JVCケンウッド、Bluetoothレシーバ搭載のコンパクトなHi-Fiシステム「K-531」

ニュース

2012/08/27 17:39

 JVCケンウッドは、独自の高音質技術で原音を忠実に再現する「ケンウッド Kシリーズ」から、コンパクトHi-Fiシステム「K-531」を9月上旬に発売する。カラーは、シルバー、ブラックの2色。価格はオープンで、実勢価格は4万5000円前後の見込み。

K-531

 Bluetooth 2.1+EDR準拠のレシーバを搭載し、スマートフォンなどBluetooth機能を搭載した機器と接続して、ワイヤレスで音楽を再生する。Bluetooth再生時の音質をより自然で豊かに再現する独自の音質技術「ブルートゥース・サウンド・エンハンサー」を備える。

 CDプレーヤーと、iPod/iPhone対応のDockコネクタ、AM/FMチューナーを搭載。光デジタル入力、AUX入力を備える。

 USB端子を備え、CDの音楽やラジオ番組をUSBメモリへ録音できる。CDからの録音は、全曲/1曲のみ/プログラム再生ができ、ラジオはタイマー録音に対応する。録音ソースごとに自動でフォルダ分けを行うので、録音したファイルをすぐに見つけることができる。

 音楽CD、iPod/iPhone、USB、デジタル入力、Bluetoothからの音楽信号は、フルデジタルプロセッシング回路で処理。Bluetooth音源はアナログ化せず、入力から最終段階まで高精度な信号処理で増幅し、左右独立に配置した40W+40Wのハイパワーアンプによって再生する。

 音楽CDやiPod/iPhoneなど、デジタル化によって失われた高域成分を補間して、原音に近いサウンドを再現する「Supreme EX」を搭載。音楽CDやデジタル入力向けには、20kHz以上の高調波成分を付加することで空気感や楽器の響きを再現する「音楽CDモード」、CD-R/RWやiPod/iPhone、USB向けには、可聴域内の音楽信号を補間する「音楽ファイルモード」と、音源に合わせた2種類のモードを用意する。

 音響パワー補正技術「CONEQ」の採用によって、スピーカーからの音を400ポイントで捉え、周波数特性だけでなくタイムアライメント(音の到達時間)を最適な状態に補正することで、音の偏りや視聴位置による音の印象の違いを低減し、再現性にすぐれた音楽再生を実現する。

 スピーカーには、15mm厚のMDF材を全周に配置した四方留め構造を採用。ソフトドーム型ツィーターと、ピュアホワイトコーンウーファーとの組み合わせによって、声の響きや弦楽器のニュアンスを再現し、安定した低音を再生する。

 サイズは、電源部が幅200×高さ95×奥行き299mmで、重さ2.3kg。スピーカー部が幅140×高さ237×奥行き236mmで、重さ3.4kg(1本)。