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ヤマダ電機、オンラインプラットフォーム「ヤマダ電機マルチSNS」、ネット事業で1000億円を目指す

ニュース

2012/06/08 21:05

 ヤマダ電機は、6月7日、統合型オンラインプラットフォームサービス「ヤマダ電機マルチSNS」を開始した。同社のECサービスを統合し、SNSを提供することで、利用を促進し、ネット事業を現在の300億円から、今後1年間で1000億円の規模に引き上げる。

一宮忠男社長兼COO

 「ヤマダ電機マルチSNS」は、デジタル・家電の通販サイト「ヤマダデンキウェブドットコム」、衣料品や日用品雑貨などを揃えるインターネットショッピングモール「ヤマダモール」、購入者による口コミサイト「ピーチクパーク」など、既存のサービスを統合。さらに新サービスとして、スマートフォン向けゲームアプリを提供する「ヤマダゲーム」、「アクトビラビデオ」対応テレビで生活情報や旅行情報、ビデオオンデマンドなどを配信する「ヤマダテレビ」などを提供する。ヤマダ電機の会員は、無料で利用できる。今年夏には、写真コミュニティサイト「ヤマダフォト」(仮称)、中古品の買い取りや販売の「ヤマダセカンド」(仮称)のサービスも追加する。


 統合型オンラインプラットフォームを構築した理由について、一宮忠男社長兼COOは、「リアル店舗とバーチャルの融合によって、ポイントカード会員の活性化を図る」と述べた。

飯塚裕恭副社長

 また、飯塚裕恭取締役兼執行役員副社長は、「商品の購入以外でも、当社を知っていただくことが重要」と説明。現在、2350万人に達する会員のサイト利用頻度を高めることで、販売増に加えて、ユーザーの声を生かした新製品・サービスの創出など、ソーシャルメディアを利用した新たなビジネスも視野に入れる。

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