ノートPCをすぐれたコストパフォーマンスの機種から選ぶ 5万円台のレノボ「Lenovo G580」
ノートPCの低価格化が進んでいる。どのPCメーカーのボトム機種もスペックが向上し、ビジネスからホビーまで、さまざまなシーンで“使える”マシンが増えてきた。そのなかでもレノボの「Lenovo G580」は、長時間のバッテリ駆動、高速なレスポンス、5万円台の実勢価格など、コストパフォーマンスの高さで人気のノートPCだ。
ワールドワイドで展開するPCメーカーとして知られるレノボ。調査会社のIDCによれば、2011年第3四半期(10~12月)のPC販売シェアは世界2位。その後も順調な売上げを維持し、2012年第1四半期の世界シェアは14.9%で、首位ヒューレット・パッカード(HP)との差はわずか0.6ポイントと、着実にシェアを伸ばし続けている。
レノボは、質のいいPCのラインアップを豊富に揃えていることでも定評がある。コストパフォーマンスを重視した「エッセンシャル・ノートパソコン」は、その筆頭格だ。「必要な機能を求めやすい価格で実現・提供する」というコンセプトの下、開発されたあらゆるシーンで活躍するノートPCだ。
「Lenovo G580」は、そんな「エッセンシャル・ノートパソコン」のコンセプトをそのまま体現した夏モデルのノートPC。1366×768ドットの15.6型のLEDバックライト液晶を搭載し、CPUにはインテル第3世代Core i5を採用。500GBという大容量HDDや、最新の高速インターフェースであるUSB3.0を備える。また、標準約5.4時間のバッテリ駆動(6セルLi-lon システム・バッテリ搭載時)というモバイルPC並みのバッテリ性能も大きな魅力で、使い勝手のいいモデルだ。
バッテリ駆動に関しては、レノボ独自のパワーマネジメント機能を搭載。「パワー・セーバー・モード」「バランス・モード」「ハイ・パフォーマンス・モード」という三つのバッテリ駆動モードを用途や状況に応じて適宜に切り替えることで、電源効率の向上とバッテリ駆動時間の延長を実現している。
基本性能の高さに加え、使い勝手をさらに向上させる「超高速レスポンステクノロジー」を搭載しているのも特徴の一つ。その核になる機能が「Lenovo Enhanced Experience 3」だ。レノボによると、一般的なWindows 7搭載PCと比べ、平均で約40%速く起動し、マシンを使い込んでも工場出荷時とほぼ同じスピードで起動できるという。「使いたいときにすぐ使える」という、PC本来の使い勝手のよさに重点を置いていることがよくわかる。
派手な特徴はないが、実用性という点に絞って性能を追求し、使い勝手が非常にいい。グロッシーな鏡面加工のボディも質感十分で、これで5万円台というのは、かなりのお買い得価格だろう。
日常的な使い勝手のよさは、実際に操作するとよくわかる。例えば、完全に電源が落ちている状態から立ち上げて、パスワード入力画面を表示するまでの時間は、わずか約28秒だった。パスワード入力からOSが表示され、実際に操作できるようになるまでの時間は、たったの7.4秒。コンディションのいい工場出荷状態での計測とはいえ、この起動スピードの速さには驚かされた。最上位機種の「IdeaPad Y580」も同様の高速起動を売りの一つにしている。起動時間で比較すると、「Lenovo G580」は、若干劣るものの、大きくは遜色のないスピードだ。
アプリケーションの起動も速い。例えば、フォトレタッチソフトやオフィスソフトなど、起動に時間を要するアプリケーションでも、クリックした後、大して持たされることなく立ち上がる。また、フォトレタッチソフトや画像管理ソフトなど、サムネイルを表示するようなアプリでも、ストレスを感じることはない。
このほか、Windows 7標準搭載の動画編集ソフト「Windows Live ムービーメーカー」を用いてHD動画のエンコードを行ったが、これも動画の読込みからエフェクト編集まで、実にスムース。ストレスをまったく感じることなく、作業に集中できた。エンコードスピードも速く、高速CPUや大容量メモリの実力もあって、長時間の動画編集をしっかりとこなしてくれる。
