ライカ、フルサイズセンサのモノクロ撮影専用デジカメ「ライカMモノクローム」とコンパクト「X2」「V-LUX40」
ライカカメラは、35mmフルサイズセンサを搭載したモノクロ撮影専用のデジタルレンジファインダーカメラ「ライカMモノクローム」と、ライカMマウントの交換レンズ「ライカ アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH.」を8月に、コンパクトデジタルカメラ「ライカX2」と「ライカV-LUX40」を5月下旬に発売する。
「ライカMモノクローム」は、有効画素数1800万画素の35mmフルサイズセンサを搭載。各画素が、「色」ではなく「輝度」を忠実に記録することで、シャープな描画のモノクロ写真を撮影できる。また、画像の輝度を正確に確認するためのRAWデータヒストグラム表示機能を備える。撮影したモノクロ写真には、カメラ上でのボタン操作によって、調色効果を加えることができる。
「ライカM」ならではのクラシカルなデザイン。トップカバーはマットなブラッククローム仕上げで、落ち着いた印象に仕上げている。ホットシューには製品名をシンプルに刻印し、外装にはホールドにすぐれたソフトなレザーを採用。上質なフルグレイン牛革を使用したキャリングストラップが付属する。
従来の「ライカM」と同様、ファインダーと距離計を使用したマニュアルフォーカスや絞り優先AEモードによる撮影に対応。また、背面の液晶モニタを見ながら、わずかな操作であらゆる機能にすばやくアクセスできるシンプルなメニュー構成。マウントは、ライカMバヨネットマウント。
シャッター音は静かで、シャッターチャージのタイミングを選べる。さらに、シャッターレリーズボタンを軽く押すだけで、シャッターが切れるようにする機能も用意しており、スローシャッターでもブレを気にせずに撮影できる。
画像処理ソフトは、デジタル画像の編集や管理、出力の機能が充実した「Adobe Photoshop Lightroom」を専用サイトからダウンロードして使うことができる。また、暗室作業から着想を得た多彩な機能を備えるモノクロ画像編集用ソフト「Silver Efex Pro 2」も用意。20種類以上のモノクロフィルムの特徴を再現できる。
対応メディアはSD/SDHCカード。サイズは幅139.0×高さ80.0×奥行き37.0mmで、重さは600g。価格は未定。
ライカMバヨネットマウントの交換レンズ「ライカ アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH.」は、焦点距離50mmの単焦点レンズ。アポクロマートレンズを採用することで、色収差を抑え、すべてのディティールを自然に再現する。細部のコントラスト再現性と解像力を表すMTFの試験結果では、画面全体にわたって50%を超えるコントラストで細部までシャープな描写を実現した。
1979年発売の先代モデルの光学系をベースに設計。「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」や「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」と同様のフローティングシステムを採用する。フォーカシングに応じて後群のレンズが、前群のレンズとの相対的な位置を変えることで、近接撮影でも高い描写力を発揮する。
サイズは直径53.0×長さ47.0mmで、重さは300g。フィルタ径は39mm。価格は未定。
コンパクトデジカメ「ライカX2」は、APS-Cサイズで有効画素数1620万画素のCMOSセンサと、35mmフィルム換算で36mm相当の「ライカ エルマリート f2.8/24mm ASPH.」を搭載する。ポップアップ式のフラッシュを備え、アクセサリーシューに外付けフラッシュを取りつけることもできる。
オートフォーカス性能を向上し、高速・高精度で静かなピント合わせを実現。シンプルな操作性によって、多彩なマニュアル機能やオート機能を活用したクリエイティブな撮影を楽しめる。
別売のオプションとして、角度を上下90°まで調整できる140万ドットの外付け電子ビューファインダー「ライカEVF 2」を用意する。また、光学ファインダー「36mmブライトフレームファインダー」を使えば、液晶モニタをオフにして消費電力を抑えることができる。
対応メディアは、SD/SDHC/SDXCカード。専用サイトから「Adobe Photoshop Lightroom」をダウンロードして使うことができる。サイズは幅124.0×高さ69.0×奥行き51.5mmで、重さは約345g。カラーは、シルバーとブラックの2色。価格はオープンで、直営店での価格は21万6300円を予定している。
コンパクトデジカメ「ライカV-LUX40」は、有効画素数1530万画素のCMOSセンサと、35mmフィルム換算で24~480mm相当の20倍ズームレンズ「ライカ DC バリオ・エルマー f3.3-6.4/4.3-86mm ASPH.」を搭載。従来機種よりもダイナミックレンジを拡大し、最高ISO感度3200でも低ノイズな描写を実現する。また、0.1秒で作動する高速AFで、動きの速い被写体にも対応する。
最大記録画素数で毎秒10コマ、最速で毎秒60コマの高速連続撮影に対応。風景をミニチュアのように撮影する機能や、パノラマ撮影、レトロ効果など、クリエイティブな表現ができる機能を備える。また、AVCHDのフルハイビジョン動画撮影にも対応し、動画撮影時でも20倍ズームが利用できる。
撮影地や時刻をExifデータとして記録するGPS機能を搭載。本体に100万件に上る地名やランドマーク名を、また付属のDVDには都市名や地域名を記録した地図データを収録しているので、地図データをメモリカードにコピーしてカメラ側で表示すれば、ナビゲーションシステムとしても使うことができる。
本体背面のタッチパネル液晶で、機能の選択や設定を簡単に行うことができる。また、専用サイトから「Adobe Photoshop Elements」と「Adobe Premiere Elements」をダウンロードして使用できる。
