SCE、PS3やVAIOなどと連携するHDD内蔵ネットワークレコーダー「nasne」

ニュース

2012/04/17 20:15

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、500GBのHDDと地上デジタル・BS/110度CSデジタルチューナーを搭載したネットワークレコーダー・メディアストレージ「nasne(ナスネ)」(CECH-ZNR1J)を7月19日に発売する。価格は1万6980円。

nasne

 本体をテレビのアンテナと家庭内ネットワーク(ホームネットワーク)に接続し、付属のPlayStation 3(PS3)専用TVアプリケーション「torne」やソニーが新たに開発したVAIO専用のナスネ対応視聴・録画アプリケーション「VAIO TV with nasne」を使って、地上デジタル放送やBS・110度CSデジタル放送を視聴・録画できる。

 さらに、SCEのゲーム機「PS3」「PS Vita」、ソニーのPC「VAIO」、タブレット端末「Sony Tablet」、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia」のユーザーは、「ナスネ」を通じて録画した番組をこれらの対応機器で共有できるほか、放送中の番組や録画した番組を家庭内の二つの機器で同時に視聴できる。また、ソネットエンタテインメントが提供する「Gガイド.テレビ王国CHANTORU」と連動し、「PS Vita」やタブレット、スマートフォンなどのモバイル機器から、自宅にある「ナスネ」にアクセスし、テレビ番組の録画予約ができる。

 また、メディアストレージ機能で動画や写真、音楽などをナスネの内蔵HDDに保存し、ホームネットワーク上の各種DLNA対応機器と共有できる。市販のUSB接続のHDDを接続すれば、HDD容量を拡張することができる。録画モードは、DRと3倍に対応。サイズは幅約43×奥行き189×高さ136mmで、重さは約460g。カラーはブラック。

 「PS3」の場合、最大4台までナスネを登録してテレビ番組を同時に録画でき、PS3専用地上デジタルチューナー「トルネ」をすでに持っている場合は、5番組同時録画に対応する。なお、発売にあわせ、「トルネ」用アプリの最新版(バージョン4.0)を提供する。

PS3専用アプリ「torne」が付属。PS3以外のナスネ対応機器でも利用できる

 PS Vita専用のナスネ対応視聴・録画アプリ「torne for PS Vita(仮称)」は、年内に提供する予定。録画と同時に書出し用ファイルを作成する「ナスネ」の特徴を生かし、録画したテレビ番組をWi-Fi経由でPS Vitaへすばやく書き出すことができる。

 VAIO専用のナスネ対応視聴・録画アプリ「VAIO TV with nasne」(ベータ版)は、ナスネの発売に合わせて無料で提供する予定。テレビ番組のライブ視聴・録画予約などに加え、「ナスネ」本体のHDDに録画した番組をブルーレイディスク(BD)やDVDにダビングしたり、VAIO本体のHDD・SSDに書き出したりできる。ホームネットワーク上には最大8台の「ナスネ」を登録でき、8番組同時に録画可能。また、キーワードから広がっていく番組検索機能を搭載する。

 「Sony Tablet」「Xperia」は、それぞれのアプリを通じて「ナスネ」に直接アクセスし、Wi-Fi経由でテレビ番組のライブ視聴や録画番組の視聴ができる。なお、「Xperia」は2012年中に一部機種が対応する予定。