8GBもの大容量メモリとインテル Core i5 3210M、そしてレノボ独自のレスポンス向上技術の組み合わせが実現するパフォーマンスは、使っていて気持ちがいい。
意外に重宝するのが、パワーマネジメント機能だ。正式には「Lenovo Energy Management 7.0」という名称で、バッテリ駆動時やファンの動作音を抑えたいときの「パワー・セーバー・モード」、パフォーマンス性と省エネ性双方をバランスよく両立する「バランス・モード」、動画編集や写真のレタッチ作業など、ヘビーな用途向けの「ハイ・パフォーマンス・モード」の三つのモードがある。モードの切替えは、タスクバーの通知領域上のアイコンをクリックすることで手軽に設定できる。
音楽や映画鑑賞など、少しでもマシンの動作音を抑えたいときや、バッテリ駆動時間を少しでも伸ばしたいとき、動画編集などでもっとパワーがほしいときなど、状況に応じてすぐにマシンのパフォーマンスを調整できるのは、なかなかありがたい。
このほか、DVDスーパーマルチドライブやテンキーつきのキーボード、クリアで高音質の「Dolby Advanced Audio」などを搭載し、ふだん使いからホビー、ビジネスまで幅広いシーンで使うことができる。
サポートは、より高い顧客満足度を実現するために、NECパーソナルコンピュータが担当し、しっかりとしたアフターサポートを受けることができる。買った後も安心して使い続けられるのは、初心者だけでなく、すべてのユーザーにとってうれしい。
レノボは、10月末までキャッシュバックキャンペーンを実施している。今回紹介した「G580」は対象外だが、「IdeaPad Zシリーズ」「Yシリーズ」「Uシリーズ」などが対象なので、PCの買替えを検討している人は、ぜひホームページをチェックしてほしい。(ITジャーナリスト・市川 昭彦)
シックなデザインでホビーからビジネスまで幅広く対応する「Lenovo G580」
必要な機能を求めやすい価格で実現したレノボのノートPC
ワールドワイドで展開するPCメーカーとして知られるレノボ。調査会社のIDCによれば、2011年第3四半期(10~12月)のPC販売シェアは世界2位。その後も順調な売上げを維持し、2012年第1四半期の世界シェアは14.9%で、首位ヒューレット・パッカード(HP)との差はわずか0.6ポイントと、着実にシェアを伸ばし続けている。
レノボは、質のいいPCのラインアップを豊富に揃えていることでも定評がある。コストパフォーマンスを重視した「エッセンシャル・ノートパソコン」は、その筆頭格だ。「必要な機能を求めやすい価格で実現・提供する」というコンセプトの下、開発されたあらゆるシーンで活躍するノートPCだ。
基本性能の高さとその価格に驚く
「Lenovo G580」は、そんな「エッセンシャル・ノートパソコン」のコンセプトをそのまま体現した夏モデルのノートPC。1366×768ドットの15.6型のLEDバックライト液晶を搭載し、CPUにはインテル第3世代Core i5を採用。500GBという大容量HDDや、最新の高速インターフェースであるUSB3.0を備える。また、標準約5.4時間のバッテリ駆動(6セルLi-lon システム・バッテリ搭載時)というモバイルPC並みのバッテリ性能も大きな魅力で、使い勝手のいいモデルだ。
バッテリ駆動に関しては、レノボ独自のパワーマネジメント機能を搭載。「パワー・セーバー・モード」「バランス・モード」「ハイ・パフォーマンス・モード」という三つのバッテリ駆動モードを用途や状況に応じて適宜に切り替えることで、電源効率の向上とバッテリ駆動時間の延長を実現している。
基本性能の高さに加え、使い勝手をさらに向上させる「超高速レスポンステクノロジー」を搭載しているのも特徴の一つ。その核になる機能が「Lenovo Enhanced Experience 3」だ。レノボによると、一般的なWindows 7搭載PCと比べ、平均で約40%速く起動し、マシンを使い込んでも工場出荷時とほぼ同じスピードで起動できるという。「使いたいときにすぐ使える」という、PC本来の使い勝手のよさに重点を置いていることがよくわかる。
