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カスペルスキー、「カスペルスキーモバイルセキュリティ for Android」、盗難・紛失対策機能が充実

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2012/06/13 11:56

 カスペルスキーは6月12日、スマートフォン/タブレット向けのセキュリティアプリ「カスペルスキーモバイルセキュリティ for Android」を6月15日に発売すると発表した。価格は、1年1台版が2980円。2台で1年、または1台で2年使えるツインパックが4480円。

「モバイルセキュリティ」の管理画面

 発表会で川合林太郎社長は、「スマートフォン市場は伸びている。世界のスマートフォンの販売台数は、2010年は3億1700万台だったが、2015年には8億5000万台に達すると予想される。それに伴って、スマートフォンを狙ったマルウェアが急増している。スマートフォンを取り巻く脅威は、いまやPCを同じ状況になっている」と警告した。

スマートフォンを取り巻く脅威を説明する川合社長

 「カスペルスキーモバイルセキュリティ for Android」は、スマートフォン向けの「モバイルセキュリティ」とタブレットデバイス向けの「タブレットセキュリティ」の2つのアプリを収録。アンチウイルス機能や、危険サイトのブロック機能、盗難・紛失対策機能などを搭載する。また、これまでの製品は「カスペルスキー モバイル セキュリティ9」とバージョンを表記していたが、今回からバージョン表記をなくした。

スマートフォン向けは危険サイトブロック機能を新搭載



 スマートフォン向けアプリには、新たに危険サイトブロック機能を搭載。悪意のあるサイトやフィッシングサイトをブロックする。

 アンチウイルスには、ダウンロードしたアプリをセットした際に、初回起動時にネットワークを介してアプリをスキャンし、マルウェアなどの脅威から端末を守る「クラウドスキャナー機能」、有害な可能性があるアドウェアやアプリを検知するリスクウェア機能、マルウェアなどの行動パターンを推測するヒューリスティックスキャン機能を追加した。

 盗難・紛失対策機能では、データ消去機能に端末を工場出荷状態にリセットする機能をプラス。アプリのアンインストールやデータ削除、端末ロックなどを防ぐ不正アンインストール防止機能を備える。

遠隔操作で端末操作をロック

タブレット向けはウェブ経由で盗難対策機能を実行



 タブレット向けアプリは、タブレットの大画面に最適化したユーザーインターフェースを採用。盗難・紛失対策のGPS追跡機能で、タブレットの位置を特定することができる。また盗難の場合、遠隔地からタブレットのインカメラで周辺を撮影する機能で、タイミングがよければ盗んだ犯人の姿を捉えることができる。このほか、遠隔操作による端末ロック機能、ウェブ経由で盗難対策機能を実行するウェブ管理メニュー機能などを備える。

タブレットに合わせて刷新したユーザーインターフェース

 対応OSは、スマートフォン向けがAndroid 2.2、2.3、4.×、タブレット向けがAndroid 2.0-4.×。アプリはサーバーからダウンロードしてインストールする。インストール後、製品を利用するにはパッケージ入っているアクティベーションコードの入力が必要。

 30日間試用できる体験版を6月15日から提供する。また、8月31日までに購入したユーザーが、期待したセキュリティ性能が得られなかった場合、購入代金を全額払い戻す「100%安心宣言キャンペーン」を実施する。