2012年上半期のスマートフォンケース市場1位、レイ・アウトの人気の理由
2012年夏モデルのスマートフォンがほぼ出揃った。スマートフォンを購入する際、一緒にスマートフォン専用ケースやジャケットを購入する人は多い。スマートフォン専用ケース/ジャケットは売り場に溢れるほど並んでいるが、いま最も売れているメーカーはどこだろうか。「BCNランキング」データで探った。
7月24日、BCNはPC・デジタル家電の実売データを集計した「BCNランキング」にもとづいて、2012年上半期(1~6月)に最も販売数量が多かった107ジャンルの「上半期No.1メーカー」を発表した。
107ジャンルのなかに「スマートフォンアクセサリ」がある。「スマートフォンアクセサリ」は、スマートフォン専用ケース/ジャケットや保護シート、補助バッテリ、クレードルなど。今回は、「スマートフォンアクセサリ」からケース/ジャケットを抜き出してメーカー別販売数量シェアを算出した。
2012年1~6月の「BCNランキング」によると、1位はレイ・アウトで販売数量シェアは33.2%だった。次いで2位はエレコムで25.0%、3位はテレホンリースで14.2%だった。
1位のレイ・アウトは、2011年1~12月を合算したケース/ジャケットのメーカーシェアでも28.6%で1位。2012年上半期は、昨年の通年シェアより4.7ポイントも伸ばしている。
レイ・アウトの強みはどこにあるのだろうか。考えられるのは、まずラインアップの豊富さだ。上半期に売れたケース/ジャケットの製品数は、2位エレコムの1142アイテムに対し、レイ・アウトは2087アイテムと倍近い。
売り場にやや飽和感が漂うケース/ジャケット。最近は、売れ筋に絞って販売しているメーカーもあるが、レイ・アウトは新デザイン・新素材を採用したケースを次々に投入し、市場開拓に挑み続けている。
もう一つの強みは、やはり個性豊かなデザインだ。ユーザーがケース/ジャケットを使う理由は、スマートフォンを汚れやキズから守るためだけではない。スマートフォンを守るためだけなら、極端な話、素材や形状にこだわればあとはどれを選んでもいい。しかし、多くの人は色やデザインを重視する。それは毎日持ち歩くスマートフォンを、自分の好みの色やデザインで彩りたいからだ。
レイ・アウトは、デザインの性の高いケース/ジャケットを数多く揃えている。それもそのはず、7人の専属デザイナーを抱え、日々新たなデザインを生み出しているのだ。レイ・アウトの個性的なケースをいくつか紹介しよう。
ドコモのキッズケータイ「HW-01D」専用ケースの「ディズニーキャラクター・ダイカット・シリコンジャケット」は、シリコンをキャラクターの形に切り抜くダイカット加工を施したケースだ。通常のシリコンケースに、キャラクターの顔が切り抜かれ、立体的でかわいく仕上がっている。7月末に発売したばかりで、ミニーマウスとスティッチの2種類がある。
大人向けの立体的なケースを楽しみたいなら「3Dレリーフ・シェルジャケット」シリーズがオススメだ、フルカラープリントしたキャラクター部分を立体的に処理し、キャラクターが飛び出しているような演出をしている。『ディズニー』やマンガ『ワンピース』から選べる。
「3Dレリーフ・シェルジャケット」シリーズ
ディズニーファンにピッタリなのが、ウェブサービス「ジャケニスト」限定の「ディズニーモバイル限定デザイン」だ。「ジャケニスト」は2011年8月にスタートしたキャラクタージャケットケース作成サービスだ。
Disney Mobileの「F-08D」専用の「ディズニーモバイル限定デザイン」は、「F-08D」の背面に施されたミッキーマウスとミニーマウスのシルエットデザインを生かしたケースだ。
「チャペル」は、ミッキーたちのシルエット部分は透明なまま、その周辺にチャペルの内装を幻想的に、きらびやかにデザイン。「F-08D」に装着するとミッキーと、ミニーの結婚式のシーンに早変わりする。
このほか、シンデレラ城をデザインした店頭販売モデルの「キャッスル」もある。まさにスマートフォンとケースが一体となって、一つのストーリーを楽しむことができるケースだ。
シンプルなデザインが好みの人は、「ラバーコーティング・アーバン・シェルジャケット」がいい。ハードケースとしての強度を保ちながら、厚さを0.8mmまで薄くしたモデルだ。薄いだけではなく、とても軽く、装着していることを感じさせない。
今回のメーカーシェアは上半期の集計なので、7~8月の夏商戦のデータは含まれていない。また、2012年後半にはiPhoneの新モデルの発売も噂され、スマートフォン市場はさらに盛り上がるだろう。レイ・アウトのシェアが下半期にどれだけ伸びるか、注目したい。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