派手な特徴はないが、実用性という点に絞って性能を追求し、使い勝手が非常にいい。グロッシーな鏡面加工のボディも質感十分で、これで5万円台というのは、かなりのお買い得価格だろう。
デスクトップ派には嬉しいテンキー付きのキーボードを搭載
使って実感! サクサク動く快適なパフォーマンス
日常的な使い勝手のよさは、実際に操作するとよくわかる。例えば、完全に電源が落ちている状態から立ち上げて、パスワード入力画面を表示するまでの時間は、わずか約28秒だった。パスワード入力からOSが表示され、実際に操作できるようになるまでの時間は、たったの7.4秒。コンディションのいい工場出荷状態での計測とはいえ、この起動スピードの速さには驚かされた。最上位機種の「IdeaPad Y580」も同様の高速起動を売りの一つにしている。起動時間で比較すると、「Lenovo G580」は、若干劣るものの、大きくは遜色のないスピードだ。
アプリケーションの起動も速い。例えば、フォトレタッチソフトやオフィスソフトなど、起動に時間を要するアプリケーションでも、クリックした後、大して持たされることなく立ち上がる。また、フォトレタッチソフトや画像管理ソフトなど、サムネイルを表示するようなアプリでも、ストレスを感じることはない。
このほか、Windows 7標準搭載の動画編集ソフト「Windows Live ムービーメーカー」を用いてHD動画のエンコードを行ったが、これも動画の読込みからエフェクト編集まで、実にスムース。ストレスをまったく感じることなく、作業に集中できた。エンコードスピードも速く、高速CPUや大容量メモリの実力もあって、長時間の動画編集をしっかりとこなしてくれる。
8GBもの大容量メモリとインテル Core i5 3210M、そしてレノボ独自のレスポンス向上技術の組み合わせが実現するパフォーマンスは、使っていて気持ちがいい。
HD動画のエンコードも速い
用途や状態に合わせてPCのモードを切り替える
意外に重宝するのが、パワーマネジメント機能だ。正式には「Lenovo Energy Management 7.0」という名称で、バッテリ駆動時やファンの動作音を抑えたいときの「パワー・セーバー・モード」、パフォーマンス性と省エネ性双方をバランスよく両立する「バランス・モード」、動画編集や写真のレタッチ作業など、ヘビーな用途向けの「ハイ・パフォーマンス・モード」の三つのモードがある。モードの切替えは、タスクバーの通知領域上のアイコンをクリックすることで手軽に設定できる。
音楽や映画鑑賞など、少しでもマシンの動作音を抑えたいときや、バッテリ駆動時間を少しでも伸ばしたいとき、動画編集などでもっとパワーがほしいときなど、状況に応じてすぐにマシンのパフォーマンスを調整できるのは、なかなかありがたい。
用途に応じて手軽にPCのモードを切り替えることができる。左からパワー・セーバー・モード、バランス・モード、ハイ・パフォーマンス・モード
お買い得で買った後も安心して使い続けられる「G580シリーズ」
このほか、DVDスーパーマルチドライブやテンキーつきのキーボード、クリアで高音質の「Dolby Advanced Audio」などを搭載し、ふだん使いからホビー、ビジネスまで幅広いシーンで使うことができる。
最新のUSB3.0を搭載する点もポイントだ
サポートは、より高い顧客満足度を実現するために、NECパーソナルコンピュータが担当し、しっかりとしたアフターサポートを受けることができる。買った後も安心して使い続けられるのは、初心者だけでなく、すべてのユーザーにとってうれしい。
レノボは、10月末までキャッシュバックキャンペーンを実施している。今回紹介した「G580」は対象外だが、「IdeaPad Zシリーズ」「Yシリーズ」「Uシリーズ」などが対象なので、PCの買替えを検討している人は、ぜひホームページをチェックしてほしい。(ITジャーナリスト・市川 昭彦)