ドコモ、「らくらくスマートフォン」を8月1日に発売

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2012/07/26 20:52

 NTTドコモは、初心者でも安心して使える富士通製のスマートフォン「らくらくスマートフォン F-12D」を8月1日に発売する。

らくらくスマートフォン F-12D(左から、ゴールドの正面と背面、ネイビー、ピンク)

 2001年9月の発売以来、シニア層を中心に人気を得て、2011年9月には累計販売台数2000万台を突破した「らくらくホン」シリーズの初のスマートフォン。ボタンのように押した感触がある「らくらくタッチパネル」を採用した約4.0インチの液晶ディスプレイを搭載し、文字やボタンを大きく見やすくするなど、使いやすさにこだわった。

初心者でも迷わずに操作できる大きいボタンや大きな文字を採用する

 「触れる」と「押す」の違いをしっかりと区別する新構造の「らくらくタッチパネル」は、アイコンに触れると色が変わって選択していることがわかり、そのまま押し込むと、振動が指先に伝わって操作したことが実感できる。画面をなぞる操作(スクロール)と、タッチ操作を区別できるので誤動作も少なく、確実に入力できる。直感的に操作できる独自の新メニューに加え、従来の「らくらくホン」と同じ口語調のメニューを搭載したほか、「使い方ヘルプボタン」や「らくらくホンセンター」の専門アドバイザーに無料でつながる「らくらくホンセンター」へのワンタッチボタンを備える。

 また、さまざまなコンテンツやサービスを取りそろえた「らくらくスマートフォン」向けのポータルサイト「dメニュー」を用意。「らくらくスマートフォン」向けの「dメニュー」は、通常の「dメニュー」より文字やボタンが大きく、簡単でわかりやすいシンプルな構成で、天気、最新ニュース、生活情報などに加え、従来の「らくらくホン」ユーザーに人気のあったジャンルで構成した「おすすめサイト」を表示する。利用は無料で、プリインストールしている「dメニュー」アイコンを選択すると利用できる。OSはAndroid 4.0だが、「spモードメール」や「iチャネル」など、ドコモが指定するアプリケーション以外は利用できず、「Google Play」から好きなアプリケーションをダウンロードして利用することはできない。

 このほか、有効約810万画素のカメラ、ワンタッチブザー、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信機能などを搭載し、IPX5/8の防水・IP5Xの防塵性能を備える。サイズは高さ約130.0×幅64.0×厚さ10.9mm(最厚部約 12.9mm)で、重さは約138g。カラーはゴールド、ネイビー、ピンクの3色。

 発売に合わせて、「らくらくスマートフォン」ユーザー向けに、月額2980円でデータ通信が使い放題のフラット型FOMAパケット定額サービス「らくらくパケ・ホーダイ」を提供する。通常のパケット定額サービスより安いが、2012年10月以降、当月利用データ量が500MBを超えた場合、当月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに制限する。9月30日までは、通信速度の制限は行わない。