スマートフォンケースの上半期トップはレイ・アウト
7月24日、BCNはPC・デジタル家電の実売データを集計した「BCNランキング」にもとづいて、2012年上半期(1~6月)に最も販売数量が多かった107ジャンルの「上半期No.1メーカー」を発表した。
107ジャンルのなかに「スマートフォンアクセサリ」がある。「スマートフォンアクセサリ」は、スマートフォン専用ケース/ジャケットや保護シート、補助バッテリ、クレードルなど。今回は、「スマートフォンアクセサリ」からケース/ジャケットを抜き出してメーカー別販売数量シェアを算出した。
2012年1~6月の「BCNランキング」によると、1位はレイ・アウトで販売数量シェアは33.2%だった。次いで2位はエレコムで25.0%、3位はテレホンリースで14.2%だった。
1位のレイ・アウトは、2011年1~12月を合算したケース/ジャケットのメーカーシェアでも28.6%で1位。2012年上半期は、昨年の通年シェアより4.7ポイントも伸ばしている。
レイ・アウトの強みはラインアップと豊富なデザイン
レイ・アウトの強みはどこにあるのだろうか。考えられるのは、まずラインアップの豊富さだ。上半期に売れたケース/ジャケットの製品数は、2位エレコムの1142アイテムに対し、レイ・アウトは2087アイテムと倍近い。
売り場にやや飽和感が漂うケース/ジャケット。最近は、売れ筋に絞って販売しているメーカーもあるが、レイ・アウトは新デザイン・新素材を採用したケースを次々に投入し、市場開拓に挑み続けている。
もう一つの強みは、やはり個性豊かなデザインだ。ユーザーがケース/ジャケットを使う理由は、スマートフォンを汚れやキズから守るためだけではない。スマートフォンを守るためだけなら、極端な話、素材や形状にこだわればあとはどれを選んでもいい。しかし、多くの人は色やデザインを重視する。それは毎日持ち歩くスマートフォンを、自分の好みの色やデザインで彩りたいからだ。
レイ・アウトは、デザインの性の高いケース/ジャケットを数多く揃えている。それもそのはず、7人の専属デザイナーを抱え、日々新たなデザインを生み出しているのだ。レイ・アウトの個性的なケースをいくつか紹介しよう。
キッズ向けからディズニーファン向けまで、個性豊かなケースたち
ドコモのキッズケータイ「HW-01D」専用ケースの「ディズニーキャラクター・ダイカット・シリコンジャケット」は、シリコンをキャラクターの形に切り抜くダイカット加工を施したケースだ。通常のシリコンケースに、キャラクターの顔が切り抜かれ、立体的でかわいく仕上がっている。7月末に発売したばかりで、ミニーマウスとスティッチの2種類がある。
「HW-01D」専用ケース「ディズニーキャラクター・ダイカット・シリコンジャケット」
大人向けの立体的なケースを楽しみたいなら「3Dレリーフ・シェルジャケット」シリーズがオススメだ、フルカラープリントしたキャラクター部分を立体的に処理し、キャラクターが飛び出しているような演出をしている。『ディズニー』やマンガ『ワンピース』から選べる。
「3Dレリーフ・シェルジャケット」シリーズ
ディズニーファンにピッタリなのが、ウェブサービス「ジャケニスト」限定の「ディズニーモバイル限定デザイン」だ。「ジャケニスト」は2011年8月にスタートしたキャラクタージャケットケース作成サービスだ。
Disney Mobileの「F-08D」専用の「ディズニーモバイル限定デザイン」は、「F-08D」の背面に施されたミッキーマウスとミニーマウスのシルエットデザインを生かしたケースだ。
「チャペル」は、ミッキーたちのシルエット部分は透明なまま、その周辺にチャペルの内装を幻想的に、きらびやかにデザイン。「F-08D」に装着するとミッキーと、ミニーの結婚式のシーンに早変わりする。
「ディズニーモバイル限定デザイン チャペル」
このほか、シンデレラ城をデザインした店頭販売モデルの「キャッスル」もある。まさにスマートフォンとケースが一体となって、一つのストーリーを楽しむことができるケースだ。
「ディズニーモバイル限定デザイン キャッスル」
シンプルなデザインが好みの人は、「ラバーコーティング・アーバン・シェルジャケット」がいい。ハードケースとしての強度を保ちながら、厚さを0.8mmまで薄くしたモデルだ。薄いだけではなく、とても軽く、装着していることを感じさせない。
「ラバーコーティング・アーバン・シェルジャケット」
今回のメーカーシェアは上半期の集計なので、7~8月の夏商戦のデータは含まれていない。また、2012年後半にはiPhoneの新モデルの発売も噂され、スマートフォン市場はさらに盛り上がるだろう。レイ・アウトのシェアが下半期にどれだけ伸びるか、注目したい。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。