トレンドマイクロ、「セキュリティソフトの会社」から「セキュリティを簡単にする会社」へ
トレンドマイクロは、7月31日、グローバルコンシューマ事業の刷新を発表した。これまでのPC向けウイルス対策ソフトに主軸を置いた事業展開から、ソフト・ハード・サービスを組み合わせ、ユーザーの不便・不安を解消するデジタルライフ支援サービスへ事業を拡大していく。
発表会で大三川彰彦副社長は、「これまでPCが中心だったデジタルライフが、いまやPC、スマートフォン、タブレット端末が中心になってきた。スマートフォンやタブレット端末が普及したことで、データを簡単にSNSやクラウドにアップすることができ、いつでもどこでもデータにアクセスすることができる。しかしその反面、データが各デバイスやSNS、クラウドに分散してしまっている。また、デバイスの紛失や情報の流出などのリスクも高まっている」と、デジタルライフの状況の変化を説明した。
こうした現状を踏まえ、トレンドマイクロは、事業領域をこれまでのPC向けウイルス対策ソフトに主軸を置いた戦略から「デジタルライフ支援」へと拡大する。具体的には、デバイス、データ、プライバシー、若年層やシニア層を守るソリューションを展開する。大三川副社長は、「コンシューマビジネスの世界総売上高を、2014年には2011年実績の25%増の550億円に、2016年には45%増の650億円まで引き上げる」とした。
執行役員兼ホーム&データマネジメント製品企画・開発の吉田健史統轄部長は、具体的な製品・サービスのロードマップを説明。今秋発売予定のパスワード管理ソフト「パスワードマネージャー」の簡単なデモンストレーションを行った。
吉田統轄部長は「自分が使っているさまざまなパスワードを、すべて管理するのは大変だ。『パスワードマネージャー』は、パスワードをクラウドで安全に管理し、簡単にログインできるようにする。そうすることで『覚えられないから』という理由で同じパスワードを使い回すリスクを回避できる。これまでトレンドマイクロはウイルス対策ソフトの会社だと思われていたが、これからは複雑なセキュリティを簡単にする会社だと思われたい」と話した。
発表会で大三川彰彦副社長は、「これまでPCが中心だったデジタルライフが、いまやPC、スマートフォン、タブレット端末が中心になってきた。スマートフォンやタブレット端末が普及したことで、データを簡単にSNSやクラウドにアップすることができ、いつでもどこでもデータにアクセスすることができる。しかしその反面、データが各デバイスやSNS、クラウドに分散してしまっている。また、デバイスの紛失や情報の流出などのリスクも高まっている」と、デジタルライフの状況の変化を説明した。
コンシューマ事業の拡大を説明する大三川副社長
こうした現状を踏まえ、トレンドマイクロは、事業領域をこれまでのPC向けウイルス対策ソフトに主軸を置いた戦略から「デジタルライフ支援」へと拡大する。具体的には、デバイス、データ、プライバシー、若年層やシニア層を守るソリューションを展開する。大三川副社長は、「コンシューマビジネスの世界総売上高を、2014年には2011年実績の25%増の550億円に、2016年には45%増の650億円まで引き上げる」とした。
執行役員兼ホーム&データマネジメント製品企画・開発の吉田健史統轄部長は、具体的な製品・サービスのロードマップを説明。今秋発売予定のパスワード管理ソフト「パスワードマネージャー」の簡単なデモンストレーションを行った。
デモを交えて説明する吉田統轄部長
吉田統轄部長は「自分が使っているさまざまなパスワードを、すべて管理するのは大変だ。『パスワードマネージャー』は、パスワードをクラウドで安全に管理し、簡単にログインできるようにする。そうすることで『覚えられないから』という理由で同じパスワードを使い回すリスクを回避できる。これまでトレンドマイクロはウイルス対策ソフトの会社だと思われていたが、これからは複雑なセキュリティを簡単にする会社だと思われたい」と話した。