気層をなくすことによって、光の反射や分散を抑え、パネルへの映り込みや輝度ロスを大幅に軽減した。フロントパネルに使用している強化ガラスは、キズ防止の効果ももつ。
外装には軽量・堅牢なマグネシウム合金を使用し、シャーシには剛性の高いステンレス合金を採用。77か所にシーリングを施した防塵・防滴構造で、マイナス10℃までの動作を保証する耐寒性能を備え、10万回の作動に耐える最高速度8000分の1秒のシャッター機構などを搭載し、さまざまな環境下での使用に対応する。
光学ファインダーは、視野が広く、ピントや構図を確認しやすい視野率約100%、倍率約0.92倍(50mmF1.4・∞)のガラスプリズムファインダー。フォーカシングスクリーンには、マニュアルフォーカス時のピント合わせがしやすい「ナチュラルブライトマットIII」を採用する。
手ブレ補正には、シャッタースピード換算で約3段分に相当する補正効果を得られる「SR(Shake Reduction)」機構を備える。イメージセンサ部は上下左右、回転方向に自在に動くので、自動水平補正や構図の微調整ができるほか、別売のGPSユニット「O-GPS1」と組み合わせて簡易天体撮影ができる。
「PENTAX K-5 II s」は、モアレなどの原因となる高周波を遮断するローパスフィルターをなくすことによって、解像度の低下を抑え、センサの性能を最大限に生かした画像を実現。風景など、立体感のある撮影に適している。
対応メディアは、SDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅131.0×高さ97.0×奥行き72.5mmで、重さは約760g。価格はオープンで、実勢価格は「PENTAX K-5 II ボディキット」が11万円前後、ズームレンズ「smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 EDAL [IF]DC WR」が付属する「PENTAX K-5 II 18-135WRキット」が16万円前後、「PENTAX K-5 II s ボディキット」が12万円台半ばの見込み。
「smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM」は、35mmフィルム換算で27.5~414mm相当の15倍ズームレンズ。超音波モーターによるAF駆動で、静かで滑らかなAFを実現する「SDM」機構を採用する。光学系にはED(特殊低分散)ガラスを2枚使用し、色収差を極限まで補正するとともに、十分な周辺光量と高い解像力を実現した。レンズ構成は13群16枚。最短撮影距離は0.49m。サイズは最大径75.8×長さ89.0mmで、重さは約453g。フィルタ径は62mm。価格はオープンで、実勢価格は7万円前後の見込み。
「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」は、35mmフィルム換算で約859mm相当の超望遠レンズ。レンズ枚数の少ない天体望遠鏡タイプの光学系を採用することによって、特に遠景撮影でクリアで抜けのよい描写を実現する。光学系には、ED(特殊低分散)ガラス2枚を使用している。
より反射が少なく、透過率の高い高性能マルチコーティング「HDコーティング」で、逆光などの厳しい条件でもゴーストやフレアの発生を抑え、クリアな描写を実現。29か所にシーリングを施して、レンズ内部に水滴やホコリなどが入りにくい防塵・防滴構造「AW(All Weather)」を採用している。
デザインは、炎天下でも鏡筒内に陽炎が発生しにくく存在感のあるホワイトで、鏡筒中央部には「HDシリーズ」を表す赤いアルマイトリングを配置する。ストラップ取りつけ金具はステンレスの削り出し。着脱可能なフィルタ取りつけ枠を備える。
レンズ構成は6群7枚。最短撮影距離は5.6m。サイズは最大径130.3×長さ521.7mmで、重さは約3040g。前面フィルタ径は112mm。価格はオープンで、実勢価格は60万円前後の見込み。
「PENTAX K-5 II」(左)と「PENTAX K-5 II s」
「PENTAX K-5 II」は、AFモジュールに新開発の「SAFOX X」を採用。AFセンサを高感度にして、AF輝度範囲は-3EV~+18EVに対応する。従来のF5.6に加えてF2.8の光束にも対応し、大口径レンズ使用時により高精度のピント検出ができる。また、周辺の測距点の距離情報を参照して、セレクトポイントから動体が外れても追尾を継続する「セレクトエリア拡大」機能など、高度なAF(オートフォーカス)性能を備える。