対応メディアはSD/SDHC/SDXCカード。サイズは幅105.0×高さ59.0×奥行き28.0mmで、重さは約210g。価格はオープンで、直営店での価格は7万6000円を予定している。
「ライカMモノクローム」(左)と「ライカ アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH.」
「ライカMモノクローム」は、有効画素数1800万画素の35mmフルサイズセンサを搭載。各画素が、「色」ではなく「輝度」を忠実に記録することで、シャープな描画のモノクロ写真を撮影できる。また、画像の輝度を正確に確認するためのRAWデータヒストグラム表示機能を備える。撮影したモノクロ写真には、カメラ上でのボタン操作によって、調色効果を加えることができる。
「ライカM」ならではのクラシカルなデザイン。トップカバーはマットなブラッククローム仕上げで、落ち着いた印象に仕上げている。ホットシューには製品名をシンプルに刻印し、外装にはホールドにすぐれたソフトなレザーを採用。上質なフルグレイン牛革を使用したキャリングストラップが付属する。
従来の「ライカM」と同様、ファインダーと距離計を使用したマニュアルフォーカスや絞り優先AEモードによる撮影に対応。また、背面の液晶モニタを見ながら、わずかな操作であらゆる機能にすばやくアクセスできるシンプルなメニュー構成。マウントは、ライカMバヨネットマウント。
シャッター音は静かで、シャッターチャージのタイミングを選べる。さらに、シャッターレリーズボタンを軽く押すだけで、シャッターが切れるようにする機能も用意しており、スローシャッターでもブレを気にせずに撮影できる。
画像処理ソフトは、デジタル画像の編集や管理、出力の機能が充実した「Adobe Photoshop Lightroom」を専用サイトからダウンロードして使うことができる。また、暗室作業から着想を得た多彩な機能を備えるモノクロ画像編集用ソフト「Silver Efex Pro 2」も用意。20種類以上のモノクロフィルムの特徴を再現できる。
対応メディアはSD/SDHCカード。サイズは幅139.0×高さ80.0×奥行き37.0mmで、重さは600g。価格は未定。
ライカMバヨネットマウントの交換レンズ「ライカ アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH.」は、焦点距離50mmの単焦点レンズ。アポクロマートレンズを採用することで、色収差を抑え、すべてのディティールを自然に再現する。細部のコントラスト再現性と解像力を表すMTFの試験結果では、画面全体にわたって50%を超えるコントラストで細部までシャープな描写を実現した。
1979年発売の先代モデルの光学系をベースに設計。「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」や「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」と同様のフローティングシステムを採用する。フォーカシングに応じて後群のレンズが、前群のレンズとの相対的な位置を変えることで、近接撮影でも高い描写力を発揮する。
サイズは直径53.0×長さ47.0mmで、重さは300g。フィルタ径は39mm。価格は未定。
「ライカX2」(左)と「ライカV-LUX40」
コンパクトデジカメ「ライカX2」は、APS-Cサイズで有効画素数1620万画素のCMOSセンサと、35mmフィルム換算で36mm相当の「ライカ エルマリート f2.8/24mm ASPH.」を搭載する。ポップアップ式のフラッシュを備え、アクセサリーシューに外付けフラッシュを取りつけることもできる。
オートフォーカス性能を向上し、高速・高精度で静かなピント合わせを実現。シンプルな操作性によって、多彩なマニュアル機能やオート機能を活用したクリエイティブな撮影を楽しめる。
別売のオプションとして、角度を上下90°まで調整できる140万ドットの外付け電子ビューファインダー「ライカEVF 2」を用意する。また、光学ファインダー「36mmブライトフレームファインダー」を使えば、液晶モニタをオフにして消費電力を抑えることができる。
対応メディアは、SD/SDHC/SDXCカード。専用サイトから「Adobe Photoshop Lightroom」をダウンロードして使うことができる。サイズは幅124.0×高さ69.0×奥行き51.5mmで、重さは約345g。カラーは、シルバーとブラックの2色。価格はオープンで、直営店での価格は21万6300円を予定している。
コンパクトデジカメ「ライカV-LUX40」は、有効画素数1530万画素のCMOSセンサと、35mmフィルム換算で24~480mm相当の20倍ズームレンズ「ライカ DC バリオ・エルマー f3.3-6.4/4.3-86mm ASPH.」を搭載。従来機種よりもダイナミックレンジを拡大し、最高ISO感度3200でも低ノイズな描写を実現する。また、0.1秒で作動する高速AFで、動きの速い被写体にも対応する。
最大記録画素数で毎秒10コマ、最速で毎秒60コマの高速連続撮影に対応。風景をミニチュアのように撮影する機能や、パノラマ撮影、レトロ効果など、クリエイティブな表現ができる機能を備える。また、AVCHDのフルハイビジョン動画撮影にも対応し、動画撮影時でも20倍ズームが利用できる。
撮影地や時刻をExifデータとして記録するGPS機能を搭載。本体に100万件に上る地名やランドマーク名を、また付属のDVDには都市名や地域名を記録した地図データを収録しているので、地図データをメモリカードにコピーしてカメラ側で表示すれば、ナビゲーションシステムとしても使うことができる。
本体背面のタッチパネル液晶で、機能の選択や設定を簡単に行うことができる。また、専用サイトから「Adobe Photoshop Elements」と「Adobe Premiere Elements」をダウンロードして使用できる。
対応メディアはSD/SDHC/SDXCカード。サイズは幅105.0×高さ59.0×奥行き28.0mmで、重さは約210g。価格はオープンで、直営店での価格は7万6000円を予定している。