撮像素子は有効画素数約1628万画素で、23.7×15.7cmの大きな撮像面積をもつ。画像信号の高速読出しに対応するCMOSイメージセンサを搭載。低ノイズで安定した性能の画像処理エンジン「PRIME II」によって、通常でISO100~12800、カスタム設定時にはISO80~51200の幅広い感度を設定できるなど、センサ性能を最大限に引き出すことで、解像感と階調再現にすぐれた画像が撮影できる。
広視野角で見やすい3.0インチ、約92.1万ドットのギャップレス液晶モニタを採用。反射防止コートを施したガラス素材のフロントパネルと液晶面との間の空気層をなくすことによって、光の反射や分散を抑え、パネルへの映り込みや輝度ロスを大幅に軽減した。フロントパネルに使用している強化ガラスは、キズ防止の効果ももつ。
外装には軽量・堅牢なマグネシウム合金を使用し、シャーシには剛性の高いステンレス合金を採用。77か所にシーリングを施した防塵・防滴構造で、マイナス10℃までの動作を保証する耐寒性能を備え、10万回の作動に耐える最高速度8000分の1秒のシャッター機構などを搭載し、さまざまな環境下での使用に対応する。
光学ファインダーは、視野が広く、ピントや構図を確認しやすい視野率約100%、倍率約0.92倍(50mmF1.4・∞)のガラスプリズムファインダー。フォーカシングスクリーンには、マニュアルフォーカス時のピント合わせがしやすい「ナチュラルブライトマットIII」を採用する。
手ブレ補正には、シャッタースピード換算で約3段分に相当する補正効果を得られる「SR(Shake Reduction)」機構を備える。イメージセンサ部は上下左右、回転方向に自在に動くので、自動水平補正や構図の微調整ができるほか、別売のGPSユニット「O-GPS1」と組み合わせて簡易天体撮影ができる。
「PENTAX K-5 II s」は、モアレなどの原因となる高周波を遮断するローパスフィルターをなくすことによって、解像度の低下を抑え、センサの性能を最大限に生かした画像を実現。風景など、立体感のある撮影に適している。
対応メディアは、SDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅131.0×高さ97.0×奥行き72.5mmで、重さは約760g。価格はオープンで、実勢価格は「PENTAX K-5 II ボディキット」が11万円前後、ズームレンズ「smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 EDAL [IF]DC WR」が付属する「PENTAX K-5 II 18-135WRキット」が16万円前後、「PENTAX K-5 II s ボディキット」が12万円台半ばの見込み。
「smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM」(左)と「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」
「smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM」は、35mmフィルム換算で27.5~414mm相当の15倍ズームレンズ。超音波モーターによるAF駆動で、静かで滑らかなAFを実現する「SDM」機構を採用する。光学系にはED(特殊低分散)ガラスを2枚使用し、色収差を極限まで補正するとともに、十分な周辺光量と高い解像力を実現した。レンズ構成は13群16枚。最短撮影距離は0.49m。サイズは最大径75.8×長さ89.0mmで、重さは約453g。フィルタ径は62mm。価格はオープンで、実勢価格は7万円前後の見込み。
「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」は、35mmフィルム換算で約859mm相当の超望遠レンズ。レンズ枚数の少ない天体望遠鏡タイプの光学系を採用することによって、特に遠景撮影でクリアで抜けのよい描写を実現する。光学系には、ED(特殊低分散)ガラス2枚を使用している。
より反射が少なく、透過率の高い高性能マルチコーティング「HDコーティング」で、逆光などの厳しい条件でもゴーストやフレアの発生を抑え、クリアな描写を実現。29か所にシーリングを施して、レンズ内部に水滴やホコリなどが入りにくい防塵・防滴構造「AW(All Weather)」を採用している。
デザインは、炎天下でも鏡筒内に陽炎が発生しにくく存在感のあるホワイトで、鏡筒中央部には「HDシリーズ」を表す赤いアルマイトリングを配置する。ストラップ取りつけ金具はステンレスの削り出し。着脱可能なフィルタ取りつけ枠を備える。
レンズ構成は6群7枚。最短撮影距離は5.6m。サイズは最大径130.3×長さ521.7mmで、重さは約3040g。前面フィルタ径は112mm。価格はオープンで、実勢価格は60万円前後の見込み。